皆さんこんばんは。
今日はコンサートやコンクールなどの本番、とくに吹奏楽コンクールでの本番のステージへ向けた心構えのお話をしたいと思います。
本番で緊張してしまう。それは当然のことです。
しかしその緊張とうまく付き合うと集中力へとつながり、練習以上のパフォーマンスを発揮することが出来ます。
スポーツと全く一緒ですね。
ですのでスポーツ選手の本番へ向けた心構えが本当に参考になります。
ごくごく簡単な質問ですが、
「うまくいったとき」のことをイメージするのと、「うまくいかなかったとき」のことをイメージするのとでは、どちらが良い結果につながるでしょうか?
当たり前ですが、「うまくいったとき」ですよね。
ですので、「うまくいったとき」のことをイメージしやすいように普段からほんのささいなことでも良いので、「成功体験」を重ねていくようにすると良いので、先生はその助けをするべきだと考えています。
ただ吹奏楽の世界では逆のことをしている方がいたりします。
生徒に普段から「出来ていない」や「ダメだ」などのマイナス要因のことばかりを指摘する指導者がいます。
それでは生徒は自信をなくしてしまいますし、本番での緊張が加わればなおさらうまくいく要因が見当たりません。
コンクールでは直接対決はありませんし、審査員がひいきをすることも当然ながらありません。
出来ることはただ一つ、「自分にできる最高のパフォーマンスをできるように準備し、実行すること」その一点のみです。
それが審査員にどう評価されるかは心配するところではありません。
というかしても無駄です。自分ではどうしようもないのですから。
本番で最高のパフォーマンスをするには「自分にはできる」と自分を鼓舞することが必要になります。
そう、自分を信じるのです。
しかし指導者に否定ばかりされてしまっていてはどうでしょう?
「上達の為の指導をすること」と、「ダメなところを指摘すること」とを混同している指導者のお話を耳にするたびに思うのですが、その方々は自分が否定ばかりされたときにいったいどういう反応をするのでしょうね。