「学研のおばちゃん」は大事なブランド 解雇報道の日刊ゲンダイを提訴 |
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大手出版社「学習研究社」(学研)が、日刊ゲンダイの記事で名誉を傷つけられたとして、同紙を発行する「日刊現代」などに1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、今月14、15日付の日刊ゲンダイは、学研が大株主の投資ファンドの要求で、学習雑誌を家庭に訪問販売する「学研のおばちゃん」を解雇する決定をしたかのような記事を掲載。学研は「記事は真実ではなく、大事なブランドである『学研のおばちゃん』を切り捨てたといった風説を流布され、一般消費者のイメージを減退させられた」と主張している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080521-00000962-san-soci |
ニュースの中身自体は置いておいて、この「学研のおばちゃん」という言葉。
確かにブランド価値がありますよね。
子供にとっての"親しみやすさ"を想起させます。
あと、ちょっと意味合いは違いますが「ニッセイのおばちゃん」や「ヤクルトおばさん」というのも同様ですね。
これも「ブランド価値」があります。
この言葉により、その人たち、そして取り扱う商品がすぐに思い浮かびますね
それって、考えてみればスゴイことです。
どれも、最近CMではみないようですけどね
■閑話休題」というか本題です■■■■■■■■■■■■■■■
今、「学研のおばちゃん」「ニッセイのおばちゃん」「ヤクルトおばさん」のなり手を募集しようとしたら、どう表現すればよいのでしょう
募集広告のどこかに「貴女も学研のおばちゃんとして働いてみませんか」というコメントを入れてみましょうか。
間違いなく、掲載規定に引っ掛かりますね。
・貴女
・おばちゃん
どちらも「採用対象を女性に限定している」といことで、『「男女雇用機会均等法」の趣旨に照らし合わせ掲載を見合させていただきます』との連絡が求人広告会社さんからはいるのは間違いありません
これらの職種は現に女性が多いでしょうから、例外規定(ポジティブアクション)などの適用がされるとも思えませんしネ
う~ん、どうやって募集しているんでしょう
せっかくの「ブランド価値のある言葉」を採用広告に使えずにいるんでしょうかねぇ
★今日、思ったこと
もったいない、もったいない
せっかくの「ブランド価値のある言葉=求人の上では、集客力のある言葉=使えば、応募者が増えやすい言葉」なのになぁ
ときとして、「労働者を守るための法律」が、予期せぬところに余波を与えたりします。
法律って、大事だけど、時としてホントにウザイ存在になることがありますよね、うん。