派遣社員の募集を行う時によく「大手○○メーカーでのお仕事」や「大手外資系○○」などの言葉を使います。
これは単純に「大手で働きたい」と思っている応募者の方が多いのと、「派遣先を公にできないが、それでもどういう会社に派遣されるのかを伝えたい」という思惑があるからです。
ではそもそも「大手企業」とは何でしょう
中小企業基本法第二条で規定されている「中小企業」を上回るもの
・製造業、建設業、運輸業その他の業種の場合
→資本金3億円以上or従業員数300人以上
・卸売業
→資本金1億円以上or従業員数100人以上
・サービス業
→資本金5000万円以上or従業員数100人以上
・小売業
→資本金5000万円以上or従業員数50人以上
法律で規定されてそうなのはこれぐらいで、あとは一般的に
株式を上場している企業
→これは一番わかりやすいですね。ただサントリーや竹中工務店のような例外企業も多いですが
特定の業界のシェア上位企業
→具体的な企業は思いつきませんが、きっとたくさんあることでしょう
知名度の高い企業
→食品会社やゲーム、出版社などに多そうな気がします
あたりがあげられるでしょうか
結構、アバウトな区分しかないですね。
法律で大企業に規定されているからと言って、求人広告に「大手企業でのお仕事」「大企業のお仕事」などと書いて、行ってみるとガテン系の会社だったりすると、その求人広告を読んだ人からは嘘つき呼ばわりされてしまうこともあるでしょう。法律の規定上は嘘ではなくってもね、きっと
う~ん、やっぱり「大手企業の定義」って難しいですね
★今日、思ったこと
アルバイトさんを募集する時に、お仕事の概要だけを伝えて、原稿はその広告媒体会社さんが作成してくれることがあります。
そのときライターさんは、大手○○企業でのお仕事です、と私のいる会社のことを書いてくれます。
確かに「大企業」の定義は満たしているのですが、中にいても全然「大企業」にいるなんて感覚はありません。社名を言っても普通の人は知らない会社ですしね。
う~ん、やっぱり「大手企業の定義」って難しいですね