一人当たり国民所得世界第2位という幸せは限定的 | 三上祐一のブログ

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 独自の日本大改革案を掲げる三上祐一のブログです。 なお私はこのブログの著作の一部がウィキペディアの「三上祐一」の項に投稿されることを認める。 http://yuusukeueno.blog40.fc2.com/

 私は、1989年に大学1年生になった。その当時の日本はバブル真っ盛りで、私はその時代の主役では無かったが、それはどのようなものであったかは時代として体感できた。そこで言える事は、一人当たり国民所得世界第2位の幸せは限定的な幸せであった、ということである。つまりそれは真の幸せでは無いということである。しかしそこにおける努力は当然認められるべきである。そしてそれは、日本人が初歩的にクリアすべき事象であった、とも言えるであろう、しかし私はこの件については、少ししか発言権を持たない、なぜならば、実際に汗かいて働いた年月は10年程度であるからである。そして日本では、幕末から2005年ぐらいまでの全ての時代が大切な時代であった、しかし、2006年~2012年辺りまでの、既存の巨大な権力に阿る姿勢の日本は必要は無い、しかしこれらの時代は新しい日本の幕開けのために必要であった負の時代と後の歴史学者は捉えられるかもしれない。

 2012年に日本が新たに据え置くべき目標は、真に世界にとって、有益な発案・意見を言える者、それを現実のものに変える作業(実務)を行う人間の育成である。そこでは、当然何が真に幸せなことなのかを見極める能力も求められる。 人間は、どのような環境に置かれても、最大限に出来る限りのことを行う、という決意を持ち、どういう悪材料も、良材料も有用に活用し、多くのことを生み出そうとすれば、それはある程度は可能なのではないか?ここで、こんな世の中だから、と世の中のせいにし、こんな世の中の、中途半端にあまり正しいと言われないものに巻かれて生きていればいい、と思う人間は、その時点で自分のできることを限定していると言えるであろう。 なお、私は、歴史を通観するに恵まれた時代に生まれた。私の祖父は第二次世界大戦で満州に行き、私の祖母は関東大震災と東京大空襲を経験している。私の父は疎開し、戦後に青春時代を迎えた。私は、高度経済成長のさなかに生まれ、好景気に沸く日本で、学生時代を過ごし、就職難も経験している。 私の時代しかしらない日本人は、物事を総合的に評価できる実力が無い、というところが実際のところであるであろう。多くの欧米人から見れば、私の時代に生まれた日本で活躍しているアーティストのほとんどが、良く物事の本質が良くわかっていないお人良し、と見えるであろう。しかしそれは欧米人にとってはまさしく好都合なのである。 日本人は真の幸せを手に入れるべきである。