読書日記2025-136

僕たちは我慢している

藤岡陽子(著)

[COMPASS2025年5月発行]


僕たちは我慢している [ 藤岡陽子 ]

 

  あらすじ

中学から野球部で一緒だった三人。 千原道人は高校では受験に専念するつもりが、中小企業を営む父の病気が再発した…。 高校でも野球を続けている穂高英信は、総合病院の四代目として期待されているが、医学部受験には及ばない成績に迷う…。 唯一夏の大会を最後に引退した中森揮一は、周回遅れの受験勉強にまったく身が入らず、大学受験を辞めようかとさえ思う…。 もう一人、中一から学年トップを維持する香坂淳平。彼にも思い悩みが…。 それぞれに容易ならざる事情を抱えながらも、彼ら高校男子はどのようにして心を決めたのか--その軌跡と到達点を描く。



  感想

受験ものとの認識だけで読み出したが、思っていた悲惨さはなく、思春期の葛藤?


最難関校に通う高校生たちの、それぞれの苦悩、葛藤、決意。

みんな、我慢している、闘っている、そして未来へ歩き出す。大切な家族、師、友と共に!


《金の角持つこどもたち》からの流れで書かれたようだけど、前作の感想で…



高校生にもなると自分で考え行動することができる。と言うかするべきかも。
対照的な親が出てきたり、余りにも物分かりがいい親だったり、ええ教師だったり

やはり藤岡さんだから、病気や医者も切り離せないのね〜。

ええ大人ならばこう言うだろうなぁ〜と思える場面、心に響く言葉だけど当たり前すぎてちょっとシラケたのは…私の悪魔?(笑)www

ありがとうございましたm(_ _)m