読書日記2025-68

さよなら校長先生

瀧羽麻子(著)

[PHP研究所2024年12月発行]


さよなら校長先生 [ 瀧羽 麻子 ]

 

  あらすじ

亡くなった校長を悼み、「偲ぶ会」が開催されることに。 コンパス、連絡帳……それぞれの縁の品と先生との思い出を描いた連作短編集。


  感想

40年近くも教鞭をとり校長先生にまでなった高村先生

「偲ぶ会」の開催が決まったことから、先生とゆかりのある人たち、教え子・保護者・推し活仲間・娘・以前の同僚などの追想や関わりが書かれた短編集。


亡くなった人のエピソード話…以前にもあったなぁと思ったのが、『未知生さん』

題材は似ていても、悲壮感を感じず色んな教訓が散りばめられていたかな!?


小さい出来事でも何年経っても教え子や保護者の心に残り、でも娘には複雑で一筋縄ではいかない感情を残したけど、"子供(生徒)のため"を信念に寄り添った先生。

こんな先生に出会えたら人生は変わるだろうなぁ!


一歩引いて見守る!
《まずは自力でてきるところまでめいっぱいやらせて、助けを求められたときにだけ手を貸してやる。口を出したくなっても我慢強く待つ。よかれと思って助言しても、かえってペースを乱してしまいかねない。》

頭では分かっていても、なかなか我慢できないのが母親なんだよねアセアセ

ありがとうございましたm(_ _)m