読書日記2024-162
トオリヌケキンシ
加納朋子(著)
[文藝春秋2014年10月発行]

あらすじ
人生の途中、はからずも厄介ごとを抱えることになった人々。 でも、「たとえ行き止まりの袋小路に見えたとしても。根気よく探せば、どこかへ抜け道があったりする。」(「トオリヌケ キンシ」より)
他人にはなかなかわかってもらえない困難に直面した人々にも、思いもよらぬ奇跡が起きる時がある――。短編の名手・加納朋子が贈る六つの物語。
![トオリヌケ キンシ (文春文庫) [ 加納 朋子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8676/9784167908676.jpg)
感想
最後のページで、必ず涙が浮かんでしまいます。
確かに短編それぞれの結末はいいですよね〜♡
六つの物語は短編…
最後の『この出口の無い、閉ざされた部屋で』に微妙に繋がりがあり思わず( ̄ー ̄)ニヤリ
無菌病棟より愛をこめてを読んだ時にブロ友さんから『闘病の経験が生かされた傑作』とお聞きし読みました!
確かにどのお話にも特異な病気や体質を抱えている人が出てくるのは、著者の経験と想いが籠もっていると感じられた!
場面緘黙症•共感覚•脳腫瘍•相貌失認•脳梗塞、そして最後に無菌室
相貌失認のお話しに惹きつけられた!
皆んなみんな平穏に生きたいよねぇ〜
ありがとうございましたm(_ _)m