読書日記2024-141
無菌病棟より愛をこめて
加納朋子(著)
[文芸春秋2012年3月発行]

あらすじ
5年生存率は3分の1。 急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。 抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ
《2010年6月、私は急性白血病だも告知された。 愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張る》
![無菌病棟より愛をこめて (文春文庫) [ 加納 朋子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1905/9784167901905.jpg)
感想
好きな作家さんでもある加納朋子さん。 読友さん情報でご病気だったことは知っていて、いつか読みたいと思っていた本です。
いちばん最近には、『1(ONE)』を読んでメチャクチャ好みだったので、そのシリーズ(駒子シリーズ)も読みたいと思い、その前に著者のことを知るためにこの闘病記を読みました。
『1(ONE)』では"命"の重みを感じたが、それが納得というか、それが当然の経験をされたのには震えがきました!
でもそこが加納さん?作家さん?切実さも何とも明るく読みやすく、時には笑ってしまう表現も多々あり、凄い強靭な精神力だとただただ尊敬です!
あとがきで、《個人の経験をお届けしたい、わずかなりともお役に立ちたい…》という想いでこの本を刊行されたとあります。
私もブログを始めたのは闘病記から。
まずは知りたいんです!
本はもちろん同病の方のブログも読みまくり"知る"
そして、胸の内を吐き出したい!
それから、自分の経験がどなたかに少しでもお役に立てればと思い記録していく。
加納さんの本を読んで助けられた人も沢山いると思います。
また知識として知ることができた人も。
本当にお元気になられて良かった!
ご家族の方の心痛も相当だったと思います。
余談ですが、私も20年前に原因不明の病気のため骨髄液検査をしたことあります。
本当は入院すべきを無理を言って外来で、搾取後7〜8時間寝たきり放って置かれたけど(苦笑)
辛かったなぁ〜
ありがとうございましたm(_ _)m