読書日記2024-153

俺たちは神じゃない

 麻布中央病院外科

中山祐次郎(著)

[新潮文庫2022年6月発行]


俺たちは神じゃない 麻布中央病院外科 (新潮文庫) [ 中山 祐次郎 ]

 

あらすじ

麻布中央病院外科に所属する剣崎啓介は、腕利きとして知られる中堅外科医。 そんな彼が頼りにするのが同僚の松島直武だ。 生真面目な剣崎と陽気な関西人の松島。 ふたりはオペで絶妙な呼吸をみせる。 院長から国会議員の癌切除を依頼された剣崎は、松島を助手に、得意としているロボット手術を進める。 だが、その行く手にはある危機が待ち受けていた──。 現役外科医が総合病院で日夜起こるドラマをとことんリアルに描く、新たな医学エンターテインメント。




感想

先日読んだ医師作家アンソロジ『夜明けのカルテ』の中で、中山祐次郎さんの話がこの本の続編?だったので、本体を読みたいと借りました。


今まで色んな医療もので手術場面を読んだけど、ここまでリアルで分かりやすいのは数少ないかも…

手術場面の臨場感が半端ないわヽ⁠(⁠(⁠◎⁠д⁠◎⁠)⁠)⁠ゝ


著者も消化器外科医として執刀されているから、それも当たり前か?!(≧∇≦)


それ以外にも患者との諸々も当たり前として、上司との関係がややこしい…

そして発散は酒生ビール赤ワイン白ワインロックグラス 

ヘロヘロに酔ってても呼び出されたら手術もするってか…ヤバくね!?


タイトルの『神じゃない』

確かに身寄りのない高齢者を救うか、看取るかなんて外科医一人で決められないと思う。

必ずしも延命だけが医者の仕事ととはならないかと思えた。

現実的にその場で判断するのは担当医なんだから…


"待望の新シリーズ"になるのかな?


ありがとうございましたm(_ _)m