読書日記2024-137
流星さがし
柴田よしき(著)
[光文社2009年8月発行]
あらすじ
京都の人権派弁護士事務所から東京の大手法律事務所に移籍してきた新米弁護士・成瀬歌義。 武者修行と意気込んでいたが、勝手の違うことばかりで、熱意は空回り。 依頼人には嫌われ、挙げ句の果てに関西弁がよくない、とまで言われてしまう。 持ち込まれる案件も一風変わったものばかりで……。 青年弁護士の奮闘と葛藤、そして成長を描く傑作青春ミステリー。
感想
『桜さがし』の続編。
前作で主役の4人の中の歌やんが主役の話でした。
やっと司法試験に合格し、武者修行にお江戸へ
京都人のプライド(?)があちらこちらに見えるのが面白かった!
たとえば、呼び方!
東京の職場では"歌さん"と言われる。
本人の耳には、歌やんと歌さんとでは、ドイツ語と中国語くらいの違いがあるように聞こえるのだ!だと
また、違う章では
ゴーヤとキュウリくらい違うとか
色や形は似ていても、テイストが決定的に違うのである!んだって
そこは京都人として感覚的に分かるけどね
東京や東京人を斜めにみるところがちと痛快かも
歌やんの奮闘記は評価するし、それなりに惹かれたけど何ともスッキリしない結末ばかりで…
想像するしかないのが焦れったい?!
そんで「桜さがし」の他のメンバーがどうなっているのか描かれていなかったのが残念…
そこは他にも続編で出して欲しかったわ〜
ありがとうございましたm(_ _)m