読書日記2024-107

赤と青とエスキース

青山美智子(著)

[PHP研究所2021年11月発行]

 

赤と青とエスキース [ 青山 美智子 ]

 

あらすじ

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。 日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。 二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
●プロローグ
●一章 金魚とカワセミ
●二章 東京タワーとアーツ・センター
●三章 トマトジュースとバタフライピー
●四章 赤鬼と青鬼
●エピローグ
水彩画の大家となったジャック・ジャクソンの元に、20代の頃に描き、手放したある絵画が戻ってきて……。



感想

読まれた方がほぼ絶賛されていた本。

"絵画"がテーマになっていると聞いたので、読まなくてもいいかなぁと思っていたけど、予約数が減ったので読んでみた。


一章を読み、もうひとつ乗れない…

二章を読み、あっ繋がった…

三章を読み、ふ〜ん、ここにも繋がりが…

四章を読み、何かパッとしないな…

から最後に、えっ?!えっ?!びっくり


エピローグ、全ての伏線が回収されました!ビックリクリ気づき

正直、皆さんがそんなに褒められる本なのかと途中まで(ほぼ最後まで)思っていたんですよ。

いやぁ〜、お見事OK

で、『二度読み必至!』にまんまとハマった爆笑

10年ごとの話だったのね〜


読み返すと、また違う思いがフツフツと湧いてきますね!

最近泣けない私が、エピローグでは二人の生き様に温かい想いに込み上げるものがありましたタラー


ひとりの女性の人生で歳を重ねるということは…

何事にも自信のない20代から閉経を迎える50歳までの時間。

《時期がくればいろんなことが変わっていく。いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも私も世の中も》

オーナーの言葉に心奪われました。


スター スター スター 星 スター スター スター


先日読んだ『アトムの心臓』が原作の《ディアファミリー》

映画鑑賞してきました(^^)/



ありがとうございましたm(_ _)m