読書日記2024-91
雨に消えた向日葵
吉川英梨(著)
[幻冬舎2019年9月発行]
![雨に消えた向日葵 [ 吉川英梨 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5096/9784344035096.jpg)
あらすじ
埼玉で小五女子が失踪。 県警の奈良も捜査に入る。 錯綜する証言、意外な場所で出た私物、男に目を付けられていたー情報は集まるも少女は見つからない。 捜査本部が縮小されるが、奈良は捜し続ける。 彼を駆り立てるのは、かつて見知らぬ男に陵辱され、今も心に傷を負う妹の存在だった。 奈良の執念は少女発見に繋がるのか。 警察小説の新旗手、最高傑作。
感想
続編の『虚心』を先に読んだので、やはりこちらも制覇しないとね!
「埼玉県警なのに奈良」プッ
その奈良刑事は既に班長だから、続編からでも問題なく読めたけど、妹の重荷はこちらでないと知れなかったかな…
初っ端から早い展開での事件が起こり、先の見えない地道な捜査。
そして被害者家族の葛藤、周りの人達の有り様…
その中でも、娘の無事を祈り続ける家族に容赦なく浴びせられる誹謗中傷には苦しくなる…
しかし親や家族の絆って凄すぎる!
誘拐事件発生から3年後、警察はほんの些細な聞き込みから犯人を追い詰めるきっかけを発見した!その場面で、私も思わず「あっ!!」カチカチカチ
300頁以上引っ張った展開が、たった10頁で解決した!
簡単すぎないか(笑)
そこがまた潔くて良かったけどね
ドラマの配役が不思議と被らなかったのは、イメージとかけ離れていたからかも?
でもどんな演技なのか見てみたい!
最近は仕事場と家と1冊ずつ違う本を読んでいて(違う意味でのワイルド読み?)、今回はたまたま両方とも子供を守る親の話でした…
ホントめちゃくちゃ親って凄い!
を実感しました。
やっぱり親は子どものためには命を削るし、命をかけるんだとね!
次回も親子のお話で〜す(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m