読書日記2024-19

星を編む

凪良ゆう(著)

[講談社2023年11月発行]


星を編む [ 凪良 ゆう ]

 

あらすじ

『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。


感想

『汝、星のごとく』 の続編であり、スピンオフでもありますね。


前作ではもうひとつ掴めなかった北原先生の素顔を知り、全て納得して飲み込めましたね!ちょっと苦手に思っていたけど180度変わったかも(^_-)


あぁ〜、もっと早くに読んで知りたかったな!

小説現代が我が市の図書館には無くて、本当に残念だった泣

「春に翔ぶ」を読んでもっと好きになったというブロ友さんの気持ちがよく分かりました!


なぜならば…本編の細かい部分を忘れてるシニアの私…まだ半年前なのに…

これはしっかり覚えている時に絶対読みたかったぁー気づき


で、もう一度図書館に予約しようと検索したら…びっくり1000件超えてる

ちなみに2位のは予約してて、

あと30人待ち〜

3位は東野圭吾さんよ

一番人気とは…まぁ納得!

グッときた言葉飛び出すハート
《時間は蛇行する川のようにゆるやかに、あるいはごうごうとながれていく。川幅は次第に広くなりやがて海へ辿り着く。波間から煌めく夜空が広がっている。生きていくということが、そんなふうであるようにと願う夜だった》

前作で私が気になっていたのは、不倫相手の塔子さんが良い人で、暁美の母が悪者扱いだったところ。
暁美を苦しめたのは事実だけど…
彼女に気持ちに寄り添うとやりきれなかったが、その母親が前に進めていたのにはホッとした!
「もう余計な荷物は持っていたくないのよ」の言葉に私もこの物語を完結できました。

こちらも本屋大賞になる価値がありますね!

ありがとうございましたm(_ _)m