読書日記2024-7
からさんの家
まひろの章
小路幸也(著)
[徳間書店2023年8月発行]
![からさんの家 まひろの章 [ 小路幸也 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6744/9784198656744_1_3.jpg)
あらすじ
まひろの家族事情は、ちょっと複雑。 実の両親は幼い頃に離婚。 父親は再婚した母親とともに事故で死亡。 義母の妹に引き取られるも、彼女が結婚した相手の転勤で北海道へ行くことになるが、高校卒業間近だったので、同行せず、新しい父親の母が住む家に引っ越すことになった。
義理の祖母となった三原伽羅は、詩人で小説家で画家で、女優だったうこともある多才な女性。 彼女が住む東京の下町にある古い洋館には、新進の芸術家、建築家志望の学生、バーを営む歌手の女性といった個性的な面々が住んでいる。 新しい環境の中、ユニークな同居人たちとともに暮らすまひろの日常を描く。
感想
先に『 伽羅さんの章 』を読んだけど、やはりこちらから読むべきでした!
伽羅さんでは何となくしっくりこなかった部分、それがこちらを読むと全部当てはまり、あぁ〜損したなぁって気分よ
クドクドした説明も、誰か分かりにくい多数の会話も小路さんらしく、その関係性も人柄も嫌な人が出てこないのが、読んでいてもラクラク〜♫
まひろの実母はどうしようもない勝手な母親だけど、もの凄く気持ちが分かって…そういう選択もあったんだと目から鱗?
私もかなり手さぐりな子育てで、責任感に押しつぶされそうになったこともあったし…
縁が巡ってくる!
なんて素敵な言葉なんでしょう〜
《人生なんて偶然の繰り返しなのよ。縁が巡り巡っているものなの。その縁を感じられるか、大切にできるかどうかで人生の巡りが変わってくるの》
これは人生の教訓となる言葉ですね!
ありがとうございましたm(_ _)m