読書日記2021-38 知念実希人❨著❩

『十字架のカルテ』
[小学館2020年3月発行]

 

十字架のカルテ [ 知念 実希人 ]

 

正確な鑑定のためにはあらゆる手を尽くす――日本有数の精神鑑定医・影山司の助手に志願した新人医師・弓削凛は、犯罪者の心の闇に対峙していく。


第一話「闇を覗く」 歌舞伎町無差別通り魔事件の犯人。

第二話「母の罪」 生後五ヶ月の娘を抱き、マンションから飛び降りた。
第三話「傷の証言」 高校中退後、自宅に引きこもって、姉を刺し逮捕された。
第四話「時の浸蝕」 傷害致死で起訴されたが、精神疾患の疑いが。
第五話「闇の貌」 同僚を刺殺した。過去にも殺人事件を解離性同一性障害、すなわち多重人格と診断され不起訴となっていた。


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精神鑑定のベテラン教授と見習い助手。

鑑定を受けた人達の診察で、心の闇を覗きながら解明していく、心理ミステリーかな?


医療もの、特に心理学的なのが好みの私。

だけど、統合失調症と鬱病の違いも曖昧でした。


精神病と心神耗弱とは、基本的に違うんですね…。


「心神喪失者の行為は罰しない、心神耗弱者の行為はその刑を減刑する」刑法三十九条


精神疾患の鑑定には、専門の施設に入院させて二ヶ月くらい時間をかけて行う「本鑑定」と、30分程度の面接で鑑定を行う「簡易鑑定」があり、殺人などの重大事件以外は簡易鑑定がメインであることも初めて知った。


また、犯罪行為を行った精神疾患患者の触法精神障害者が無罪になったあと、精神科病院に措置入院となり、医療に丸投げとなって司法は関知しないことなども知らなかったので勉強になると同時に、割切れない気持ちも味わった…。


現役の医師でもある知念さん、私のような無知な者にもわかり易く書かれてます。


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原作を読んで、ぜひ見たいと思った映画だけど、コロナ禍で見に行けなかった

『フクシマ フィフティ』

昨日テレビ放送がありました。


リアル感のある映像に、心がザワザワ…

天気も荒れていたのもあって、なかなか寝られなかった。


改めて、私達を助けてくれた作業員さんたち、ありがとうございました!




ありがとうございましたm(_ _)m