エジプトの旅行会社 トライウェイズトラベルです
ある写真を見つけて
これは次の休みの日に行かなければ!!と楽しみにしていました。
ムハンマド・アリーモスクのあるシタデル内に軍事博物館があります。
聞いた話では、元はムハンマド・アリーの365部屋あるらしいハーレム宮殿でした。
以前は、大奥のような意味合いの宮殿なのだろうと思っていたのですが
ハーレムは、ハラムレクという家族やプライベートな空間だと今なら分かります。
こんなに美しかったっけ!?
外観のそっけなさとは裏腹に軍事博物館内の美しさにあらためて驚きました
(開いてから、3度リノベーションされているそうです)
入口を抜けると、
軍事博物館なので、古代から近現代まで戦いにちなんだ展示物
軍事にあまり興味がないのですが、
ムハンマド・アリー朝のそれぞれの部屋が設けられていたり、
ファルークが革命で退位させられたときの署名だったり、
その日の新聞があったり、前は目に留まらなかったものがありました。
お部屋によって違った天井や飾り窓、壁紙に目が行きます。
ムハンマド・アリー様まで、まもなく!?
直行せずに、自分をじらしながら、楽しみ増し増し
来た~!!!
きゃぁ~
あちらに見えるのはムハンマド・アリー様
ムハンマド・アリーがいる部屋です。立派な天井
最近開いたらしいこの部屋は特別素晴らしかったです。
ムハンマド・アリー様から見えるお部屋の景色です
お部屋の中に噴水。
風雅なつくりです。
あ、ここは、きっと子孫のハサン・ハサンの
『In the House of Muhammad Ali A Family Album 』の
本の表紙になっているお部屋だ
水が散って、床が濡れているのが分かります
噴水の側面
壁紙も、写真の感じです。
今、置かれている赤の椅子はなかったもよう
ムハンマド・アリー様は、写真で見たよりチープな作りが残念でしたが
〆にムハンマド・アリーモスクへ行き、
お墓を眺めてきました。
南京錠までつけられて誰か侵入したのかしら!?
以前いた会社で書いたブログ
このハーレム(アル・ハレム)宮殿の成り立ちが知りたいのに、なかなかわからず、
Egyptian National Military Museum のウキペディアでやっとわかった!
と思ったら
~1872年にムハンマド・アリーによって建てられた宮殿~とありました。
80歳で亡くなっているムハンマド・アリーが103歳の時の話やないかい!!
孫のイスマイールの治世でした。
ムハンマド・アリーが手掛け、孫の代で完成したということでしょうか。
ムハンマド・アリーから続いたシタデルでの政治機構を
アブディーン宮殿に移したのがイスマイールでした。
イスマイールは10年を費やし1874年にアブディーン宮殿をつくりました。
ムハンマド・アリー様目当てに軍事博物館へ来たけれど、
モスクの目の前にあるムハンマド・アリーの住居だったガウハラ宮殿(1814年)よりも
大きなこちらのハーレム宮殿は、ムハンマド・アリーはかかわりがなかったのかもしれません。
ムハンマド・アリーモスクがあるシタデルで、
イスマイール(人形)がいるよりインパクトがあるのは確かです