カイロマリオットホテル&オマル・ハイヤーム カジノ

1869年にエジプト総督イスマーイール•パシャによって建てられた元は宮殿だったホテル。
1879年には債務を抱え、国に没収され、その後、次々と持ち主が変わり、1961年ナセル大統領の時代に国有化され、
オマル・ハイヤームホテルとなりました。
いまから52年前のことです

宮殿がつくられた目的は当時巨大プロジェクトだったスエズ運河の開通式のため
迎賓館としてつくられました。
スエズ運河は同年、11月に完成しました。
11月17日午前8時に開通式が行われました。
開通式の賓客、フランス皇帝ナポレオン3世とその皇后ウジュニーでした。


エジプト総督イスマイールは

彼らのために、ゲジーラパレスをベルサイユ宮殿に似せてつくるよう建築家に指示を出しました

イスマイールは見栄っ張り

フランス皇后ウジュニーに横恋慕していたという話もあるそうです

ギザのピラミッドを見る彼女のために突貫工事で道路をつくったとか

イスマイールの息子の墓内には、なぜか、ウジュニーが座ったといわれる椅子が置かれています

このゲジーラパレスももとい彼女のために建てられたものかもしれません

オペラ『アイーダ』はイスマイールが作らせ、初演をエジプトで開きました。
初演がエジプトって当たり前な感じしますけど、フランスで初演される予定だったそうです


ウィキペディアに一言だけ書かれていますが、オペラ『アイーダ』の初演の場所がこのゲジーラパレス

ホテルに確認をすると、ここマリオットホテルのガーデンで催されたそうです


あれ

本当かな

同じくイスマイールがつくったカイロオペラハウスの前衛、
ヘディーブオペラハウス、オペラスルタニーンも宮殿と同年に完成。
アイーダ初演は1871年12月24日だそうです。
杮落としは何の演目だったんでしょうか。
スエズ運河も開通、オペラハウスもオープン後の初演。
オペラスルタニーンで初演
それともゲジーラパレス
それにしても、イスマイールがオペラ『アイーダ』に注いだ情熱たるや

初演の会食ためにリチャード・ジノリに食器をつくらせました。
その初演にもウジュニーが招かれたそうです




ちなみにメナハウスオベロイホテルも、以前はこの宮殿と同年に完成したイスマイールの狩猟のための建物でした。
現在、宮殿だった当時の栄華を見られるのはメインエントランスである中央部分

眼鏡を拭く布
アメニティに添えられているコットンの絵も当時の宮殿のイラスト

ここからの写真なら、イラストの雰囲気が出ています


当時の外壁の色は何色だったのでしょうか。。。


古いままで残っている(と説明された)一部をご紹介します。

重厚な天井

落ちてきたらひとたまりもなさそうな鏡

キレイ


うひゃひゃ

フランス皇后ウジュニーとナポレオン3世の並んだ肖像画

以上はサラヤ・ギャラリーという
フレンチが食べられるレストラン内の様子です。
ベルサイユを模して作らせた云々の箇所は現在どこなのか

ここはイスラム建築とヨーロッパ風の折衷様式のようです

現在のホテルに話を戻すと

宮殿だった中央部分をはさむように立つザマレックとゲジーラという2つのタワーがあり、そこがホテルのお部屋になっています。
スタンダードのお部屋

部屋からの眺めは


眼下にカイロの高級住宅街ザマレックという街とナイルが一望できます。
ザマーレックにはおみやげに最適な雑貨屋さんがあったり、おしゃれなお店でエジプト料理が食べられたり、おいしいスィーツのお店があったりとぶらぶらするのが楽しい街です

歴史あるホテルに泊まり、街歩きやホテル内散策もおもしろいのではないでしょうか
