ROD STEWART 2024.03.20 ARIAKE ARENA | triste1980のブログ

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好きな音楽や行ったライブについて書いてます。

それでは遅くなってしまったが、3/20に有明アリーナまでロッド・スチュワートを見に行ってきたので、いつものように感想等書いておきたい。
なお、順番としては3/6のスライダーズの方を先にアップするべきだが、スライダーズはまだツアー中なのでネタバレ防止のためツアー終了後にアップします(すでに書いてあります)。

ロッドは昔から聴いていたが、決して熱心なファンではなかった。何度も来日しているが今まで一度も見たことなかったし。それでも2013年に出た「TIME」というアルバムがすごく良かったのであらためて惚れ直し、初期のマーキュリー時代のアルバムのBOX SETやワーナー時代のアルバム14枚のBOX SETなどを買い込み、あらためて聴きこんだりしていたし、「TIME」以降のアルバムはリアタイで購入して聴いていた。

そのため今回の来日公演も決まった時から気にはなっていたのだが、3月は既にベビメタ(2日間)、スライダーズとライブの予定が詰まってしまっており、当初は諦めていたのだが、うまい具合に仕事の都合がついたので見に行くことにしたのだ。
そういう訳でチケット購入が遅くなったせいで、発券した時はスタンド4階と書いてありビビったが、中に入ってみたら最前列だったこともありわりと見やすかった。表記は4階だったが実感としては3階だったし。

ライブは開演時刻をちょっと過ぎた頃に始まった。最初にバグパイプ風のオープニングインストから始まり、1曲目は「INFATUATION」だった。セットリストはいつものように最後に書いておくのでそちらを参照してほしいが、初っ端から「INFATUATION」「OHH LA LA」「THIS OLD HEART OF MINE」と大好きな曲の三連発だったのは嬉しかった。

初めて見るロッドはそれほど腹も出ておらず動きも良さそうで、とても79才とは思えない若々しさだった。
バンドは大所帯で、センターのロッドをコーラス3名、楽器の3名の美女が両脇を固め、さらにギター2本、ベース、ドラム、キーボード、パーカッション、サックスの男性陣が支える構成。
この3名の女性の演奏陣が良かった。曲によってはバイオリンやハープなどでサウンドに彩りを加えていた。
またコーラス3名にもロッドのお色直しタイムで2回ロッドなしで出番があったし、バンドメンバーにもそれぞれソロを披露する機会があったりと、バンドメンバーを大事にしているのが感じられた。

また「久しぶりにやるんでナーバスになってる(だと思う)」と言って大好きな「PASSION」をやってくれたのは嬉しかった。おそらく歌詞に「TOKYO」が入っているための日本公演のみのサービスだと思う。
また「YOU'RE IN MY HEART」では歌詞にロッドが大ファンのサッカーチーム「セルテイック」が出てくるのだが、その曲に合わせて映された映像にはセルティックで活躍している日本人選手の前田大然や古橋亨梧が映っていたのも嬉しかった。

他にも「I'D RATHER GO BLIND」では「この曲はフリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーが俺より先に歌ってたんだ」と言って彼女の写真を映して追悼の意を示したり、「IT TAKES TWO」ではデュエット相手だったティナ・ターナーの写真を映したりと、ロッドのいい人ぶりが感じられる演出もあった。
そういう意味では、個人的にはジェフ・ベックといっしょにやった「PEOPLE GET READY」も聴きたかったが、何か理由があって漏れてしまったのだろうか。

また「FOREVER YOUNG」「I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT」「YOU'RE IN MY HEART」など(他にもあった筈)客席に歌うよう促すパートが予想以上に多かった。特に「I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT」のそれは感動的だった。

本編は大ヒット曲「DA YA THINK I'M SEXY?」で締め。アンコールは1回でやはり大ヒット曲の「SAILING」に続いて「SWEET LITTLE ROCK & ROLLER」で自らのロックンローラーとしての原点を最後に示して終了。

そういう訳で、アンコール1回で約2時間ちょっとの素晴らしいでした。上述したようにサービス満点で、ロッドのエンターテイナーとしての才覚といい人感が詰まったライブでした。
聴きたかった曲はまだあったけど、大好きな「OHH LA LA」「MAGGIE MAY」「DOWN TOWN TRAIN」「THIS OLD HEART OF MINE」「BABY JANE」「I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT「YOU'RE IN MY HEART」「DA YA THINK I'M SEXY?」「SAILING」といった曲が聴けて満足でした。

肝心のロッドのボーカルの調子は良さそうだったが、曲によっては苦しそうなところもあり、やはり年齢には勝てないと思わされたが、それでも稀代のボーカリスト&エンターテイナーのライブを初めて生で見ることが出来て幸せだった。


ROD STEWART 2024.03.20 ARIAKE ARENA
01.INFATUATION
02.OHH LA LA
03.THIS OLD HEART OF MINE
04.IT'S A HEARTACHE
05.FOREVER YOUNG
06.HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN?
07.BABY JANE
08.THE FIRST CUT IS THE DEEPEST
09.MAGGIE MAY
10.PASSION
11.I'D RATHER GO BLIND
12.YOUNG TURKS
13.DOWN TOWN TRAIN
14.I'M SO EXCITED (BACKUP SINGERS)
15.I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT
16.YOU'RE IN MY HEART
17.HAVE I TOLD YOU LATELY
18.LADY MARMALADE (BACKUP SINGERS)
19.IT TAKES TWO
20.SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK
21.DA YA THINK I'M SEXY?
(ENCORE)
22.SAILING
23.SWEET LITTLE ROCK & ROLLER