モニターからお問い合わせを頂いた件

4月にマジ軽ナットのモニターを募集しました。

目的は二つありました。一つは商品の名前や効果の周知を広める、実体験してもらう。

もう一つは、実際の使用に際しての問題点、改善策の吸い上げ(情報収集)と対策です。

後者はテストドライバー時代に毎日やっていた事ですから、得意分野。モニターの方から早速問い合わせを頂いたので、お知らせします。

モニターの方からこんなご質問を頂きました。ロードバイク愛好者の方で、マジ軽ナット 仏式バルブの取り付けの質問でした。

ホイールはチューブレスタイプですから、ホイールリムにエアーバルブが固定してあります。

その「エアーバルブが黒く塗装されているままで、取り付けて問題ないかはてなマークという趣旨の質問でした。ご丁寧に、使っているエアーバルブの写真も送って頂きました。

マジ軽ナット販売に際しては、ただ出来上がった商品を売るだけではなく、約10年程前から開発に協力していますので、その理屈や経緯も良く知っています。

特許を取ったという事は、今まで世の中になかったものですから、説明が必要な商品です。

なので、理屈や特許取得までの道のりを、「電気の話」シリーズ、”その2”から読んで頂きたいのです。ダウン

”その2”以降に、特許を取得するまでの詳細な道のりを書いています。ふとした疑問から思いつき、開発して特許が取れた。なかなかそのような話を知る機会は少ないのではないでしょうかはてなマーク

私のような工業製品に関わった方なら、アップの解説で簡単にお分かり頂けると思いますが、そういう分野に疎い方の方が多いと思いますので、簡単に説明をしますね。

 

マジ軽ナットはタイヤの静電気を放電(除電)させる部品です

つまり、タイヤ右矢印エアーバルブ右矢印マジ軽ナットまで静電気が流れなければ、放電できません。(タイヤにはカーボンが混ぜられているものの、テスターで導通は確認は出来ません)

通常の塗装は電気を通しませんから、「マジ軽ナットの取り付け部分だけ、塗装を剥がす必要があります」と返答しました。具体的にはダウンのような内容です。

「ホイールリムやエアーバルブの塗装を剥がす部分以外は、ビニールテープでマスキングをし、取り付ける部分だけを幅が狭くて硬いワイヤーブラシで塗装を剥がして下さい」とアドバイスしました。

塗装されているエアーバルブのユーザーは少ないと思います。自転車用は英式・仏式・米式バルブがあり、中にはこの例ようにチューブレスになっているものもあります。

当ブログ、「”マジ軽ナット” 車いす用米式バルブについて」で書いたように、自転車には特に日本メーカー、海外メーカー製の多種多様なタイプがあります。

使用状況によって取り付けが出来ない物、今回のようにエアーバルブの仕様によって、処理が必要なケースもあります。ユーザーからの情報は貴重なものです。事前にお問い合わせを頂ければ、アドバイスもしやすいので、ブログをご覧頂いて情報を得て頂きたいと思っています。

注意点はショップの各商品ごとに書いています。ダウン

分かりやすい効果の比較方法についてはダウンで書いています。

最近の若い人は、動画でさえ短くないと見る気がしないそうですが、モノを作るには長い時間と忍耐と努力が必要です。すぐ結果が分かる、瞬間だけ楽しむのもいいですが、それで未来はあるのでしょうか?

ノーベル賞なんて40年、50年研究して賞を取れるなんて当たり前です。長い時間をかけて物事を見る、考える事も重要だと思います。

なんか心配になって来ました。