中学受験では色々なものが対立軸として取り扱われる。
努力 vs 生まれつきの能力
管理 vs 放任
基礎重視 vs 応用力重視
機械的反復 vs 自由発想
パターン刷り込み vs 考える力育成 などなど…
教育を職とされる方々の意見もバラバラだ。
そして先生たちの主張は激しい。
メッセージを明確にするためだろうが、
しばしば対立側を完全に否定するような論旨を展開する。
先生たちの事情はともかく
私たち親がこうした問題でどちらかの陣営に与する必要はないだろう。
特定の先生の使徒となってしまう親御さんをよく見るけど
自分の子の将来を考えれば
「どっちも大切で、肝心なのはそのバランス」としか言いようがないと思う。
そしてそのバランス、あるいはバランスを取るための対策には
やっかいなことだが、一般的な公式は存在しないのだろう。
子どもの性格、能力、現在の学力、志望校の問題のタイプや科目の配点、
親の能力、子どものために割ける時間、入試までに残された時間 …・・・ ・
そうしたものは常に流動的で、対策も一般論は成り立たないと思う。
色々な教育論議の中で、私たち親が神経質にならざるを得なかったのは
「機械的反復やパターン刷り込みなどをやると、考える力が阻害される」
という主張だった。
「どっちも大切」と思っていても、
片方が、もう一方の伸長を阻害してしまうというのではバランスは取れない、
大問題だ。
ある先生はそれをニューロンやそのネットワークを使って
不可逆的な阻害として説明していたけど、
いくらなんでもそれはトンデモ系の奇説に過ぎないと思う。
でも、「悪い癖」 というのは確かに存在するし、やっかいなものだ。
「悪い癖」・「悪いフォーム」は、たとえ可逆的なものであっても
修正に要する労力や時間を考えれば、絶対に避けたいものだ。
「機械的反復」というものが、「悪い癖」に堕しやすいのかどうかは
私には全然わからない。 でも、慎重にならざるをえなかった。