2014私選アニソン10~後編~ | closest sky

closest sky

思考に指向を持たせるための何か。

♪「もうそう♥えくすぷれす」花澤香菜

10曲のうち1曲キャラソンを入れようと思ったのだが、このインパクトに勝るものはなかった。
前作「恋愛サーキュレーション」との対比もさることながら、ヤンデレに振り切った花澤香菜の歌唱が怖すぎる。
危険な歌詞と不安を誘う曲調なのに、コーティングはあくまでも可愛らしいシュガーボイス。
冒頭の含み笑いを聞いてしまったら、もう最後の「ドキドキ」まで耳を任せるしかない。



♪「禁断のレジスタンス」水樹奈々

友人が「漢字とカタカナがタイトルの曲の神曲率は高い」と話していたが、この曲が正にそうだった。
牧歌的な始まりから一転して、熱く激しく盛り上がる流れはアンジュの転身ぶりをよく表している。
昨年末の展開を見て、『呆れるほど信じ抜いて無様に笑いたい』のセンテンスに痺れた。
1番と大サビの後のみ挿入されるCメロは掛け合い込みでとにかく熱い。
余談だが、TV放送バージョンの歌い終わりがCDのそれよりも好きなので、いつかどこかに収録されて欲しい。



♪「凛麗」喜多村英梨

サビのリフレインが印象的で、一度聴いたら病み付きになってしまう謎の中毒性があった。
飛ばさず聴きたくなるEDは稀だ。
静かに麗しく謳い上げる1番から一転、ロックサウンドで激しく凛々しく熱唱する2番という「静と動」の対比がこの曲の魅力であり、これを表現できる喜多村英梨の歌唱力は流石だ。
この振り幅の広さは、超展開を繰り返す本編に相応しいものだったと思う。



♪「それは僕たちの奇跡」µ’s

最早説明不要だろう、2014年だけで数々の奇跡を生み出したµ’sを象徴する曲である。
ぶっちゃけ、数あるラブライブの曲から1曲に絞るのは相当な労力が必要だった。
新田恵海の明るく力強いハイトーンボイスで幕を開けるこの曲は、アニサマで、「MUSIC JAPAN」で、あのキラキラした世界観を完璧に再現してくれた。
学年ごとの歌唱パートは1期より更にそれぞれの心情に沿ったものとなっており、3年生の『ただの思い出それだけじゃ嫌だよ』のパートは堪らなく切なくなる。
明るさの裏にある『今だけの青春』をしっかり表現したこの曲は、ラブライブの新しい代表作になるはずだ。



♪「fermata~Akkord:fortissimo~」fripSide

個人的に、近年参加した中で最も印象的だったライブの1発目だったこともあり、2014年で一番リピートした曲だった。
このfortissimoシリーズはどの曲も非常にツボなのだが、3曲全て通して聴くと南條愛乃の歌唱力と表現力の向上をはっきり実感することができる。
それはSatに対しても言えることで、どんどん複雑になっていくのにキャッチーさを忘れないバランスが素晴らしいと思う。
サビの半音上がるところはfripSideの定石なんだからいい加減慣れろよと思うのに、今回もまた鳥肌が立ってしまった。悔しい。
そして、ピークを軽々更新していく2人の2015年に期待せずにはいられない。