パワハラを受けて、危うく自分の結婚式に参加できなくなりそうに | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

私が、若い時の話です。当時赴任していた病院の上司は、パワハラを行う事で有名でした。


私は、彼に目をつけられていました。

どうもライバルの医師と親しくしたのが、気に食わないらしくて。


彼は、診療科のトップだったので、私と同じ医局から派遣された先輩も

影響を受けて、私にからもうとしません。


私が、結婚式を挙げる事になりました。

結婚式に、彼を招待しますが、拒否されました。

彼が参加しなければ、同僚医師は参加するはずありません。嫁側は、会社の関係者を招待しようとしましたが、バランスを考えてやめてもらいました。ここまでは、まだ我慢できました。


結婚式の前日でした。私の患者さんで

出血性胃潰瘍の方がいました。その方が、再出血を繰り返し、内視鏡を数回行いました。

一応止まりましたが、まだ余談を許しません。

気がつけば、夕方6時です。その日は、飲み会があり、彼を含めて他の医師は、すでにいなくなっていました。誰も私に話しかけてもきませんでした。

これは、もう結婚式に私が行く事は、できないと思いました。患者さんの生命に危険があるわけですから。

嫁にも連絡しました。自分の結婚式に参加しなくても、問題あるとかないとか考える余裕なんてありませんでした。


そんな時です。ある先輩医師が、私に声をかけてくれました。医局からではない方でした。

結婚式だろ。俺やっておいてやるから

安心しな。


捨てる神あれば、拾う神あり

これでした。


本当に、今でもありがたい気持ちでいっぱいです。そんな感動を味わっていたところ

病院に上司から連絡がありました。


テメェ、申し送りをしてねーそうじゃねーか

それなら結婚式、新婚旅行参加させねーよ。


申し送りなんてする余裕なんてなかったんです。でもパワハラな彼に通用しません。


飲み会会場に出向き、頭を下げて

申し送りをしました。何かとてもミジメな気持ちです。


何とか、結婚式などは参加できましたが、

今でも、その時の事はいろいろ考えます。


私は、これで学びました。


まわりに困ったヒトはいないか

アンテナをはり、できる事は、してあげよう。

自分でしかできない事があるかもしれない。


いくら嫌いでも、やっていい事の限度というものは、ある。


結婚式など人生の節目のイベントは、

一生記憶に残るもの。他の方のイベントには

きちんと誠意ある対応をしよう。


ちょっと書いちゃいました。



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