医療費よりスカパー! こうしなければいけない患者さん | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

私の外来患者さんの話です。


この方は、もうカラダボロボロです。

その背景に、著明なビタミンD欠乏などがあり、サプリメントをおすすめしています。

また、貧血もあり、内視鏡検査などもやるように言っています。


でも、全て拒否です。

なぜなら、お金のためです。


この方は、ある事故で障害が残り

障害者年金で暮らしています。


それでも、できるのではといろいろ聞いてみると、こうなのです。


猫をたくさん飼っていてエサ代がかかる。

スカパーの契約料がかかる。


猫のエサ代は、しょうがないにしても、

スカパーはどうなんだろう。。。

これ解約して健康のための出費にしては

どうか? と聞いてみました。


先生、それは無理。このようなカラダになり、

外で楽しめないのだから、せめて

スカパーぐらい楽しまないと生きている意味ないよ。


これには、反論できませんでした。

その楽しみがあってこそ、生きている、

そんなものすごい大事にしているものを

これ以上強要はできないと感じました。


猫を含めて、生きるために不可欠なのでしょう。


生きる楽しみと健康を天秤にかけなきゃいけない方が、日本にはいる、これも日本の医療の

現実の一つですね。



 

 


Donoban