咳のしすぎで 胸が痛くなったら これかも 再掲載 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

 

これから 冬になります。風邪にかかる方も増えると思います。

そんな時期に多い症状について説明します。

 

風邪で咳をたくさんします。

その後から 体を動かしたとき それこそ 咳をした後などに

胸が痛くなったと受診する方が います。

印象としては やせた方に多いように感じます。

 

これは 肋軟骨の損傷をきたしている可能性があります。

人間は 肺のまわりに肋骨をめぐらせて 守っています。

固い骨だけだと 肺を広げる事ができないため 肋骨の前側の部分が

軟骨になっています。これを肋軟骨といいます。これは柔らかく 変形できるので呼吸をし 肺を拡張させるには もってこいの機能です。

しかし 弱点があります。やわらかいがために 折れたり ひびが入ったりしやすいのです。

 

咳をすると じつは 結構な力が肋軟骨にかかり 折れたり

ひびが入ったりします。

 

診断は 損傷をした肋軟骨の部分を触診すると痛がります。

CTやX線では 軟骨なので うつりません。

診察をしない医師から 原因不明と言われるかもしれません。

 

治療は 時期がきて 損傷が回復するのを待つしかありません。

 

こんな病気ある事を一応 知っておいてください。

 

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)