病院勤務医師は2種類 医局派遣医師か そうでないか | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

病院で勤務する医師は、2種類います。

それは、医局派遣か そうでないか。

 

医局とは 大学病院教授を頂点とする集団です。

各大学病院 各科に医局は存在し 病院側が 医局に

医師派遣を依頼し、教授がそれを受けて 傘下の医師を派遣します。

 

大きな病院は 医師の相当数 この医局から派遣を受けています。

 

医局派遣の病院側のメリット

1) 安定した医師の人数の確保ができる。

2) 大学病院とのつながりができ 患者さん紹介ルートができる。

3)変な医師なら 医局にお願いしてチェンジ可能

ざっとこんな感じです。

 

デメリット

1) 医局都合により 急な人員削減や引き上げにあう

2) 専門医志向が強く 専門以外は診療を拒否する。

3) 預かった医師に 強く注文できない。

 

このデメリットがあるので 最近 病院は、自前で 医師を募集し確保します。私のような立場の医師は このようなすき間に入り込んで生業をたてています。これは これで 中々 自分にあっていて面白いです。

 

確かに 医局派遣医師は 優秀な方多いです。でも医局と関係しない

医師の中にこそ、とんでもないモンスター級の実力の医師がいます。

守られていないと人間とんでもない進歩をとげる事もあるのですね。