自宅での病状把握にこつ こうなったら 病院受診した方がいい | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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最近  コロナ感染でも 入院できず 自宅療養になる方がいるようです。

 

今回は、自宅で このような状況になったら 絶対 病院受診した方がいいというものを書きます。

 

自宅で 判断できるのは 主にバイタルサインというものです。

バイタルサインとは

            脈拍  体温   呼吸   (血圧計あれば血圧)

            です。

これらを判断する前提として 日ごろから 脈拍 体温ぐらいは

測定し 自分の正常値を確認しておく事をお勧めします。

ちなみに  脈拍は 手首の動脈にそって反対側の手の人差し指と中指をおき 拍動を15秒間数えます。それの4倍が1分間の脈拍数です。

 

脈拍  

基本的には 100回/分以上が持続する場合は 受診した方がいいと思います。発熱していても 100回を超えるのは まずいサインです。また脈拍がもともと60回ぐらいの方が40回付近になってもまずいです。

 

呼吸  

基本的に正常であれば 12回/分ぐらいです。これが20回

つまり3秒に1回くらいの速さになった時は まずいです。

とくにコロナ感染や 他の発熱疾患でも 頻呼吸は まずい病状を

示唆しますから 速やかに受診ください。

 

血圧

血圧計があれば 上の血圧が80をきった時はやばいです。

これはショックに該当します。上の血圧が200を超えた時も一応

受診した方がいいと思います。

 

なお 上記に該当しなければ 安心という訳ではなく

該当しなくても 適宜受診をご検討ください。