脂肪肝と献血 再掲載 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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今日は、脂肪肝と献血の話です。これだけだと、何だかわからないと思います。でももしかしたら、脂肪肝の患者さんは、献血で、世のためとなるだけでなく 自分のためにもなるかもしれないのです。

 脂肪肝のひどいやつをNASHといいます。日本名は非アルコール性脂肪肝炎です。

これは肝臓に脂肪がつくだけでなく、脂肪が悪さをして肝炎を起こし肝硬変になってしまう

病気です。脂肪肝なのに肝臓の数値が高い人などが危険因子です。NASHの患者さんは、

ある一定の割合で鉄分が体の中に余っているという研究結果がでました。この鉄分のあまりを少なくすれば 肝臓にいい影響がでるという研究が行われ、効果がありそうな流れです。鉄分は血液の材料なので、献血で血液を体から出せば、造血がさかんになり 余分な鉄分が使われます。そうすれば 肝臓よくなるかもしれません。

 

take home message   

脂肪肝の人は、献血に行け


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