風邪って 難しい | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

 感染するものをばい菌患と世間では、言いますが、これは 、ウイルスと細菌からなります。これに関し患者さんによく説明で使う言い方があります。ウイルスは、浮気ものだから、いろいろな所に入る。けど重症はしにくい。細菌はストイックだから、いろんなところには、行かないけど、一つのところでこつこつ足場を作るから、厄介で重症化しやすい。と

 風邪は、医学病名は急性上気道炎と言いますウイルス感染の一つです。なので上記にあるように 症状がでるところが普通数か所です。鼻水 咳 喉痛 のできればすべて確認できれば風邪と診断していいと思います。細菌よりは重症化しにくい傾向ではあります。

 ではさっきの3つの症状のうち1つしかない場合は、風邪としていいでしょうか?それはNOです。よく勉強していないDrが診察も十分せず 問診で確認しないで風邪と安易にしてしまう事があります。しかし、これは間違いで 扁桃腺炎 肺炎

など細菌感染であるケースはよくあります。これはほんと怖いです。患者さんも、このような診断にならないように よく注意して医療機関を選んでください。

 また風邪の症状と特に注意してほしいポイントがあります。

一つ目は、killer throaというものです。文字どうりすぐに対応しないと死んでします疾患を指します。特に咽頭痛の時です。その時は、必ず唾を飲んでみてください。唾をのんで痛みが悪化しなければ要注意です。それは、心筋梗塞、くも膜下出血 大動脈解離などの 命に関わる疾患の可能性が高まります。また唾をのんであまりに痛い、もしくは唾飲み込めない、

口が開けられない場合も要注意です。扁桃周囲膿瘍や頸部の細菌感染の可能性があります。

二つ目は、double sickningです。これは、一度目の感染は

上記の3つがあるなど風邪でたったのですが、一度よくなった後に数日後 発熱するケースです。このぶり返しは、かなりの確率で細菌感染が新たに生じたと思われます。(肺炎や副鼻腔炎など)

 風邪の症状で、医師が考えている事は、こんなところです。

参考にしてくれたらうれしいです。