英国大使館別荘でティータイムも!日光中禅寺湖の紅葉を展望台と遊覧船から眺める | サラリーマンおやじのさえずり小鳥っぷ(小旅行)

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紅葉で有名な日光を訪れるべく夜中に長野を出て一路日光を目指したのであり。何せ日光と言えば恐怖のいろは坂渋滞が代名詞になっているので渋滞する前にと考えたのです。先ず目指す目的地は「明智平」で、ここに車を停めれるかがこの後の行程を大きく左右します。明智平ロープウェイ駐車場は営業時間と同様9時からということ、しかしトイレ休憩用の駐車場は終日解放とのことでここに停めるために早く出発したのです。

 

5:30に到着したのにすでにトイレ休憩用の駐車場は満車で驚いたのだが、なんとロープウェイ駐車場が終日解放されているではないか!難なく駐車することができたのです。運行開始時間も10分ほど早くなりましたが、それまでの時間、駐車場奥の展望台から御来光を楽しんでいました。

 

 

男体山も赤く染まりモルゲンロードが見れます。

 

 

おっと下を見るとコンクリートの遺構のようなものがあります。これが「日光鋼策鉄道(ケーブルカー)遺構」です。日光鋼策鉄道は馬返~明智平間(1.2Km)で昭和7年(1932)8月に営業を開始し、翌昭和8年(1933)11月に営業を開始した明智平ロープウェイとともに交通の利便性が向上しました。しかしながら昭和40年に第2いろは坂が開通し自動車が主流となるなか昭和45年(1970)3月、開通から38年の歴史に幕を下ろしたのでした。

 

 

第2いろは坂をほぼ上りきったところにある標高1274mの明智平の名の由来は天海大僧正と言われていて、自身の本当の名を日光で一番眺めのよいこの地に残したたと伝わっています。

 

 

ここから定員16人の明智平ロープウェイに乗って3分で到着する標高1373mの明智平展望台を目指します。日光を代表する人気の展望スポットからは、男体山や中禅寺湖そして中禅寺湖から流れ落ちる華厳の滝と奥日光の観光スポットが一度に全部見られる大パノラマが一望でき、周囲の雄大な山並みと合わせて絶景が広がります。

 

 

反対側も素晴らしい景色で筑波山や関東平野が見渡せます。所要時間15分程でまたロープウェイに乗って下ります。

 

 

奥日光の紅葉の名所「中禅寺湖」の魅力を「半月山展望台」と「中禅寺湖クルーズ」でで満喫すべく,第一いろは坂をくだり中禅寺湖畔に向かいます。半月山展望台へは日本の名道50選にも選ばれている全長8.5kmの「中禅寺湖スカイライン」を上っていきます。右は歌ヶ浜駐車場、左側が立木観音を通過したところからスカイラインは始まります。

 

 

終点の標高1753mにある半月山展望台駐車場からはここからは中禅寺湖や男体山は全く見えませんが、手前に大平山、奥に足尾銅山のあったメタリックのような無機質な足尾の山々がダイナミックな風景が眺められます。

 

 

この駐車場脇から登山道を登っていきます。20分ほどの軽登山ですが、短時間で標高を上がっていくのでかなりの坂道になりますので靴は運動靴以上は必要です。

 

 

高度が上がってくると駐車場の車も小さく見えます。

 

 

展望台は狭いのですがその眺望は、絶景の一言です。ブルーの中禅寺湖、湖に蛇のように飛び出したカラフルな八丁出島、そして雄大な男体山を見渡すことができます。

 

 

パワースポットである日光ですがこの中禅寺湖の中にも必見のパワースポット「上野島」と八丁出島を真近に見るべく「歌ヶ浜駐車場」に戻ります。ここは「中禅寺湖クルーズ」の発着場でもありますのでここに車を停めます。

 

 

遊覧船に乗る前に少し疲れたので少し湖岸を歩いて「英国大使館別荘記念公園」に向かいます。

 

 

明治29年(1896)に幕末に来日したイギリス人外交官アーネスト・サトウによって建てられたこの別荘は後にイギリス大使館別荘として平成20年(2008)まで利用されていました。建築家ジョサイア・コンドルのアイデアで石積み三段テラスの上に中禅寺湖を眺めやすいベランダコロニアル様式を採用した山荘の2階には彼が愛した湖畔の景色を眺められりティールーム「南4番Classic」があります。中禅寺湖の水が華厳の滝へと流れる大尻を起点に、南と西へ外国人別荘一軒ごとに西2番、南7番といった具合に番号が振られていました。南3番はロシア公使館、南4番がイギリス大使館、現在もあるフランス大使館別荘はなぜかその中間に建ったので3番半なのです。

 

 

ここでは日光ステーションホテルクラッシクの総料理長が駐日英国大使館シェフに教わったレシピで焼くスコーンが味わえます。スコーンセット1500円は英国から取り寄せたクロテッドクリームとジャムをたっぷりのせて、本国で愛されるヨークシャーティーとともにいただけばまさしく英国伝統の味!。

 

 

無風快晴時には窓が開け放たれ、正面に中禅寺湖と日光白根山を望む風景を愛でながら味わえば、英国大使さながらの優雅な気分に浸れます。

 

 

歌ヶ浜駐車場に戻り「中禅寺湖クルーズ」ということで遊覧船に乗り込みます。

 

 

今回は、歌ヶ浜立木観音から船の駅中禅寺⇒菖蒲ヶ浜と寄港しながら上野島、八丁出島、英国大使館別荘記念公園を湖上から眺めるDコースに乗船です。

 

 

上野島」は中禅寺湖南岸の阿世潟近くの陸地から約100m近くの距離に、湖上に浮かぶ中禅寺湖唯一の島です。ここには日光開山の祖・勝道上人の首の骨が納められているといわれる「勝道上人首骨納塔」や慈眼大師(天海大僧正)の墓石などがあります。上陸禁止ですので船上からパワーをいただきます。

 

 

八丁出島を間近に見

 

 

英国大使館別荘の三段石積みを湖上から眺めます。

 

 

少し遅めの昼食を中禅寺湖畔のカフェテラス「コーヒーハウス ユーコン」でいただきます。中禅寺金谷ホテルの直営店でカナディアンテイストの木のぬくもりある素敵なお店です。今日は晴れて湖と緑の木々が美しいテラス席でうただきます。

 

 

注文したのは金谷ホテルの伝統を紡いで145年の百年ライスカレーです。金谷ホテルは1873年に「金谷カッテージ・イン」として開業した現存する日本最古のリゾートホテルで、百年ライスカレーのレシピは、15年前にホテルの蔵で発見された大正時代のもので、レシピにある分量を守りつつ現代の味覚に合わせて工夫されています。

 

 

ビーフ・チキン・鴨・野菜等から選べますが今日は一番人気のビーフカレー1750円をいただきます。甘味が最初にあって若干の酸味を感じ、最後に辛味の残るレトロな味わいの中辛口カレーです。

 

妻はふわとろオムライスを注文しました。

 

 

朝早く長野を出発したんのでクタクタ家路を急ぎます。