あれからもう1週間がたった。
世の中は夏休みだし、自分もそれなりに休んでいるので、あの日のことは大分昔のように感じてしまっている。
しかし、6年ぶりの8月ライブ、さかのぼるとコロナ前だそうだ。
しかも久しぶりに妻も子供もいないなかでの参戦。
久しぶりに機材を持ってJRに飛び乗る。
自分は背が低いので、よくベースが駅を歩いているといわれたこともあった。
しかもエフェクターと衣装もあって随分と大荷物である。
当時は何も感じなかったが、35にもなる体にとっては結構な体力を使うことを思い知らされる。
目指すは栄タイトロープ。
名古屋は暑い。同じ県内なのに、どうしてもこうも違うのか。
テレビの天気予報で2~3度違うことは知っていたが、改めて痛感する。
そしてタイトロープに到着。
あの大通りから一本入った、毒々しさが隠しきれていない華やかさの中に入っていく感覚が久しぶりだ。
車で行くのも便利だが、電車で、自分の足で行くのが自分には合っているのかもしれない。
ここからは対バン相手のお話
アノさん
2ピースに打ち込みという斬新な編成。
自分も通ってきたようなフジファブリックやランクヘッドを2000年代のギターロックを思い出させてくれる素敵なバンドだった。
ボーカルの方のテレキャスターも印象的だった。
コロコロラスさん
リードギターの方が身も心もアイバニーズに捧げているような方でワクワクした。
バンド全体としてはミクスチャーを感じるオラオラ系だったので、しっかりと右手を挙げて楽しんだ。
文化祭で先輩のバンドを観ているようなカッコよさがあった。
九州の大学のつながりが名古屋で実を結ぶという、素敵なバンド
ふれふらさん
各々の技量がとても高いうえに、盛り上げ上手、そしてかわいい。
これからもっとBIGになるようなバンドだった。
いつか自分たちが対バンしたことを自慢できるようなバンドなんだろうなと思う。
ドラムの音圧がとんでもなかった。
vividcrysublimationさん
まずSEのtahiti80に撃ち抜かれた。
女性ボーカルオルタナギターロック。
ボーカルの方の声が素敵だし、バンドとしてきれいにまとまっていた。
「歴だけはそれなりに長いです」と終演後に話をしてくれていたのだが、長くやるということは、バンドがこうやって馴染んでいくことなんだろうと感じだ。
ベースの方がとても話しやすい人で終始盛り上がってしまった。
coraltoneさん
出番直前だったので、ほとんど見ることができなかった。大変申し訳ない。
ボーカルの方のハイトーンボイスは後ろまで聴こえていました。
また必ず対バンしたいです。
そして我々
出番の前にストラップピンが周辺の木片ごと飛ぶ、ライブ中に3弦のブリッジサドルが下がりまくるという機材トラブルに見舞われたが、「まぁ最悪座って弾けばよい」という謎のポジティブさで乗り切ることができた。
演奏自体は3月以来、スタジオの回数も少なかった割にはいいものだったと思う。
12年やってきて、少ない時間の中で自分たちに一番足りていない部分だけを集中して練習に還元することができていた結果なのではないかと思う。
いろいろな人と話をすると、思い出や戦力外通告に衝撃を受けてくれており、なんだか嬉しい。
スタッフさんには「かつてのクラブロックンロールの匂いがする」と言われた。これは自分にとっては学生時代に通ってきた、そしてこのバンドを立ち上げたときに最も影響を受けた音楽を僕たちに投影してくれていて、本当に嬉しかった。
最近は20代の若者か、自分たちよりもはるか年上の方々との対バンが多かったので、こうして同世代のバンドマン達とやれたのは、きっといい時間だったのだろう。
次回は8/23の岡崎。昨年の冬はギターマスダのインフルエンザによって2ピース編成で出演だったので、完全体でお届けできる。
楽しみである。