興奮は、冷めやらない。

 久しぶりのお酒も相まってとても長い文章をここから書くことになる。

 昨日の岡崎の夜は、自分のバンド人生の何かを変えた一日になったのかもしれない。

 

 その答えが出るのは今ではなく、これから。

 そんな素敵な出会いがたくさんあった一日だった。

 

 3/14、岡崎ミネルヴァ。

 何度か出させてもらっているが、対バン相手が毎回素敵な方をブッキングしてくれるハコ。

 店長さんは熱心だし、一緒に働いている水越さんは気さくで本当に暖かいハコだ。

 今回の話をもらったのは12月ごろだった。

 無印良音、鰻11番、Sc.R6Hzとの対バン。どのバンドも自分たちが出てみたいと思っている今池遊覧音楽祭だったり、名古屋のライブハウスでよく見る名前だった。

 先輩たちに胸を借りるつもりで挑むが、それと同時に「絶対に負けられない」という強い気持ちをもって日々を過ごしていた。

 

 家族の体調不良もあり、中々スタジオに入れない日々だったが、前の週にミネルヴァでリハという機会を作り、ライブ当日に備えていた。

 ミネルヴァはかなり狭いハコ(ライブハウスのテンションでベースを振り上げたり跳んだりすると天井やスピーカーに直撃する)なので、モニター確認やドラムとの音量バランスを確認するためにも、スタジオ貸ししてもらえる時間については利用している。ベースはハコごとにメーカーが違うので、その確認も兼ねている。大体アンペグ、ハートキー、時々マークベースなイメージ。しかし、ここはヤマハのF100Bというかなり古い型のアンプ。しかし、出音が最高にカッコいい。太くて暖かい低音が出るイメージ。

 

 そして迎えた当日、我々は午前中からミネルヴァに居た。理由はケーブルテレビの収録だ。

 前述のスタジオのときに「ケーブルテレビの収録に欠員が出たので、可能であれば出てほしい」との依頼を受けた。

 3月にラジオデビューした我々は時を待たずして次はテレビデビューをしてしまう。しかも誰も住んでいない岡崎で。

 狭いハコ。構えられた2台のカメラ。

 演奏だけでなく、自己紹介映像なども撮った。いつ放映されるか分からないが、どうやら地域のニュース番組のコーナーで放映されるらしい。

 ありのままの姿を演奏にしたので、是非観ていただきたい。

 放映日程については分かり次第何かしらの媒体でアップしようと思う。

 

 そして夕方。

 いよいよ本丸のライブ。

 リハ前に鰻11番のコージさんや無印のWatanabeさんにご挨拶。

 コージさんについては恐らく2018年に対バンして以来7年ぶり、しかも当時はほとんど話さなかったはずだが、DMのやりとりを重ねたり、ラジオにメッセージを送ってくれたりと本当に良くしてくれている。Watanabeさんも会う前からsnsでの交流が何度かあり、和やかに挨拶ができた。そして1月のUK以来のSHOKOさん。

 

 ここからは各バンドの感想

 

 Sc.R6Hz…もうウルトラスーパーハードコアロック。ベースが人を殺めてそうな音を出していた。SHOKOさんのドラムとのガッチリと低音を支配したリズム隊に乗っかる荒々しいボーカルとギター。そして相反する親しみにあるMC。演奏時間の45分が緩急があって観衆を飽きさせない時間だった。最後2曲のゴリゴリに畳みかける感じが最高にカッコよかった。アトリエZのベースは低く構えた方がかっこいいことを証明してくれた。

 

 無印良音…1曲目のMirageは音源で聴いてハマってしまった。終盤で来るかな思ってボーっと息子・娘と戯れていたら1曲目に持ってきていたので、大慌てでフロアへ向かっていった。生で聴いたが、とても元気になれる曲だった。最後のwildstrawberryしかり、この曲しかり、観客と一体になってシンガロングできる曲があるのは本当にカッコいい。ライブ後にWatanabeさんが「元気だけが取り柄で」なんて言っていたけど、バンドとしての土台のガッチリ組まれている様が強すぎる。その強さがあるからこそ、人を元気にできるステージングがあるのだと実感。

 

 鰻11番…ベースはカールコードにプレベでアン直、ギターはレスポールジュニアにエフェクター1つ。これぞパンクロックの原点にして最適解。やはりアン直プレベからでしか摂取できない栄養分はあると思う。昭和の時代から脈々と受け継がれてきたビートをフロアと一体になって演奏する様はパンクそのもの。しかしコージさんの優しい人間性も相まってフロアは何だか和やかになる。鰻を観にきたであろう皆様もみんな和やかな笑顔なのがとても印象的だった。そして感動のダブルアンコール。最高。

 

 そして我々…1曲目で過去に犯したことのないタイプのミスをカマスも、その後は何とか乗り切る。45分の長丁場だったが、トータルで観るとよい演奏だったと思う。「そして兄になる」というバンド史上上位に入る暗い曲の出来が最高に良かった。まさに呪いの曲と呼ぶに相応しい。

 

 終演後は演者の皆さんと少しお話。人生で初めてライブハウスで演者さんと連絡先をSNS以外で交換した。ライブの機会が少ない自分たちにとっては「企画やるとき声かけるからね!」や「ブッキンしたいけど、いつ空いてる?」は本当にありがたいものだ。また、いつもは素数やカバディを褒められがちな我々だが、戦力外と思い出を褒めてくれた鰻11番のギターの方、SNSで河童を推してくれたSHOKOさん、本当にありがとうございます。初期衝動で作った曲以外が認められると、本当に嬉しい。

 

 今日だけでなく、先週から始まっていたミネルヴァをめぐる様々な出来事はこれでひと段落。

 これからはここで得たつながりを生かしていく番だ。

 

 今までは3月を境にしばらくライブはお休み、ということが多かったが、どうやら4月に一本あるらしい。

 

 普段とは違うモノになるらしいので、心して待っていてほしい。