4年,日数にすると約1500日である。

 

 その昔,どこかで読んだエッセイ本に5年あれば作家の文体は変わるし,野球選手の入れ替わりも大きくなると書かれたいた。現に4年の歳月によって自分も,社会も大きく変わった。

 自分に置き換えると4年前はまだ仕事では前営業所に居たし,結婚をしていなければ子どもも居らず,2Kの築25年のアパートで暮らしていた。今のように「夫」や「父」といった肩書を持たない人間だったし,土地を持って一国一城の主なんていう未来はまだ想像の域を出なかった。

 社会においては,まだ平成の世の中。とあるウィルスもこの世の中には無く,どこか能天気に世の中が回っていたのではないかと思う。

 なぜ4年前かというと,それが最後に自分たちが行った自主企画のときだからだ。豊橋という自分が生まれ育った街のライブハウスでライブをする。古くからの友人たちがバーカウンターなどを手伝ってくれてとてもいい雰囲気の企画ができたと記憶している。演者での最後の打ち上げはしっかり覚えていないが達成感で満ち溢れていたように思う。あれが一つの我々にとっての到達点だったのだ。

 しかし,前述の個人的及び社会的な環境の変化によってさまざまな物が変化していった。ライブも思うようにできない。2020年においては二度の出演見合わせなんてこともあった。そんな中で解散話が出たこともあった。4年前の企画に出てくれた人たちの中にも解散や脱退,活動休止をしているバンドは存在する。

 そんな中で救ってくれたのはかつて大学時代に軽音部でしのぎを削った先輩や同輩,後輩たちだった。ライブに誘えば,忙しいであろうに顔を出してくれる。名前も知らないような後輩がライブ後に声をかけてくれる。

 

 「10年もやってるお前らは本当に偉い」

 

 そう言ってくれた同輩はもうエフェクターを売ってしまったそうだ。

 

 先日参加したOBライブ。後輩たちの演奏に圧倒され,同時に「彼らともっと音を鳴らしたい」と思った。それは自分だけでなく,メンバー全員の総意だ。

 

 

 

 Trio de guess presents 「人生代打稼業vol3~We`re from aue~」の開催をここに宣言する。

 

 aue、つまり愛知教育大学に在学している,又は在学していたメンバーの居るバンドが参加できるこのライブ,ぜひたくさんの人の手で素敵なものにしたいと思う。