ずいぶん前にNHKBSPで放送していたのを録画してあった。テレビが新しくなったのと、暇があったのでようやく見ることができた。監督のアーサー・ペンは『俺たちに明日はない』 (1967年)を撮ったことで知られている。この映画にも、フェイ・ダナウェイが出ている。

 新しい西部劇として当時は話題になった。アメリカの先住民が入植した白人の騎兵隊によって迫害を受け殲滅していった悲劇的な様子が、ユーモアを織り交ぜて不思議な軽さをかもしつつ進行していく不思議な映画であった。ダスティン・ホフマンは言うまでもないが、シャイアン族の酋長が泰然としていてすばらしい。