昨晩、録画しておいた『アンネの日記』(1959年)を観た。ナチスから逃れるために、オランダのアムステルダムの屋根裏部屋に2年間も住み続けた8人のユダヤ人が、ストレスを感じながら息を潜めている様子を、少女アンネの日記をもとに描いたものである。最後のナチスによる処刑の部分は語りのみである。彼女の日記にある「私は、人間の心は本質的に善であると信ずる」という言葉が刺さった。プーチンの心に「善」はあるのだろうか?
この映画を観たせいか、夢では、もう亡くなっている伯父の家に泥棒が入る夢を見た。その家では、義妹も姪も母もみんないっしょに暮らしているのだ。私の夢は、安部公房の夢とどんなに違うことか。