2月17日、旧友と久々のランチ。時々利用している東大駒場キャンパス内のフレンチ学食ルヴェソンヴェールにて2160円のランチ(前菜とメインを選べて、デザートとドリンク付)。ここは1080円のランチ(サラダとパンはビュッフェ、メインを選択、パンナコッタとドリンク付)もあり、コスパは抜群でのんびりできる。味も良い。

 食後に裏口から出て、旧前田邸を見に行った。加賀藩主前田家は、明治時代になり、本郷の邸宅敷地を帝大(現東大)に譲る代わりに、帝大農学部の実習地4万坪を受け取り、ここに昭和4年、洋館と和館からなる邸宅を持つことになったとのこと。前田利為(としなり)公爵は前田家傍系から本家の養子になった方であり、駐英大使館の武官としてイギリスに暮らしたことからこの洋館はチューダー様式(柱や梁などの木材構造部をむきだしとし、アーチは半円ではなく低くつぶれているなどの特徴がある)で、アカンサスの意匠を多用している(ちなみに金沢大学や芸大の紋章もアカンサスとのこと。なぜならば、芸術や建築を意味する植物だから?)。床は様々な色の木を組み合わせたパーケットで、部屋ごとにデザインが異なる。壁はもともとは絹布が貼ってあったが、修復に際して和紙からつくられた金唐紙となった(ナポリのクラシックホテルは綿入り絹布・・・)。暖房は地下のボイラーから熱風が送られるシステム。夏は軽井沢に避暑したので、冷房装置はない。戦後はGHQの司令官の住居とされていた。今は国の重要文化財に指定されており、目黒区が管理している。

 ヴォランティアガイドの十時(ととき)さん曰く、長女の酒井美意子さんはとても興味深いから調べてごらんなさい、と。帰宅して検索した。なるほど・・・。

参考サイト→

http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/shokai_rekishi/konnamachi/michi/rekishi/hokubu/kyumaeda.html


写真がたくさんあるブログ→

https://4travel.jp/travelogue/10793885