NHKの朝ドラ、前回はイマイチであったが、今回はめちゃくちゃ面白い。主人公の子役もすごかったが、喜劇さながらのテンポの良さもあり、毎日朝がくるのが待ち遠しい。ぬらりひょんみたいな夫を演じる玉木宏と主人公の掛け合いも楽しみ。
 原作は、明治時代の女性実業家を扱った「土佐堀川」とのこと。主人公の広岡浅子は、京都の商家三井家にうまれ、大阪の豪商加島屋に嫁ぎ、炭鉱事業にのり出し、銀行業や生命保険事業を興し、教育者成瀬仁蔵を助けて日本女子大学を設立した人である。ポンジョのキャンパスは実家三井家の土地だったとのこと。「びっくりぽん」の連続であったろう明治時代を、商人・実業家の視線から見るのも一興である。
文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)/潮出版社

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