合同会社シザーブリッツ
『ニューシネマパラダイちゅ』
キャスト編感想の2つめですよ。
ここからは長い方ばかりw
でもっていつものようにリンクして
「ニューシネマパラダイちゅ」振り返り(おはなし&感想?)
「ニューシネマパラダイちゅ」振り返り(キャスト編 その1)
では行きます!
●吉岡毅志さん - Aキャスト一条隼人
吉岡さんはやっぱりカッコ良くて、根っからヒーローが似合う?^^
ヒーローとは!
やはり特徴的なのは、その、無駄で大げさな、動き?(笑)
スーツを着ると表情が見えないから動きで感情を表現する、確かにそうだ。
でも変身前の生身の状態でも、同じような動きはある。
だからそれこそがヒーローらしいのかなってやっぱり思う。
その意味で、吉岡さん隼人は、ヒーローの人以外の何者でもなかった!
数々のポーズ、最初に岸田に突っ込まれるから笑いが生まれる?
でも「そういう役だよ」って言われて見せられたら普通にヒーロー!!
立ち姿のカッコ良さ、動きのキレ、
(いやちょっと変でもあったかもだけどw)
素晴らしかった!!
・・・・んだけど!
この舞台で観るとやっぱり面白くなるw
見事すぎるがゆえに面白くなるww
印象的だったのは、麻奈夫のことでテンション上がる、
朋ちゃんと美紀ちゃんに突っ込むところかな。
「冷静になるんだ君たち!!(セリフあってるか?)」
ヒーローだった、まさしくヒーローの動きだった、、、
けどここでヒーローしてるのが面白くなっちゃってww
これをこんなにも面白くさせたのは、脚本演出役者の力かなあ^^
でもホントに、様々な立ち姿や仕草、話し方、
そして何より殺陣のシーン。
実に自然に、ヒーローになってるんだなあ~って思いました。
最初から最後まで、全編通して一貫するその姿。
だからこそ、吉岡さん自身が根っからヒーローなんだって、
とても思えたのですよね。
それと楽しかったのが岸田とのせめぎ合いw
「岸田のダメ出し⇒ちょっとムッとする」
この流れが序盤ちくちく出てくるのですがこれが布石に?
みんなの心がまとまり、撮影頑張るぜ!準備するぜ!と、
全員が行動を始めたときに、
走り去るみんなの背中にひとりひとり名前を呼んで行くのに、
最後に部屋から出て行く岸田だけは…呼ばないw
呼ばれなくて思わず振り返る岸田ww
女性同士ではかなりはっきりライバル心ギスギス感が出ましたが(後述)
何気に男性同士でもじんわりとあったのですよね~。
普通に笑っちゃってしまって気付くの遅れましたが、
シャッフルでの女性同士のライバル心に該当する、
男性同士は男性同士でのせめぎ合いだったんだなと。
このくだりは楽しかった!!
それから吉岡さんの隼人でまた別に印象に残ったのは、
映画を作りたかった想いを語るところ。
小さい頃、ど田舎な地元に来た移動映画を観たときの気持ち。
なんだろう、その語る口ぶりが、
小さい頃に感じた、目がキラキラするような憧れの想い?
それを鮮明に覚えてるんだなって。
憧れで心が浮き立つような気持ちが今でも忘れずに残っていて、
その気持ちを語る言葉にこっちまでウキウキしちゃうような…
そんなすごく素敵な語りだったのですよね~。
すごく楽しい吉岡隼人だったけど、
それよりなにより、この想いを語るシーンが、
実は彼のシーンで一番好きなところだったりします。
久々に観られた吉岡さんの舞台出演。
アヴェマリ、ソウガ、ツチノコなどなど、
かつて観た舞台で毎回とても楽しませて頂いてましたが、
今回もまたとても楽しい思い出を頂いてしまいました^^
●中川えりかさん - Bキャスト岸田由紀子
出演すると聞いて、あのやばい奴らの誰なんだ?と、
期待とドキドキが交錯しまくったわけですがね?
どうやらあすぴーとのダブルじゃない、てことは…
・大人になってしまった芦田愛(ryちゃん
・セクシー衣装になってしまいそうな野人
どっちも危険がいっぱいだぜ!!
みたいにあれこれ考えて楽しみにしていました(笑)
セクシー衣装ってことにはさすがになりませんでしたが(笑)
で、見始めた初っ端っから、いきなり笑わされました。
最初の登場はホントに普通の綺麗な女性。でも…
足!足!!
隼人の演技にめっちゃイライラしてる~w
表情もだけどそれ以上に足にイライラが表れていて、
細かっ!けどだからこそイイ!!
気付いた瞬間から、ひとりプルプル笑いをこらえていましたw
現実座のパントマイムも面白かったですね。
3パターン観たかな?リンゴの皮むき、米とぎ、ラジオ体操。
で、確かにどれもほぼほぼリアルで面白味なし!
でもこのシチュエーションではそれこそが笑えるw
ただ、ご本人談で、米とぎはもっと手早くやらないとって。
確かにゆっくりだった~wwリアルを突き詰めるってのは難しいw
でも、皮むきで最後にナイフ側に残ったカケラを食べちゃうのとか、
ラジオ体操・・・身体硬っ!!!!とか、
リアル感をしっかり出しながらも、地味にプラスされる面白さがありましたw
そしてあんなに綺麗な由紀子さんなのにどんどん崩れて行くw
笠原さん岸田と一緒ですけど、OLで野人、面白かったです。
ととととっと小走り?で出てきてピョンと小ジャンプ、
からの、冷静な言葉遣い、そして
「お茶をくんだ後であなたがたを食べちゃいます」
OLだ!!
今どきこういう典型的イメージのOLさんがいるか知りませんが、
イメージは激しく分かるww
そして野人を演じることに苦悩する姿。
時折悲愴感さえ感じさせますが、、、それが面白いw
みんなからいじられまくりつつ、そのいじりへの返し?
それが絶妙に面白いのだろうか?
いじられる側が強いから成り立つ面白さもあったのかも。
ヤマンバ言われてのブチ切れなんかもう最高ww
ブッ殺すって、ねーさんマジ怖いっス!www
それとお話・会話のやり取りが、
テンポ良くぽぽぽぽーーんと流れていったなあ、と思ったら、
その渦中には岸田がいた、ということが多かったような?
みんなにいじられまくって返しまくってる展開のときとか。
小気味良く流れてるときってホントに中に引き込まれちゃいます!!
楽しいところでたくさん書いてきましたが、
ある意味一番印象に残ったのは、逆の方向の姿でした。
野人岸田を育てた森の動物さんたちが、
幕府につかまって鍋にされてしまう。
それを嘆き悲しむ姿…すごく涙を誘われました。
悲しみが真に迫るようで。。
どういう演じ方をするかで、同じ泣きの演技であっても、
印象が全く違うシーンに見えてくる…芝居ってホントに面白い!
そして何よりも、クライマックスの。
真宮寺にトドメをさせずに「初めてできた人間の友達だから…」って。
気持ちのこもり方ですかねえ~、本当に泣かされました!
リアルを追求する岸田が野人を演じることに苦悩する。
野人キッシーが人間と獣の狭間で苦悩する。
その2つの苦悩がどこかリンクして、
常に苦悩し続けるような、何かとても味わいのある役になった気がします。
どの岸田もすごく好きでしたが、えりかさんの岸田はさらに好きでした^^
●水原ゆきさん - Bキャスト田村朋子
この作品の中にあって唯一面白味を出せない役。
ヒロインながらも周りの特濃キャラに比べて薄さを免れない。
この田村朋子という役について自分が持っていた印象を、
水原さんは見事に覆してくれました。
きっと三日月おめめの満面笑顔で、
楽しそうに全力でちゃぶ台返しした感じw
前に出る自己主張じゃない、どちらかといえば控えめ。
にもかかわらず、特濃キャラの隙間・後方から発揮する存在感は、
実は強烈なものがありました。
受身のくせにぐいぐい来る自己主張…なんだその矛盾は!w
基本穏やかおしとやかな雰囲気のおっとりさん。
ここまではどの朋ちゃんも同じ。
なんだけど、水原さんはここに、
「超が付くドジっ子属性」を付け加えた!
マジか!そういう手があるとは!!
演出の江戸川さんは役者に何も教えない人、
という言葉をあるスタッフさんから伺いました。
役者からあれこれ引き出すけれど、引き出すだけで、
役者のアイディアに任せるって解釈で良いのかな?
だから役者次第でいくらでも色が変わる…
ここまで観た江戸川さん演出作品が、ダブルキャストで色が激変するのは、
これが要因だったのか~、と納得したのです。
どういう人なのかキャラが読めない、
水原朋ちゃんはそういう雰囲気ありましたが、
何だか水原さん自身もそんな感じがあるしなあw
まず、登場するなりいきなり転ぶ。何だそのドジッ子は!
でも本筋のセリフは隼人が別に話してるから、
うっかりすると見逃しかねないレベル。
ひっそりとキャラを主張している。
あ、見逃すって、転ぶ瞬間をね。
転んだ後はさすがに気付くでしょうw
そしてペンを落としちゃって、拾おうとして…取れないのかよ!
指でついぴょんと弾いちゃって拾えない、
ぬぁんだそのひどいドジッ子っぷりは!!
これも本筋のセリフとは別に、ひっそり裏でやっている。
また、隼人が美紀ちゃんに、監督の作品について説明してるときかな?
美紀ちゃんが真ん中にいて、隼人が説明しながらポーズすると、
隼人の反対側で、隼人に合わせて一緒にポーズしてる。
しかもとっても嬉しそうなすごく良い笑顔でやってるし。
これがまたむちゃくちゃイイ顔なんですよね~><
美紀ちゃん中心に両側2人が対称のポージングをしていて、
何だかとてもほんわか楽しくなっちゃう光景になりました。
こんな風に、本筋と関係のないところで、ひっそりとキャラを発揮する。
朋ちゃんの難しさは、キャラを発揮するタイミングが、
なかなかないところにもあるのかと思いますが、
こういう本筋でないところの、何というかOFF演技?
そこでキャラを十分に見せる余地を見つけ出すとは!!
ホントすごいところを見つけたもんです。
でもって、こんな風にドジッ子で、でも明るい元気な雰囲気?
それが劇中芝居のゾヒョンの役に、意外なハマり方をしたかも?
いや本来ハマる必要がないところですけどねw
不器用おとぼけで何やってもダメだけど、
一生懸命で誰かのために頑張っちゃう、
そういうキャラって、いますよね?
何かそういうところにハマったのかな?と思うのです。
麻奈夫のことを身を挺して守ろうとするところなんかですね。
ただとってもおとぼけすぎて…
戦いの中で周りが話していることを、ふんふん聞いている表情…
キミ絶対それ内容理解してないだろ!
話右から左にするする抜けてってるだろ!!
と思ったものでした(笑)
これはもう僕自身の勝手な思い込みですけどねw
でも(水原さんの)表情のふんわり感がそういう風に見えて仕方なくてw
まあゾヒョンは日本語あんまり分かんないから、
話もちゃんと理解できてなくて良いのですけどね。
ってこんなところでもキャラにハマってしまっている~!ww
とまあこんな具合に、なかなか色をつけにくい、
存在感を出すのが難しい役だったと思いますが、
見事なアイディアで、存在感をしっかりと発揮されたと思います!
あとちょっとそういうところから離れて…
最初、私服姿のときのポニーテール姿、とても可愛かったのですが、
さらに!衣装になって巫女服になると、高めのポニーテールに!!
その打点の高さは反則だぁぁぁぁ><
いやぁ~、やっぱりテール系の髪型は、結び目の位置重要ですね!
高くなるとそれだけ破壊力が増すw
●高橋明日香さん - Aキャスト真宮寺姫子
真宮寺役だと分かったときに、一体どうなるの?
ただただそう思ったものです。
昨年の春山さんがあまりに強烈過ぎて、
あれをやるのかと、あすぴーがどこまでできるのかと。
不安と、期待と、入り混じったとても複雑な思い。
でもあすぴーはやっぱりあすぴーだった。
その期待を見事に裏切ってくれたのです!
って違う!w
裏切ってくれたのは不安の方ねw
あの高慢で偉そうな人柄w風格凄かったなあ~!!
年齢が完全に不詳!
あまりの風格に、40代前半くらいでも行けるって、
友人とも話していました。
実に自然にタカビーな雰囲気を出しているのですよね。
平たく言えば大御所的偉そうな人感?ww
それゆえに年齢も高く見ることができる感じでね。
明らか年長の隼人の方が下手に出てるし(隼人はみんなにだけど)、
えりかさん岸田に対しても実に偉そうでしたしね。
でも、何か良くわかんないけど1人楽しくなっちゃって踊ってる?
そんなところを見るとやっぱり若いの?と思えちゃったりもして。
とにかく言えるのは、今まで観たあすぴーの役の中で、
間違いなく一番精神年齢が高い、しかも図抜けて高い、
そういう役でした。
つか、普段若い役ばっかだもんww
実年齢的に高いのは、手つなの咲楽だろうけど、
彼女は30近くても少女みたいな子ですからね。
美紀ちゃんが語ったのと同様、衝撃的だったなあ、あのドラマの再現。
猫になってしまって「笑いなさいよ!!」って、迫力に客席震撼ww
そして「笑いなさいよ!笑い…ニ"ャ"ーー」
猫だ・・かなりリアルに猫だ・・長年猫を飼ってきた自分でも感じる猫っぷりだ。
あんなリアルな猫感どうやって身に付けたんだ。
そんな風に思いましたよw
それと様々に強烈な姿を見せてくれていましたが、
話のメイン側から潜んでいるときにも、実に良くアイディアを含めて、
真宮寺姫子になっていました。
一番は、他の女優への強烈な対抗意識?
ゾヒョンの話が出てきたりとか、朋ちゃんが巫女姿で注目集めたりとか、
そういうところで瞬間的に、険しい?表情を見せるのですね。
ぴくっぴくっと、苛立ちというかにらみというか、
そういう雰囲気が顔を見せる。ああ怖い・・・w
朋ちゃんなんか自分から引っ張り込んだくせにw
それとシャッフルでのことになりますが(後述もしますが)、
えりかさん岸田との強烈な女の戦いがあったわけですが、、、
上手端の窓?に寄りかかり、腕組みして何か考え込むようにしてたとき、
実はにらむようにして、部屋の反対側に、
強烈な視線を送っていたのに気付きました。
視線の先にいるのはもちろん岸田。
凄まじいまでの女のバトルは、表面的にも凄かったですが、
水面下でも起きていたようでした。
こういうあたりもまた、とても楽しめる要素になっていました。
そしてそして…真宮寺の、やっぱり動物にメタモルフォーゼのところw
時おり真宮寺があすぴーになってしまう瞬間w
麻奈夫の「猫以外でも何でもできるんだ!」的応援に、
「にゃ?」って「え?ちょっと何を!?」みたいな反応、
そもそもあれが大好きでしたが、
あの「にゃ?」はあったりなかったりだったのですよね~。
毎回見たかったww
そして、徐々にエスカレートする要望w
もう何をやったか覚えてないですww
けど、アリアリCDが出回って、花梨ちゃんの話が楽屋で広まったりした?
花梨ちゃんの好きなペガサスが出てきたのは、良かったっスw
そして見事に天馬でしたねw
「ばっさ!ばっさ!」と大きく羽ばたき天を駆けるwww
ま、これが先述の通り、和興さんのチェンジペガサスに繋がるわけですがw
それから共演者さんまでも、役から離れて本人に戻った瞬間が?
千秋楽だったかな、エスカレートしまくる要求にあすぴーがたじろいだとき、
こそっと「女を捨てろ、女を捨てろ」と、まるで呪詛のような言葉が、、、
犯人は、吉岡さん。隼人でなくて、吉岡さんw
だって隼人なら真宮寺には敬語で話すからねwww
無茶ブリにやりきる姿だったり、ぶち切れたり、
あんまり上手くなくてもとにかくやりきってみたり、
そしてそんな姿に拍手が起きてみたりw
こういうお遊びはときどき舞台で見かけることありますよね。
芝居から離れすぎちゃうのは自分はあまり好きではないですが、
でもこのパラダイちゅでは、芝居から離れつつも、しっかり残ってて、
そして何より面白くて^^
とっても楽しかったです!
あまりまとまりきらなかったですが、
とにかく、あすぴーさんお疲れ様!って、
凄い役を見事に演じ切った!!って、
ただひたすら感動するばかりです!
感動しながら笑っちゃってますけどww
●ちょこっと余談-シャッフルについて
シャッフルは2の方だけ観ました。
これがね~嬉しかったのですよね。
元々良く知ってる3人の共演。
あすぴーとえりかさんは久々の共演で、
役柄的にはちょうどガチで向き合うところ。
役者さん本人としてはえりかさんの方が言うなれば先輩にあたるけど、
役柄的には真宮寺の方がえらそうだし、ファーストコンタクトでアレやるしw
本当に楽しみでしたw
そしてあすぴーと水原さんは、初舞台以来の共演。
もちろん自分はそれを観たことがないですし、
そもそもこの仲良しお二人が一緒にいるところを観たこと自体ほぼないはず。
それが、舞台上で絡みがあって、楽しかった^^
岸田と真宮寺の出会い。
アレをそのまんまやるのか!?それとも違うことをするのか?
握手に足で返すのでなく、顔とか、座るとか、www
それはもうドキドキの楽しみがあったのでしたが、
うわ!やった!そのまま足で返した!!!
ダメでしたw、分かってても大爆笑でしたww
それと水原さんとの絡みは、監督に状況を問い詰める?ところ、
監督にではなく、朋ちゃんをぐわしとわしづかみにして詰め寄るw
あれはBキャストでは元々大柿さん真宮寺はやってたのですね。
でもAキャスト側では真宮寺と朋ちゃんはさほどの絡みがなかったので、
水原さんとあすぴーが絡むところがきっちり生まれてよかった^^
終演後の2人の様子も、何となくいつもと違ってたかなあ~^^
でもこれは先入観もあるかもですけどね。
とにかく、楽しい舞台の中で、嬉しいこともたくさん観られたのでした!
というわけで、すっかり遅く、長くなってしまいましたが、
ニューシネマパラダイちゅ、感想終了!!
最後までお付き合いくださった方、本当にありがとうございました!!