未来に向かって ~旅立ちの朝~ -26ページ目

未来に向かって ~旅立ちの朝~

応援している大切な人たちのことを中心に、日常をつづっていきます

劇団6番シード

「ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン」


公演後すぐに第一弾を上げておいて、

まさか次までこんなに時間が掛かるとは…

しかも相変わらず内容がまとまってない(^^;


そんなダラダラ書き連ねたものですけども、感想第二弾、行きます。




●大きかった変更点?

前回からの変更点ってところから考えて今回一番大きかった要素は、

モーションアクターなのかなあと個人的に思っています。

なんというか、SUMIOさんが凄すぎて、

これ以上の適任はもう存在しないんじゃ?という感じ。

そのハマり具合や存在感が作品全体にとっても大きかったのかなぁ~とね。


一番の見せ場アフレコシーンでの大活躍は本当にすごかった。

動きが細かく大きくそして剛柔自在。

水、鉄、といった違う属性への対応もこの上なくて。

そしてさらに表情ですよ。

ゲームに反映されるのは動きだけかもしれない、

モーションキャプチャーですからね。

でも、表情のあるなしでこちらに響くものは違う。

身体だけでなく顔の動きもあると、

ポチョミンの気持ち?は伝わりやすいはず。

その意味でSUMIOさんの大きな表情の変化は、動きの凄さと相まって、

すごく大きなものをこちらに届けてくれたと思います!


アフレコ以外でも!

序盤の御子柴さんとユリア橋爪とのせめぎ合い、

対決姿勢がハッキリして面白かったぁ~!w

きっかけはIT用語が分からない御子柴さんへの失笑から?

御子柴さんが「笑ったでしょ!」ってキレるところ。

その後ちょいちょい御子柴さんを挑発するように絡んだり、

「お前と一緒に旅なんてするもんか~!!」

ってポチョミンのセリフに合わせて、

御子柴さんが思いっきり橋爪を指差したり!w

序盤はこの対決感がいっそうの笑いになりましたね。


でも後半はそんな2人が…

というのはまた後で書きたいと思いますw




●新たな発見

今回改めてこの作品を観たときに、新たな発見、気付きがありました。

気付き・・・ウツボさんのオリジナリティ溢れるやつじゃないよw

というかですね、何故前回観たときに気づかない?

と我ながら思うことですが、

気づいてないと言うよりは、強く実感した、ってところかな?


気付いた点は、どっちもオンラインですが、2つ。

黒船軍団の本当の想いと、茜の芯の強さ、です。


黒船軍団…異種業界に殴りこんできた外敵?

ゲーム業界の2人、祐天寺と日野です。


最初とてもいけ好かない雰囲気だった2人ですが、

それは業種ごとの常識が違うためのこと。

他業種の人には自分たちの常識が分からない、

そんなのはどの世界でも良くあることです。


そして彼らは彼らで、自分たちの担当業務…

「期限までに成果物を残す」

…そこに忠実でなければならなかっただけ。。。

現場を何も分かっていない他部署の人間に、

無理難題を押し付けられてる訳ですよね~。

その中で「どうすれば要求を実現できるか」を探ったにすぎない。

会社に属する人間として、自分たちの想いとは別に、

最大限に業務を果たそうとしていたわけですよね。


で、この「自分たちの想い」です。

ことさらに書くまでもなく、分かってる方の方が多いですよねきっと(^^;

声優陣の、御子柴さんの、その力に、とても魅了されていたわけですよね。

彼女たちがどれだけ素晴らしいものを生み出しているかを、

身を持って分かってもいて、すごく感動もしていた。

祐天寺泣いてるくらいだしw

日野も本社からのバックを読むとき、

何だかすごく嬉しそうに感じられましたし。

そしてもしかしたら、気持ちは彼女たちに寄り添おうとしていたくらいでは?

そんな風にさえ思えました。


でも彼らは板挟みになってしまった…

個人としての想い、御子柴さんの声に、演技に感動し、寄り添いたい気持ちと、

会社に属する人間として発売に間に合わせなければいけない立場との間で。。。

そして彼らは後者を、「現実路線」を取らざるをえなくなってしまった。

それはきっととても「無念」なのではなかったのかな。


すごく印象的だった祐天寺の姿。

「これがあなたたちの求めるクオリティなの?」

その御子柴さんの問いかけに、じっと向かい合ったままで、

「答えて」と促されるまで答え(られ?)なかった。

そして御子柴さんが息子さんからの電話に出るためそこから動いても、

祐天寺は視線をじっと動かさないまま…

これは彼の無念さをすごく表してたんじゃないのかなあって思うのですよね。


特に千秋楽のこのやり取りは痛烈に印象に残りました。



でもね~

ホントにね~

一回観ただけでも分かりそうなんじゃ?って思えるくらいなのに、

いや、前回観た時もホントきっと少しは分かってたはずですけど、

今回改めてこんなにも実感するってのはなんなんだ。

ニブすぎやしないか自分?(^^;




そしてもうひとつ、茜の芯の強さ。

ダメダメで、ちょっとおバカでウザいところもあって、泣き虫さんの茜w

でも実はとっても強い子なんだってことを今回強く感じました。

前回では頑張り屋さんというところまでで、

今回ほど「強い子」というイメージは持っていなかったと思います。


あの御子柴さんの付き人なのですから、根性はあると思いますが

(天然っぽいから打たれ強さも結構ある?w)

その根性で、尊敬する師匠の、御子柴さんの、「力になりたい!!」って

自分が何としても支えるんだって、

それくらいのすごく強い意志を示したのかなって思いました。


観ている自分でさえとても辛い気持ちになる、御子柴さんの50音収録。

あの場の声優陣にはさらに身を切るような辛さを感じるものだと思います。

その収録の様子を大泣きしながらも見詰める茜の目の力…

ものすごい力が目に宿ってるって思えたのですよね。

それがあったからだと思うのですが、

その後一緒にポチョミンをやり始めたの茜の必死な叫びを聞いて

本当に前回以上に、「なんて強い子なんだろう」って思わせてくれました。



ん~~これもまたね

ホントに前回の時点で何故気付かないんだって感じではありますけどね(^^;




●気分は祐天寺?

御子柴さんの凄さに感動して泣いてしまった祐天寺ですが、

あの気持ち、何だかすごく分かるのですよね~。

アニメーション編もオンライン編もなのですが、

アフレコの凄さが加速して行くに連れてどんどん引き込まれてしまって、

何か自然と涙がじわりじわりと来るようでした。



この感動、感覚、両編で少し違う要素があるかな?


アニメーション編は…

ダメダメだった前田さんが少しずつ困難を克服して輪に加わって行く。

また前田さんのためにアフレコがうまく進まない状況になってしまった。

そういう中で、バラバラだったものがひとつにまとまって行く、

みんなの気持ちがひとつになって行く、そんな感動があったのかな。

バラバラだったものがひとつに…

これは自分のとても好きな展開でもあります。


オンライン編は…

これは上に書いた、御子柴さんと橋爪のせめぎ合いにも関わるところです。

これまたみんながまとまる系ではありますが、

御子柴さん単独の力&声優陣のまとまり、

それらと橋爪のモーションアクトが融合する?

前者の部分はアニメーション編同様にとても心奪われる凄さ、

しかも紙との戦いの中でもある訳ですしね!

それに加えてみんながひとつになって突き進む中で、

橋爪の動きも加速する。


せめぎ合いからの、熱い共闘がもたらす感動。

「後半はそんな2人が…」って上で書いたやつですw


御子柴さんたちの声と、橋爪の動きと表情の表現が、

すごくリンクしていったように思うのですよね。

特に御子柴さん単独のときはポチョミンの声そのままなだけに、

融合感が強いですけどね。

橋爪を見ながら御子柴さんの声を聞いていると、

だんだんポチョミンそのものを観てる気持にさえなりました。


声を聞きながらモーションアクトを観ていると、

そこに本当にポチョミンがいるかのような。

そんな…

そんな気持ちに…

なっちゃったんだよねぇ


って御子柴さんの言い方を真似てみるw



アニメもオンラインも紆余曲折があるお話ですが、

ハードルを乗り越えながらの、なんというか、疾走感??

観ていて本当に心を引き込まれるものがありました!^^



で、またね、

その疾走がピタッと止まったところに「決め」のセリフが来て、

その言葉でさらに胸熱くなったところに…主題歌が響く!

アツい!なんてアツい作品なんだ~!^^




●個人的想いとか個人的見どころに関して

今回は自分の中で初めての、6Cでの「再演」の観劇でした。

短編作品ならいくつか観た作品はありましたけどね。

初6CだったSSから昨年のロクバンタムでいくつかありましたし、

オレンジは本公演として改めて作られましたし、

そして「天気と戦う」は別の機会に観てもいましたし。


でも本公演のまるまる再演というのは初めてで、

とても楽しみにしていました。


で、やっぱり配役について気になるポイントがいくつもありました。

まず、前回から役が変わる方がいらした。

そして前回と同じ役を演じる方の中には、

「この間で流れた時間の重みが特に大きい方」がいらした。


前者の代表は、

絶対的主演だった小沢さんから引き継いでの主演土屋さんと、

珍しくクールな藤堂さん。

後者は、言わずもがな、ナガレ…じゃなくって(おでん大佐風)、

前回でキャリア4作目にしてこの大役を演じ、

そこからさらに大きく経験を積みつつ、6Cに入団までしてしまった!

くりゅちゃん栗生みな!


まあ素人なので何が分かるってんじゃないですけどね、

どんな姿が観られるのか本当に楽しみでした。




土屋さんは…

見事に老けた?(笑)

実年齢的には「ギリギリ青年」くらい?

中年というには若いのですがね~(笑)

でも何というか、若さと老け感とが絶妙に混ざってた気がしますw

ちょっと若作りしてる感じあるけどやっぱりおじさん、

でもすごいエネルギッシュなおじさん、っていう感じかなw


それとおもしろかったのが、何か肩の力が抜けてる気がするのです。

もちろん良い意味でです。

すごい熱くてパワフルで、でもってウザくて厄介なおじさんではある。

だから何か全身ガッチガチに力みまくってる感じの人。

でもガッチガチなくせにどこか肩の力が抜けてるような?

そんな矛盾した雰囲気が両方入ってるように思えました。

ちょっと不思議なKYな人っぽさとでも言えば良いかな、

「面白い」というより「変」な魅力を感じました。

全然褒めてるように聞こえないかもですが、良い方の意味で書いてますw

いつも思いますが、土屋さんって何か妙~~に

不思議な魅力があるような気がするのですよね~



藤堂さんは…

普段いろいろ言われちゃう方ですがw、やっぱりカッコ良い!

役者さんって本当に面白いですよね。

演技として役割をきっちり演じると、本当に全く違う人格が出てくるようなね。


良いなあ~と思ったのが、どこまでも怜悧冷徹な雰囲気!

前回の吉田さんは力強いというか「剛」って感じを受けていたのですが、

藤堂さんは「鋭」って感じでしたねえ、切れ味鋭い冷徹な頭脳?

オンライン初日、藤堂さんが最初にマイクに向かって話し出した時、

普段見ない目の鋭さに思わずゾクッとしちゃいましたもん。

というかそれがハッキリ分かるほど近くから観てないですが、

すごいシャープなイメージがズバッと飛んできたのですよね。


でもそんな雰囲気でありながら、先に書いたような、

すごく良い、葛藤しているみたいな姿があって。。。

その差がすごく良かったです^^

藤堂さんのこっち方面、もっともっと観てみたいですね^^



そしてくりゅちゃん。

彼女が前回どんな後悔をしていて、

それを今回でどう乗り越えようとしていたのか…

残念ながら自分には分からないことだらけでした><


が、上で書いてますが、茜の強い想いはすごく感じられて、

そこは前回と今回での大きな違いでしたかね~。

前回は「何となく」感じていたものを今回改めて認識させられたのでした。

黒船チームとホントに一緒。



それからこういう見方をしては本当はいけないのでしょうけど…


アニメ編の方で、オフ芝居するのが前回より(恐らく)増えました。

その中で御子柴さんと茜が何やら話してるところがありました。


セリフの方で、アフレコテストのときに「何だその演技は」みたいに

御子柴さんが叱るところがあって、その流れを受けて、

その後マイク脇や後ろの椅子の辺りでする会話。

セリフにもあるとおり最初は厳しかった御子柴さん。

でもアフレコ本番では、セリフを言い終わった茜に向かって、

「今のはなかなか良いんじゃん?」みたいに何か言っている…

これが、何かグッと来てしまったのでした。


前回は確か無かったこの小さなやり取りを、3年半経って観られた。

それはまるで、宇田川・栗生という師弟関係が、

3年半という時間を過ごしてきた先にあるリアルなものにも

観えてしまったりなんかしてねえ~~


いやホントこんな見方しちゃダメなのでしょうけど…

でも思わず目頭が熱くなるものが

あったりなかったりしないではいられるようないられないような…

(もうさっぱり分からないw)

そんなちょっとした感動があったのでした。



そもそもですね、自分にとっての再演なら、

やっぱりまずはこの作品を観てみたかったというのがありました。

6Cで初めて観た本公演がこの作品でしたし、

そして宇田川さんとくりゅちゃんという大きな要素があるから!

これが師弟関係の始まりの作品だと思ってましたし、

さらに弟子は「本当の」弟子になって、しかもとても仲良しな2人になって!

だから、くりゅちゃんの茜で、もう一度この作品を観たいって、

ずっと思ってはいたのですよね。


だからこのシーンはなんだかちょっと、嬉しかったのですよね~







といったところで感想はここまで。


まだ書いてない方も多いですし、書きたいこともまだ結構あるのですが、

何だかとてもまとめきれる気がしません(^^;

どこかで気が向いたら書こうかな~~くらいに今は思っています。


ってまだ書いてない6Cメンバーや、客演の中でも何人か、

すごい書きたい人もいるのですけどね~(^^;;;




アリスインアリスの3rdシングル

「武将降臨OVER AGAIN」


カップリング2曲を含めて感想をちょちょっと書いてみます。



ちなみに今日アップされた全編PVはまだ見ていないw

あくまで音源だけの感想にしとこうかなと思ってね。

というか、この後、全部の用事を片付けたら、

お酒を片手にじっくり見ようと思ってるってのが一番の理由だけどw



一応公式サイトの情報を

アリスインアリス公式サイト - DISCOGRAPHY



ではでは参ります。



●武将降臨OVER AGAIN


歌・・・・には違いない、歌ってるからね。

でもそれ以上にセリフが全く止まらない。


「手拍子すらさせないアリスインアリス」

前作ユピテルライダーが出たときこんなこと言ってたけど、

今回は確実にもっとヤバい!

もっとさせない気マンマンだ!ww


これはもうホントにひとつの短編芝居に等しい?



それと個人的予想でしたが、みんなの役柄がちょっと意外でした。

強い系のキャラと、可愛い系弱い系のキャラが、

予想と真逆になりました。


あすぴーは、まあヒーローものの主役のひとつの形かな?

新たに力を手に入れたばかりでまだ弱くて、

きっとこの子の成長と共にお話が進むんだな~ってね。


そして絶対カッコ良い系だと信じて疑わなかった相田さんが、

意外にも可愛い系!!

いや相田さんは可愛いけどあくまでキャラ的にね?w

これはさゆりんもですね。強い系を予想していました。


そして、綾乃栗生の強キャラ!これが本当に意外!

でもね、2人ともこっちやってもやっぱり見事にハマるね^^

特に綾乃さんは、デジタルホムンクルスのセカンドで見せたような、

クールで強い雰囲気が見事でね~。

ついでにセリフもデジホムっぽいのがあったなあ^^

明日香を強く引っ張るのが彼女なのかな?

またくりゅちゃんは「卑弥呼の眷属か!」って声…

ぐはぁ・・・・・・カッコ良すぎる><


あと、ゆずのちょっと粗野な感じのキャラも、

なんかヤンチャそうで良いなあ^^



あ、そうそう、事前に出てたあすぴーの怖い目のやつは、

あれは最初に拒否られるときの信長としてのシーンなのかな?

このあと観るのが楽しみです!



そして最大の驚きは・・・

戦国時代屈指の知将2人「羽柴の両兵衛」を、

綾乃さんと相田さんという、

アリアリきってのおバカキャラお笑いキャラ2人がやるとは!!www

これがとにかくびっくりでしたw




●ともだちインプット


お話がふくらんだ!!!

CD化前のバージョンではセリフパートのお話は

「これはこういうことなのかな?」

とある程度想像も含んで解釈していたところがありますが、

今回はそういうところも全部キッチリ入りました~!


ともだちインプット完全版、みたいな感じ?


・「TYPE ASP-28」が子供たちとの仲を深めていく

・リミッターを外して子供たちを助ける

・そういうムチャをしたから壊れてしまう

・でもみんなの想いが初期化されてしまったASP-28を元に戻す


もちろん最初の歌からこういうお話だったと思ってましたが、

でも今回で全部しっかりお話が繋がった気がしました。

歌詞の良さも意味も全部が繋がった感じ^^

お陰で元々グッと来ちゃう歌が、さらにグッと来ちゃう!!


なんかね~すごく可愛らしい歌なんだけど、

切なさもあってほっこりするところもあって…

ホントに名曲だと思います!!


あと、追加になった部分の曲、

ちょっと懐かしいゲームサウンドを想起させる音がいっぱいww





●ハイランドスター


満を持して・・・かな?2期の最初からあった歌ですからね!

でも、表記が英語からカタカナになったのは何で?

もともとカタカナだったのかな?w


なにより大きいのは、歌詞ちゃんと分かったw

いやぁ~いままで結構断片的に覚えてましたからね。

字面で見ないと理解しにくい人間なもんで、てへ(^^;


曲調やダンスのときのみんなの笑顔とはうらはらに、

とっても切ない感じの歌詞とセリフの歌ではありました。

その切ない感じをもっとしっかり捉えることができました~。

ま、ちゃんと理解しようとすると結構難しいのですけど(^^;


あとコーラスの部分って言ったら良いかな。

今までは…あったか?(^^;聞き取れてなかった?

そういうところの綺麗なハーモニーがとっても素敵!!


3人の頃から聞いてはいるけれど、

人数増えてみんなでこれを歌って語っているのもまた、

とっても良いものですね!!



それとCDにはなくてライブバージョンだけですが、

最後の「おかえり」は・・・素晴らしすぎます><

誰だろう、これを考えた人、お見事ですよ!!




ってことでいよいよCD発売週間が始まります!!





ボイスの感想がまだ終わってませんが、

ほやほやのうちに書いちゃうぞ~~



綾乃さんご出演の、

ラフメーカー「面影橋で逢いましょう」

この土日に観てきました。


ネタバレ含めて感想書いてしまいますので、

未見の方はご注意くださいませ~。




では行きます。





まずはざっくりとしたあらすじ。



そそっかしくて仕事でミスばかりして落ち込みがちなOL陽子。

シェアメイトの友人静との交換日記をきっかけに、

ミスや会社の人間関係を改善させて行き、

明るさも取り戻していく。

ところがある日その大切なノートを駅で落としてしまう。


それを拾ったのは偶然にも、

陽子が良く訪れる近所のコンビニの店員斉藤。

駅に届け出ようか迷う中で、日記の記述に惹かれ、

つい自分の日記をノートに書き出してしまう。


やがて静の記述からノートの返し方を思いついた斉藤。

静が舞台の衣装の仕事をしていたために、

担当する公演を突き止め、劇場に差し入れる形でノートを返した。


ノートが手元に戻った2人。

書き手の分からない日記を読むうちに、どうやら近所に住む人らしいと気付く。

さらに陽子が目を止めたのは、書き手である拾い主の女性が、

アルバイト中にした客とのやり取りの記述。

その記述と同じ記憶を、陽子も持っていた。


拾い主がが誰だか気付いた陽子。

お礼の日記を書き込んだノートを手に、拾い主の記述を元に、

彼女がバイトに向かう同じ時間の同じ場所へ、静を伴って向かった。

それは、面影橋。


やがていつもどおりの時間なのだろう、斉藤が現れ、陽子に気づいた。

そして陽子が手にしたノートにも・・・・・





あらすじ、めずらしく短くまとまったwww




そしてここからばば~~っと感想行きます!





とてもとてもありふれた日常の中のお話。

何か大きな出来事があるわけではなくて、

淡々と、本当にささやかな日々が流れる、そんな感じ。

とはいっても斉藤さんとの繋がり方は偶然にもほどがあるくらいに、

十分に大きなびっくりではあるのですけどね(笑)

それでも日常の枠の中ではあるのかなって。


下手に作ると、本当に退屈でつまらない舞台になる恐れありあり。

実際そういう作品も何度も観たことあります。

が、この舞台はそんなのとは全然違う!すごく面白かった~

日々の本当に小さな出来事の積み重ねだけれど、

それをとても楽しく見せて頂いてしまいました。


一番大きな要素は、交換日記じゃないかなあ。

何を書いたんだろう、何て読んでくれるんだろうって、

次の日記を読むのがとても楽しみで、

日常のことにもかかわらずすごくワクワクさせられてしまいました。

活動の時間帯がちょっと違って同じ家なのにすれ違いみたいな陽子と静。

その間をつなぐような日記の存在はとっても大きかったですし、

きっと日記を使う見せ方もとっても上手だったのでしょうね^^


「自分で読むのでなく、相手が書いた日記を読むのが良い」

って感想が仲間内でありましたが、確かにそうだ!交換日記ですしね^^



すれ違うようにかわるがわる出てくる陽子と静が、

真ん中にあるこの日記で繋がってて・・・

互いに読んでは書いて、読んでは書いて、

日常の慌しい中でふとしたときに足を止めてそれをやっている。


だけでなく、一回、陽子が書いてる時に静が帰ってきちゃって、

覗こうとしたら陽子にすっごい拒否られる。

これ、絶対あり得る日常のシチュエーションだけど、すごく笑った^^


そして二人同時に舞台に出てくるけれど別の時間の中で動いてるところ、

ここも何だかすごく良かった…

時間の流れ、季節の移り変わりを感じさせてくれるような、

そんな感じ。


季節の移り変わりも観られるし、

優しくゆったりと時間の流れを感じられる作品ですが、

こういうところにもそんな雰囲気を感じさせられてたのかな^^


それに手書きの日記っていうところにも、

何かあたたかさを感じるものがあったのかなあ。




そういう雰囲気のためかお話のためか、日記のワクワクのためか、

何でかは分からないのですが、すごく微笑ましい気持ちで観られる舞台でした。


陽子が仕事で上手く行かなくて、困り顔で頑張ってるところも、

ミスして怒られちゃうところも…

陽子をまるで手の掛かる妹みたいな様子で相手する静が、

でもとっても温かい日記書いていたり、

日記の返事に困った様子があったり、

何を書くかアドバイス貰って嬉しそうに帰ってくるところも…

斉藤さんがちょっと浮かない様子で面倒なバイトくんの相手するところも…

いろ~~んなところがすごく微笑ましく観られるのですよね、何でだろ?

ホントにささやかな日常のひとコマが、

「うんうん、そうだよね、あるある~」みたいに感じられて、

いろんなところに共感できる何かがあったのかなあ。


でも会社の様子は少し違う。

課長、あの課長はイカンぞう、パワハラパワハラ!

いや、「やっだぁ~~~」って面白いんだけどww

すごく良いアクを出してましたね!!

せっかく頑張ってミスをなくして元気になった課員から、

やる気を失わせるようなことを平気で言う嫌なダメ課長だw


そして不思議な存在だったこずえは、表面の笑顔とは裏腹に、

垣間見せる怒りにも似た表情がものすごく印象に残りました。

あの子の真意はどこにあるのかな?って。

ここは森岡さんに直接お話をお伺いすることができて良かったです^^

様々な表情を見せていたこずえは何だかすごく気になる人物でしたし、

その心のうちをしっかり聞くことができました!


面倒なバイト大崎くんや遠藤さんのところは、

微笑ましいってよりはがっつり笑っちゃうところも多かったですが^^




そして、日記を介して陽子&静と斉藤さんが繋がったのと、

もうひとつ別の大きな驚き…どんでん返しに近いものですね。

課長が語った、かつて陽子と同じようにミスが多くて暗くて…

結局会社を辞めてしまった斉藤という人がいたこと

それがコンビニの斉藤さんであると分かるところ。。。


これ、課長が「斉藤さん」と名前を出したときに、

それがコンビニ店員の彼女だとすぐに結びつくかどうかは、

回によって違ったのかな?

自分が最初に観たときはすぐに結びつかずに後から発覚して、

ホントにどんでん返しみたいにビックリしたのですが、

2回目は大崎くんがちょいちょい名前を呼んでいたから、

すぐに結び付けられるのかなあと思えたし。

大崎くんがアドリブのセリフが多かったためか、

それとも結び付けやすくするために敢えて呼ぶようにした??

でもどちらにしても、すごくビックリするところでした。


そんな斉藤さんの変化もすごく良かった。

何となく浮かない感じで日々過ごしているところ。

そして、会社受けに行って「まだダメ」とつぶやくところ。

不思議なセリフの意味が後から分かりますが、

ちょっとグッと来ちゃうのですよね~><

そんな彼女の笑顔、舞台観に行ってすごく楽しんだ様子や、

そこで陽子とばったり会ったときの会話の様子。

そして日記に書いた、陽子に1年越しにお菓子を薦められた嬉しさ…

普段浮かない感じだからこそ、時折出てくる嬉しい様子がね、

なんだかこれまた微笑ましくてね~^^




ホントに小さなことも中にはあるけれど、様々なことで人は浮いたり沈んだり。

あ、沈む方で課長にまつわるところは小さくないけどw

でもすごく驚ける出来事だって、

案外自分の近くにあるものなのかも知れないなあって感じたり。

決して大きくはない表現の中でも、大きく心動かされるものがありました。


そして、陽子が拾い主に気付くところからラストシーンまでは、

とてもとても感動的でした。

何かに気付いたようにじっと一点を見て頭の中で考えを巡らせ始めた陽子が、

何も言わずにペンを取ってきて書き始めて…

そして

また花を咲かせた桜をバックに静を連れ出して様子を伺って、

そしてやってきた斉藤さんがあっと驚いて…そのままシルエットに。。。


個人的に、最後陽子と斉藤さんの会話はなしで行って欲しい展開だと思って、

でもどうなるんだろう、会えるのかな?話すのかな?って、

すごくドキドキしながら観ていたラストシーン。

そうしたら自分が一番期待した展開で終わりになって…

それもまたすごく自分がツボっちゃった理由なのかな?

最後のシーンは思わず堪えきれずに・・・でしたよ(^^;


本当に素敵な素敵な作品でした。





綾乃さんは…やっぱりこういう繊細な表現?良いなあ^^


「動」の役者さんと「静」の役者さん。

インパクトが強いのはもちろん、大きな表現の「動」だけれど、

「静」には「静」の、また違ったタイプの味があるものですね。

きっとこの作品と同じように、何かじんわり心に沁みてくるような感じ。

とってもほっこりできました。困り顔とっても似合うしw


それと、良い声を、じ~~~~~っくり聞かせて貰えて。

この作品自体が役者さんの「声」をすごく楽しめる印象で、

そうなると綾乃さんの声はさらに大きな武器として活きてくるのかな^^





まとまりませんでしたけどばばば~っと色々書いて、

でもまだ何か書き足りないような…

もう十分書いたような…

文章といっしょに気持ちもまとまりませんが、


いちおうここまででおしまいにします。



また思い出すものがあったら書いちゃおうかな^^


劇団6番シード

「ザ・ボイスアクター ~アニメーション&オンライン~」


昨日無事に、幕を閉じました。

主役のお2人はもう満身創痍という感じだったのかと思いますが、

大きな事故なく最後まで走り抜けて、本当に良かったです。

皆様、本当にお疲れ様でした。




舞台の方はと言えば

何かもういろいろすごかった…

ため息とともにそんな風につぶやいちゃう感じ。

いろいろすごすぎたせいかパッと言葉が浮かばなくて。


だから、じっくりじっくり思い返しつつ、

一生懸命言葉をひねり出そうとしながら、

ようやく感想をこうして書けるところまでたどり着いた気がします。



とにかくいえることは、3年半前の前回よりも、

すごくパワーアップしたんじゃないのかな?ってこと。

あのとき既にとんでもなくすごい舞台だと思っていましたが、

劇場が倍以上?の大きさになってもパワーダウンを感じさせるどころか、

さらにすごいものが観られたような気がしています。

そのパワーってのが実際何なのか自分は分からないけれど、

芝居を観ていてびしびし飛んでくるもの伝わってくるものが何かすごい?

全然説明になってないけどホントになんかすごい!

ただそれしか書けないけど、すごいんです。


ひとつも情報増えなかったね(^^;





今回観ていてすごく思ったこと。

ステージにいる全員が、そこで「生きて」いるんだなってこと。

これは、同じく劇団代表作と言って良いと思う、

「Call me Call you」にも言えることです。

それとボイスの2編では、オンラインがさらにいっそう、

そういう感じが強いかな?


舞台に出ずっぱりの人がたくさんいて、

進行上のメイン側にいる人がいれば、サブ側?にいる人も当然いる。

舞台上あちこちに散らばって、互いに顔も見えない人もいる。

けれどもその全員が、ひとつの軸に沿って何かをしている。

何かうっかりがあったら、その人がその軸からずれたことが

分かっちゃいそうなくらい。

ひとりとして置物になっている人がいない。


それを、

・これだけ高速で進行して

・きっかけが細かく大量に存在している

舞台でやっているわけですよね。


役者さんが話の進行に神経張り巡らせるのはどの舞台でも当然でしょうけど、

そこにさらに一段も二段も高いハードルが置いてある感じ?


こんな鬼鬼畜忙しい舞台の中で、全員がやっているのです。

置物がいないどころかメインもサブもみんな尋常じゃない大変さ。

というかサブがサブじゃない、気を抜いたら芝居の神速を邪魔するからね。


そういう大変さを全員が背負っている。

そこがまさに全員が「生きて」いると思えた部分です。



なんだろ、役者さんが演じる大変さと、

話の世界の人物たちが感じる苦労、

それがリンクしてるのだと思うのですよね。

演技で、人物たちの苦労を表現するのでなくて、

役者さんたちが実際に体感している苦労。

だから観ていてすごくリアルに思える。

そんなリアルさが舞台のパワーになるのですかね???



そんな風に思っていたら宇田川さんが、

『役者が大変な舞台は面白い』と言っていらして、

なんだかすごく納得できてしまいました。





それから全員が生きているってこととも関連しそうですが、

両編ともに、絶対的主役がセンターを張っていながら、

本当に、舞台上の全員が見所で、全員が主役、

そんな風にさえ思えるくらいに全員が活躍していました。


マイクに向かう人たちと、周りで待機する人たち、

音響ブース(でいいのか?)と、その隣室。

そんな風に舞台上にだいたい4つ前後の見所がいつもある。

その見所全てを同時に観るなんてのは不可能なんだ!

だから何度観てもこの舞台を100%楽しみ尽くしたとはとても思えない!(笑)


しかもね、

「今回こそはあのシーンのあの人をじっくり見るぞ~」

とかなんとか意気込んで観劇に臨んでもね?

主役の2人を中心とする展開が加速していくと、

気が付くとそっちを観ちゃっている!無意識に観ちゃっている!

そして元々観ようと思っていたところをまた見逃して…

というのを何度やったことか(^^;


これが、圧倒的絶対的主役が持つ、抗えない魅力なのだろうかw

みんなが凄くて舞台上のそこかしこが光っているのに、

本気を出した主役がサクッと人の心を奪って行く。。

こうして、この舞台を100%楽しみ尽くしたと思える機会が、

またひとつ失われていくのでしたww

アニメ編土屋さん、オンライン編宇田川さん…主役恐ろしいw



言ってることが最初と矛盾してる!

とかなんとか矢理田椎名さんに突っ込まれるなら本望です。





でもってとにかく6Cらしさがいっぱい。


まずとにかく面白い、何かすごい笑わされる。

すごいスピードでぽぽぽぽぽんとテンポ良く進んだと思ったら、

突然落とす、そこで客席どっかん、みたいなやつだ。

あとは合間合間に挟まってくるツッコミなんかもだしね。

今回はこういうどっかんが本当に大きかった気がします。


で、そういう笑いの要素が、何かすごく自然にある気がするのですよね。

突然何か変なことがあってそれが面白いとかじゃなくて、

いやそういう変なことする人も多いけどw、何というかそこに唐突感がない。

お話の流れの中でごく自然に出てくる変なこと面白いこと、

流れを邪魔しなくて、すっと自然に入ってくる笑い要素、

そんな気がするのです。


サッカーで例えるなら、

セットプレイからの得点ではなく、流れの中からの得点ってヤツ。

長短のパスが巧みに繋がって、ディフェンスを崩し、

最後にキッチリとシュートを決める、そんな感じ。


お前は6C好き補正が掛かってるだろ、という指摘は否定しないw



そしてやはり、スピード感の対極にあるような、

張りつめた空気で呼吸さえしづらくなるような静寂の存在。

静と動の振り幅が尋常じゃなく大きくてね。

これは松本作品の大きな特長じゃないかと思いますが、

ボイスもまたその効果がホントに大きくてね~。


ストップ&ゴー…いっつもこの言い回ししちゃいますけど、

この「ストップ」があるからこそ、

「ゴー」、6Cの大きな武器である神速が、

ますます活きてくるってことは疑いようがないです。


普段、少なくとも自分が観ている範囲では、

呼吸をすることさえ憚られるような緊迫シーンがあるコメディは、

そうそうお目にかかることはありませんからね。






感想の言葉がなかなか出てこなかったのを証明するかのように、

なんだか全然まとまらない感想になってしまいました(^^;

ひとまず第一弾ってことで、今日のところはこの辺で。




さっきまで書こうと思ってたこと…なんだったっけかなあ(^^;;



GENKI Produce

「素晴ラシキ世界ノ片隅デ」


昨日無事に幕を閉じました。

くすっと笑ったりゲラゲラ笑ったり、

ウルッとさせられたり号泣に近く泣かされたり、

そして何よりとても考えさせられる、作品でした。

本当に面白い『素晴ラシキ作品』だったと思います!!



お話の舞台は、戦時中の日本を想起させることがいっぱい。

でも、いつの時代か、どこの国か、そして戦争という言葉も、

何かを特定する言葉は全く出て来ない。

主戦・反戦、どちらの立場で語っているとも言えないように思える。

(登場人物には戦いに反対する立場の人間がいるし、

作者自身根っこの思いはきっとあると思うけれど、

でも作品を一見したところでは、断定はしていないと思えたのでした)

様々なものを巧みにぼやっとさせて表現していたように思います。


それに加え、比較的シリアス要素が濃い中に、笑いが挟まってくる。

その挟み方がとにかく絶妙だったと思いました。

シリアスに挟まる不自然な笑いがとっても嫌いな自分ですが、

決してシリアスを邪魔しすぎることがなく、見事に笑わされてしまいました。


さじ加減がちょうど良いと言えばいいのか、

様々な要素が実に絶妙なバランスでできていた舞台だったと思います。



そんな素敵な舞台のあらすじや感想を、

ホットなうちに一気に行ってみたいと思います!





~~あらすじ~~


戦いのさ中にあった、とある国の、喫茶店が舞台のお話。


無為な戦いへの反意を示すため徴兵逃れをして身を隠そうとした青年と、

それを匿った父親がいた。

戦況が悪化する中、兵員の確保は急務の課題。

徴兵逃れは本人だけでなく知っている者も重罪。

息子ススムは、父親ゴロウが営む喫茶店の地下に潜伏し、

ゴロウは息子が失踪したことにして口を閉ざしていた。

しかしある時、新人アルバイト店員ミライに姿を見られてしまい、

ミライも2人との秘密を共有することになってしまった。


やがてススムを探すいくつもの目が、彼の居場所を暴いてしまう。

徴兵逃れを厳しく処罰するためにススムを追う特殊警察。

失踪したススムの身を案じる恋人のウズメの追求。

そして娘を心配するミライの母が、ゴロウとミライの会話を偶然聞いてしまい、

その情報を特殊警察に提供した。

特殊警察の手が喫茶店に及んでしまったことで、

事情を知る父やミライだけでなく、

何も知らない常連客たちに累が及ばぬよう、

ススムは黙って連行され、軍に身を投じることになる。




これらの出来事は、実は複雑に絡んだものがあった。


ススムを探すため、ススムの恋人ウズメに接近した特殊警察。

その局長ナガトは、ゴロウや喫茶店の常連客コズエの幼馴染だった。

さらにもう1人、みんなのマドンナ的存在のユメコ。

ナガトとゴロウ、コズエとユメコは仲良しだったが、

とある諍いがきっかけでナガトとゴロウは疎遠になり始める。

さらに、ナガトとユメコと恋仲であったが、ユメコが暴漢に襲われかけた際、

ナガトが助けに入るものの、はずみでその暴漢が死んでしまった。

正当防衛とはなったが、ナガトは彼らの前から姿を消した。

その後ユメコはゴロウと結婚することになったが、

ほどなくしてユメコは病で亡くなった。


またナガトの部下ホウジョウは、ススムの同級生だった。

幼い頃貧しかった彼に、ススムは恩人のような存在だったが、

国家のため任務のためと、ウズメに接近し、ススムの潜伏先を暴こうとしていた。


その中でホウジョウは知ってしまう…


ユメコを襲い命を落とした暴漢には一人娘がいたこと、

そしてそれがウズメであること。

家族想いのその男はユメコ自身を狙ったのではなく、

貧しさゆえの金品目当て、やむにやまれずの犯行であった。

さらに、襲われたそのとき、ユメコは身ごもっていた。

その父親は・・・・・ナガトだった。

ゴロウは全てを知った上で、姿を消したナガトに代わりユメコを迎え、

ススムの父親になったのだった。


何も知らずにススムと交際していたウズメだったが、

偶然にも彼が実は父を殺した憎き男の息子だと知ってしまう。

そして復讐のためにススムを戦地に送り込むことを画策し、

ホウジョウたちに協力していたのだった。


ナガト自身も知らなかったその事実。

ナガトがウズメの元を訪れると、ウズメの口から出たのは、

優しい父を奪った男への糾弾の言葉。

家族を失った気持ちを同じように味わえば良いと。

自分がしたのは国民としての義務を果たしたに過ぎない、

告発した徴兵逃れの人間がたまたま実の子供だったというだけだと。


悪びれずにいるウズメに対してナガトは、地に膝をつき頭を垂れた…

特殊警察の長として常に高圧的でいたナガトが。

その謝罪が、ウズメが閉じ込めていた想いに火をつけた。

「謝らないでよ!」泣きながら絶叫するウズメ。

ウズメにとってススムは、憎き男の息子とはいえ、愛する人だった…



半年後…ゴロウの喫茶店は久々に店を開けた。

訓練を終えたススムたちが出兵の前に一時立ち寄れるという。

常連客たちも久々に集い、かつての楽しい空気が戻る店内。

このときのために取っておいた酒を酌み交わす一同。


そこにナガトが訪れた。

望まれぬ訪問客だったが、同じように酒を酌み交わす…。


そして皆が去った店内に残ったゴロウとナガト。

全てを知ったナガトの目的はゴロウへの謝罪だったが、

その謝罪を流したゴロウは「お前達2人の息子」と言ったナガトに対し、

「お前達じゃない、俺達3人の息子だ!」と反論する。

2人は20年越しに、真実を語り合うことができたのだった。。。


特殊警察の長としての顔に戻り、私人として話しすぎたことを、

酔いでごまかそうとするかのように去るナガトに向けて、

ゴロウは黙って2つの杯に酒を注いだ。

2人はもう一度、杯を掲げ合った…。。。




その後、その国は争いに敗れた。


本土を空襲で焼かれ、その中でミライは母を失った。

南方に赴いたススムの行方は争いを終えた後も知れなかった。

喫茶店の常連客たちは、出兵して亡くなった者あれば、

争いが終わり、結婚して母国に帰る者や元の仕事に戻る者もいた。

コズエは永年の想いを叶えてゴロウと結婚し、

そしてミライはそんな2人とともに、喫茶店で働いていた。


そしていつしか1年経ったある日…

ミライたちがいつものように店を開こうとしていると、店の扉のベルが鳴った。

出迎えようとしたミライが、そこで立ち尽くす。



ボロボロの軍服を着て立っていたのは…



「・・・・・・ただいま」



~~END~~





とまあこんな感じなのですけど、やっぱりどうも自分は、

短くまとめようとすると文章半端になるなあ><

ワンダフルワールドの雰囲気とかもっと書きたかったなあ><


とにかく…なんとなく雰囲気が伝われば何よりです。





で、感想を改めて。




●未来?過去?

ミライが物語の最初と最後に言います。

「過去だと思う。いや、未来かもしれない。」

この言葉に全てが表れている気がしました。


このブログの最初にも書きましたが、戦争を扱ったお話です。

昭和のあの戦争を想起させるものは確かに多い。

ナガトたち特殊警察が語る、その身を剣と化す作戦のことや、

争いに負け植民地と化した後の話など「まさに今じゃん!」なんて思えたり。

ぼかされてはいるものの正直そのまんまだと思えます。


でも、断定はしていない、特定はできない。

決してそれだけじゃない要素がたくさんある!

だから

「過去だと思う」

「いや、未来かもしれない。」

なのですよね。


舞台の雰囲気も時代考証はごっちゃ。

レトロな雰囲気があると思いきや、カタカナ言葉は多い。

20年前のゴロウたち4人のシーンだって、

加山雄三ネタとか出てくるけれど、ナガトは茶髪だしね。

過去の戦争であれば20年前って、大正と昭和の変わり目頃。

その頃にそんな服装の人いないよね?


・・・・・・ということは?


その20年前というのは「現代」なのかもしれない。

ミライやススムたちのあの時代は、今から20年後なのかもしれない。

その時代に「あらそい」があり、徴兵に取られていくことがある?

そういう可能性を示唆しているのだと思えます。


「今」がどんな時期か、それを考えたときに、

この舞台を今この時期に演じることの意味をとても感じました。


作品上では、登場人物の言葉で様々に語られますが、

基本的にはあらそい自体を良いとも悪いとも言ってないと思います。

その辺りもぼかされているように思いました。


でも、ナガトの言葉にあります。

「国民全員の責任」

ただ流されてはいけない、他人事と決め込んでいてはいけない。

1人1人がきちんと考えて、判断しなければならないということ。

一部の専門家達がやってくれる、なんて他人事ではいけない、

それでは済まされない可能性がある。

いつか自分の身に、自分の子供や孫達の身に、

起こりえるかも知れないことだということ。



このお話の出来事は過去のことかも知れないし、未来のことかも知れない。

でも「過去」だから「未来」だから、と遠いものだと考えるのでなく、

未来の原因としての、「今」だということ。

時間は繋がっている…「今」の行動がとても関わっているということ。


あらゆる可能性を考えて、どうあるべきなのかという判断を、

1人1人が「今」やらなければいけないんだ…それをすごく感じました。



あ、でもすごくハッキリしてることはあるかな。

最初のミライのひとりゼリフの…

「誰かが望むから起きる、でもその誰かは…」ってヤツだ。

具体的には書きませんけどね、それは事実であり真実であると疑っていません。


おおよそ、争いに関して自分が思っていることを、

全て語ってくれていた気がします。


あーーその意味では…ナガトがススムのことを、

あの作戦とは別の配置にするっていうのはね、

本当はそれは、いただけない?(^^;;

その「望む誰か」が身内に対してやりそうなことと同じことなんだよね(^^;





●いろいろな「巧い」

さじ加減がちょうど良いって書いた通りですが、

色んなものがホントに上手な作りだなあと思えました。


戦争といわずに「あらそい」だったり、

特殊警察が妙にサイバーな雰囲気で未来方面?と思えなくもないし、

さらに、言われて気づきましたが、拳銃がリボルバーじゃなくてオート!

この辺りも過去感がなくて巧みに時代をぼかしてるのですよね!!

そして徴兵を示すものも「赤紙」でなく「赤い紙」。

この辺がまた巧いと思わされるところです。



それからシリアスの中に入れてくる笑いですよ。

不自然に挟まれるのが極端に嫌いな自分でも、今回のものは大丈夫でした!

っていうか普通にいっぱい笑わされてねえ~^^


一番大きなのはやはり過去の回想でしょうww

ここはもう完全におふざけお笑いモードに突き抜けましたよね^^


シリアスなシーンから回想になり、その後ろで突然始まる、

年長者2人による謎の着替えw

回想に行くんだよ~~っていうのを示してもらってるから

不自然さがないのかな?w

でもあの若作りは色々と無理がww

このへんは巧くないけどワザとですよねwww

あと傷ついたナガトの走り去り方とか最高ww

20年でキャラ変わりすぎだろwww


あと、芸が細かいな~と笑ったのが2人のくつしたw

たぶんスニーカーっぽいのを意識した模様、あれ手書きだろうなあww



ついでに言うと、楽日の昼公演、ゴロウさんというか西秋元喜さんのしわざ?

船岡さんと戸谷さんがツボっちゃったw

覆いかぶさるユメコのワンパンがヒットしたときの反応?

元喜さん何か変な反応して妙に面白かったのでしょうけど、

その後マジメにまっすぐ立ち尽くさなければいけない船岡さんなのに、

腹筋が、ぷるぷる、ぷるぷる、震えてるのが見えるwww

自分真正面にいたせいで見えすぎちゃって、笑いを殺すのに必死でしたw

かと思えば、エピローグ的に回想を語る戸谷さんまでもがツボっててww

いやぁ~元喜さんが面白いと皆さん仰るその理由が垣間見えました^^



そういや、20年前が田中邦衛のモノマネをしてるのは、

やっぱり「ゴロウ」さんだからなのですかねえ?ww




●で、やっぱり泣かされるよね><

じわじわ泣かされるところから、ドカンとやられるところまで、

やっぱりこういう戦争ものは辛い><


まずはやはり、父を失ったときの母娘の様子。

やつれて憔悴した雰囲気の母カヲル、それが急にもの凄い剣幕で娘に向かい、

そして娘の悲しみの絶叫へ…

ここはもうお2人の合わせ技ですよね、とてもグッと来てしまいました。


そしてコースケとカナコのところ。

子供ができてそれを喜んでいるころに届く、赤い紙。

このときの2人が必死に涙を堪えようとしていて…

その様子にかなり目頭熱くさせられました。

ここは後でキャストさんの感想で書けたらなと。


それから、ナビコさんの歌。

あの話のクライマックスで、それまでのものが積み重なっていて、

うっすら暗い中でのみんなの様子が見えている中で、

藤森さんの素敵な歌声と、あの素敵な歌が、もの凄く沁みてくる…。

色々なことを考えてしまって、じわじわじわじわ、涙が止まらないシーンでした。




そしてそして、ドカンと行くのが3つ!


やはり一番は、ウズメのナガトへの叫びですよ><

ずっと高飛車でいて、嫌な女怖い女の雰囲気を出していたウズメ。

真実ススムを、ナガトを陥れることを狙っていたのかと思ったけれど、

実はススムのことを好きなままでいて、

復讐を果たすことと、最愛の人を戦地に行かせてしまうこと、

その狭間で苦悩していたのだろうことが分かる瞬間。

ここはナガトの態度にも驚くばかりなのに、加えてウズメの涙の絶叫。

何というかもう、一緒に心が引き裂かれるような思いでしたよ><


それから、2人の父のシーン。

「お前達のじゃない、俺達3人の息子だ」

こんなに泣けるセリフが他にあるのか!?

さらには、去ろうとするナガトに黙って差し出した杯。

サッと戻って杯を合わせるナガトがね…

頭がどんどん下がっていくのですよ、身体を震わせるようにしながら。

ここに気付いてまたもう号泣でした><

しかもね、暗転して行く中でシルエットだけで見えるようになっていって、

そういう効果にもかなりやられちゃいました><

あのナガトの様子は今思い出してもまだ涙が出てきます。



あとはやっぱり結末ですね。

ミライが明るく店の準備をしていたところに不意に動きを止めて、

最初に観たときは、そのときにもう涙が出始めていました。

ススムが現れての一言、「ただいま」。

こんなに嬉しい「ただいま」は久しぶりに聞きました。

そしてその後のミライの言葉が何故かとても胸を打ちます><


しかもね、千秋楽では船岡さん、声がすごくウルウルしていて、

反則!反則!!

このセリフをこんな風に言われたらそりゃもう涙腺決壊だから><

でも、船岡さんの気持ちはすごく良く分かる気がしました。

反則には違いないw

でも、千秋楽の最後を、あの声で聞けたのは、良かったです^^





存分に書いたようで、でも何か書き足りないようで、、、

何か思い出したらまた書いちゃうかもですw


でも一応次は、キャストさんのことを書いていけたらと思います!