劇団6番シード
「Life is Numbers」
感想シリーズいよいよ最後です!!!
トリを務めるお2人の感想と、
なんとなく最後のまとめ感想、
そして松本さんへの質問コーナーのメモ書き
三本立てになります!
まずはいつもどおりのリンク貼り貼り…
「Life is Numbers」振り返り(キャラ・キャスト編 そのよん)
「Life is Numbers」振り返り(キャラ・キャスト編 そのさん)
「Life is Numbers」振り返り(キャラ・キャスト編 そのいち)
「Life is Numbers」振り返り(キャラ・キャスト編 そのに)
さあ~最後のおふたりです!!
●主演コンビ
結局最後までひねりもへったくれもないネーミングになったw
この作品の主演のお2人!
とっても仲良しなんならバカップル、
そんな2人を突然襲った残酷な事実。
この2人の人柄だからこそ、辛いお話にはなりきらず、
でもその分余計に心を揺さぶられることになったのかな。
でもでも元気な2人のらぶらぶな姿は、
やっぱりかな~り楽しそうでしたよね!^^
そんな様子でちょっと面白かったのが、最初のカフェのシーン。
二乃宮に厳しいこと言われた四谷が思わず声を荒げると、
他の客はみんなびっくりしてそっちの方を向いちゃう。
でも、2人だけは全く意に介さずいちゃいちゃしてるww
それに気づいたとき、
「やばいこの2人ガチだwガチのバカップルだw」
と思えてしまったものでした(笑)
それと、拓実が遥を抱きかかえてくるくる回る。
現実にこういうカップルがいるか分かりませんけど、
でも何かこの2人はすごく微笑ましく観られたのですよね。
藤堂さんは体格良いですし、上田さんは小っちゃくて、
なんかこう…収まりが良い感じ??
そしてなにより2人ともすごく良いテンションがあって!
この2人がね~、普通に幸せになれてたら…
って思うけどそしたらドラマになりませんけどね(^^;
コンビでのお話はこんなところにして、
個々に書いてまいりましょう。
○一之瀬遥:上田理絵さん
上田さんもね~、何でしょうね、あらゆるものが自然体に観える?
演技をしてるのかしてないのか分からないようなナチュラルさ。
すごく自然な空気を纏ってあの空間にいる気がしました。
初モーレツ、初上田さんとなった、6月のパンティ、あの公演で、
「あの役者さん何か妙に良いぞ~
強烈な印象って訳じゃないけど何かこう…巧い?」
なんて思えたのですけどね。
今回、あの公演のことを思い出すような、そんな雰囲気がありました。
遥は、、、背景が一番見えないキャラだったかな?
もちろんどのキャラにもそういうのはあるのだろうけど。
彼女はどこから来てどこへ行くのか…
それを強く感じさせられるけど、全く見えない、見せない、キャラ。
行動の意図など分からない部分が大きくてね、
何故?どうして?を、すごく考えたくなるのですよね。
でも、そういう多々出る疑問を正面から粉砕するように、
妙な説得力をもって魅せてくれた気がします。
余計なこと考えなくて良いの!
アタシがこうだって言ったらこうなの!!
みたいなね、考えるな!感じろ!的なねw
「この人はそういう人なんだね」と納得させられちゃった感じ。
遥についての解釈は周囲でもいろいろありました。
僕自身も疑問をいろいろ持ったりしました。
でも結局は、疑問はそのままありつつも、
説得力に黙らされたかな、自分個人としてはね。
要するに、上田さんに自分は丸め込まれた、ということかなとw
仕方ない…上田さんの演技、自分には何かツボるもんでw
とにかく!遥はすごく良かった!!
拓実のことすごく大切にしてたと思う、良く分からないけど。
お父さん…甚八さんのことを、知らないんだと思うけど、
娘にどこかで観て欲しいと思ったお父さんの願いは、
形を変えて、ひょんな繋がりから、届いたのだと思う。
それもまたろまんちっくだ。
そして彼女には幸せになって欲しいと思うんだ。
でも…最後にあんな映像観ちゃったら…
どうなんだろう?かえって心に大きく、
拓実のことが残っちゃったりしないかな?
悔いなく未来に向かって歩み始めることができるのかな。
あれを観たから良いのか、観ない方が良いのか、どうかな。
でも、最後、笑ってたあの笑顔が、とにかく印象に残るのです。
あの素晴らしい笑顔、涙でぼろぼろなのに見せた最高の笑顔が。
映像を見上げるその目に溢れて溢れて、こぼれ落ちる涙。
でも、拓実のおバカな姿…
撮ってるところに遥が来てびっくりーのところとかね!
あの驚きがなんだか遥も分かる訳ですよね!
…その姿が映ってるのを観て思わず笑いが出て来ちゃってね。
涙の中にも、拓実の楽しさを感じている姿。
でもやっぱり涙はどんどん溢れて、
目に光るもの…どころか、顔いっぱいに光るものがある。
それでも拓実の輝いてる姿が遥を笑わせる。
そして…
「遥~~~!!!はろぐばーーー!!!!」
恋人が良くやっていた謎の言い回しの新バージョンを、
彼の死後に、生前の姿で、また新たに知る…
そんな姿がまた大きく遥を笑わせる…いっぱいの涙と一緒に。
この姿がね、こちらとしてはもう泣けて泣けて、
泣けて泣けて泣けて、仕方がなかった…。
あんなに素晴らしい笑顔はなかなか観られない!!
そのくらいに素敵な笑顔、でも涙もいっぱい。
そしてその笑顔と涙の背景を思うともうね…たまらないよね。
いや、泣けるっていうか、なんだろね、心動かされるんだよね。
遥は本当にここに尽きると思うのです。
他のことはもう書かないで良いくらいに!!!
・・・なんてことはもちろんなくて、
他にも良いとこいっぱいあるのですけどね~ww
遥…上田さんはね~
シーンのメインでないとこ、セリフがないときの、OFF芝居、
そこでの姿が印象的なことが多かったです。
何か本当にあの世界に生きてる感じが強くて。
他の方もそれは多々やっていると思うのですが、
何か印象に残るのですよね。
ナンバーズ8を持つ手を環奈さんにぶつけちゃった後で、
拓実に向かって「ばーか」みたいに言ってる。
いやいやねーさん、拓実のせいかぁ?w
確かにぶつかったのは拓実が取り返そうとしたからだけどさ、
そもそも取ったのは、ア・ナ・タw
「サプライズはこれ?」っていうあのパーティでは、
周囲で起こる数々の事象をじっと観察する姿。
顎を引いてちょっと上目遣いな感じで、食い入るように観る瞳!
そしてハッとしたようにサプライズがこれなのかと問う…。
表情も、その移り変わりも、問う言葉の雰囲気も巧みに変えてね。
こういうのが、何がどうって理由なんか分からないのですけどね、
なんかすごく良いんですよね~。
あとはセリフの緩急…で良いのかな。
間を入れたり入れなかったりするところ。
特に顕著だったところの代表格は…
「拓実ってほんと面白いよねー残りの日数って・・・なに?」
みたいなところだ。
話の核心を避けた?みたいに触れずにいたところから、
間を取らずにいきなり核心へ踏み込む!
でもそこからぐっっっと間を取るようにして、問いかける。
なんかそんな感じの。
こういうの何回かありましたよね。
「いくつか聞きたいことあるから順番に聞くね?」だっけ?
あれの一連の流れも、そういうテンポが確かちょいちょいあったはず。
「なんでー…………アタシに内緒なの?」とかね。
だめだなぁ、上田さんの演技、片っ端から好きだ!
理由が説明できないけど、何か心をしっかりと捉えて来るんだ。
それとね、もうひとつ、遥の凄く印象的な姿。
そんなにころころ変えてたら間に合わないよって…
言ってしまってから、ハッとするところ。。。
ころころ変えたら間に合わない…多分ですけど、
誰にでもあてはまる単純な普通の意図だったんじゃないのかなあ。
でもこの言葉が、普通の意味のままでは済まされない。
桁数ではしゃいだりしていても、ハッキリとは言ってない、
ただ…心の中に意識はしていたと思うのです、余命、というものを。
無意識に言った言葉が、意識しないといけなかったところに、
うっかりと踏み込んでしまった…そういうものだったのでは…。
でも、言ってしまったことをすごく悔やんでいるのに、
遥はそれを謝ることができない。
謝ってしまったらむしろ事実を突きつけることになってしまう。
だからバツが悪そうに後ろを向いたんじゃないのかな。
そして帰りが遅くなってしまったこと(だったよね)を謝る。
この謝罪にこそ、言ってしまったことへの謝罪が、
重なっていたのではないですかねえ。
声もね…確か…上ずってましたよね。。。
揺らぎがあったというかね。。。
たまたまそうなったときが印象に残った、とかでなければですが。
そして冷蔵庫を覗いて、拓実の体調に気付く…。
このシーンの一連の姿が全て、本当に印象的でした。
言ってしまってからの表情、バツが悪そうな反応、
そして冷蔵庫を見るときの背中…
時が止まったように冷蔵庫の中を見ているその背中。。
じっと拓実の体調について頭の中で反芻してそうな背中。
辛かったなあ・・・・
何もかもが自然で楽しかったことと、
そして、とても印象的な姿と、
上田さんに見せて貰った遥は、やっぱりとても素晴らしかったです!
…やばい、遥長くなりすぎたw
○七海拓実:藤堂瞬さん
さぁ~いよいよ最後!
劇団本公演初主演の藤堂さん!!
なんというかね、ちょっと変なやつで、でも憎めなくて、
なんというかね、ほんとね、かわいいやつでしたw
すごく穏やかで、優しくて、紳士的で、イケメンで、
非の打ちどころがなさそうなんだけど……
「拓実さあ、ホント面白いよね」
遥のこの言葉がいつまでも脳裏に残っているのですけど、
そこに尽きるwなんか残念なんだw
ホントに面白いよねwww
9割以上は良い!そこまでは完璧な造形!
なのに、よりによって最後のワンピースだけが変だから、
むしろとっても変な人になった気がしますw
画竜点睛を欠くってういのは大きいのか!?w
でもだからこそ、すごく愛せる人になった気がします!!
藤堂さんご自身とも何だかとってもリンクするようですよ^^
それと何人もの人が同じように感じていたようですが、
メイツ!のよもぎだ純、彼を演ったからこそ、
このとても愛すべき拓実が生まれたんじゃないかってこと。
それ、自分もすごく思うのですよね、
どこか似た香りの2人でした^^
で、、、藤堂さん、歌上手くなりましたよね?
最後の歌、音きちんと取れてませんでした?
公演の最後の方はむしろわざと下手っぽく歌ってた気さえ!
そして、残念感全開!
ビデオカメラに向かってひとり実演!!
え?なんで?どうして?
なんでそんなにカッコ悪くなるの?www
っていうかなんでそんなに面白くなるの?www
へたくそでも一生懸命!それはすごく分かる!
彼はまっすぐに、頑張って、不慣れなダンスやギターを、
遥に届けよう・遺そうと思って、やっている。
そういう人の一生懸命な姿をさあ、笑っちゃダメだよね?
人の一生懸命を笑う! ダメ!ゼッタイ!!
なんですよ普通は!
なのになぜあんなにおかしく思えて笑えてしまうのか!!
不思議でなりません!
それが脚本の妙であり、藤堂さんの魅力なのだろうか…
ドヤ顔、じゃないんだけど、すっごい楽しそうな顔で、
なんかにこにこしながら、ヘンテコなカッコで、「YO!」って…
今なお思い返しながら書いているだけで、
ちょっとニヤりとしてしまったりしまわなかったりですwww
と、楽しい姿から書いてみましたが、
いろいろ楽しい役ではありましたが、
やっぱり弱って行く姿がとても印象的でした。
先入観は否定しません。
そういう役だと思って観てるからそう観える、
そういうことは多々多々あると思います。
でもとにかく自分には、今回の藤堂さんは、
本当に弱って行ってるようにしか観えなくて。
単純比較できるものじゃないですが、
病弱な父の役をやったヨミガエラセ屋、
(ちょうど良いタイミングでついこの前DVDが届いたw)
このときはまだちょっと強そうな印象があったのですよね。
でも、今回は違った。なんでしょうね~、しぼんでいく?
体格の良さがまるっきり見えなくなるように思えたのですよね。
元気な姿から徐々に…だったからなのかなあ。
でもね~、それが悔しいけどすごく良かったんです。
弱って行く姿が良いとかね…切ないじゃんよ><
そんな風になって欲しくないのにね…、
でもすごく良かった。。。
お話の感想にも書きましたけどね、
三美と病院のロビーで会うシーンは大好きでした。
すっごく辛いけど、辛いけど、大好きでした。
今なお思い返しながら書いているだけで、
ちょっとグッと来てウルッとかなったりならなかったりです。。。
あの時の姿が、、、彼を生前観た最後の姿だなんて><
「おいしそ~・・・食べられるかなぁ」
あの言葉も今なお色濃く脳内に蘇ってきます。
藤堂さん…拓実の、、言葉が。
なんていうかなあ、身体が弱っていることは感じられる。
でもどこか何か明るい?精神は変わらずいる?
そんな気がした言い方だったのですよね。
何となくゆっくりな話し方になっているのが、
体力が落ちて、命の力が失われ始めている話し方?
そんな感じだと思えるのですけどね、
でもゆっくりなだけで、話すイントネーションがどこか明るい?
あの天然で残念で愉快な拓実の拓実らしさはひとつも失われてない?
そんな風に思えたりもしたのですよね。
だからこそ…身体だけが弱ってるからこそ…
逆に切なく思えたりもしてね><
そして、彼の死後に観ることになる、彼の本当に最後の生前の姿。
命の最後の煌めきは…
「バカは強い!」
そう思える姿でもありました。
拓実ってホント面白いよね~…この言葉に尽きる!
ホントに天然でバカでさぁ、
でもそれゆえものすごく真っ直ぐな人なんだろうなって思う!
そんな彼の人柄だから最後まで明るくて、
命の最後のともしびもものすごく明るく輝いた!
そういう姿だったのかなってね。
うーーむ…藤堂さん自身のこととしては全然書いてないね
拓実のことしか書いてないね(^^;
…つまりそれだけあの役が拓実自身だったってことだ!
あそこにいたのが藤堂さんじゃなくて拓実だったんだ!
ということにしておこうそうしよう…(超言い訳
●あとがきじゃないんだけど最後にもう少し
最後に雑多な感想を。
まずね、ツイッターにも書いた気がするけど、
松本さんは本当にすごいと思う。
ロマンティック溢れる作品…
でも、自分はそのロマンをほとんど解さなかった気がするw
特にあれだ、九藤と環奈さんのラストシーンw
教授や四谷周辺のところはジワり感じていたのかな?
とは思うのだけど、環奈さんとこはホントに理解してないw
でも、出演側にいる松本稽古さんさえ唸らせる展開…
いやこの場合は叫ばせる展開かwwが、あった訳ですよね?
ロマンのものさしになるくらいで、
彼女がロマンティックな展開にきゅんきゅんしまくるものが、
この作品にはあったわけですよね?
松本さんの脚本は女性らしさがあるとかなんとか、
かつて聞いたことがありますが、女性の心に響くポイント、
しっかり押さえられているのですね。
そして、もうひとつこの作品ですごいなーと思うのが、
作品としての調和が凄いということですかね。
出演者を観ると、すごく個性的な方が揃ってると思います。
所属劇団では普段メインを張る立場…エース格…の人も何人も。
なのですけど、そういう方たちの個性がケンカし合うでもなく、
かといって没個性になる訳でもない。
魅力を出しつつも、主張させ過ぎず、
「力のある魅力的な役者がいっぱいいる作品」というよりも、
「ひとつのまとまりがある作品」になっているのかなって。
フルスペックで好きな役者の魅力を観たい!という人には、
物足りなさはあったかもしれません。
人それぞれ絶対感じ方は違いますし、群像劇ですしね。
ただ、前述の通りですけど、
これだけの個性的な人を揃えての、
個々の色の発揮と、全体の調和のバランス、ってところでは、
本当に絶妙な塩梅の群像劇になっていた気がします。
●松本さんへの質問覚書
演出家トークショーのコーナーで、
ツイッターで募集していた質問と回答ですね。
えーーー…
時間がたちすぎてメモの解読と行間補完が厳しくなりましたw
なのでメモの文章がほぼそのままが多いですが、ご容赦をw
ところで松本さん、このとき登場しての最初の言葉は
「さっき上で観ててまた泣いちゃった 自分で作ったのにね
藤堂くんの笑顔がいいんでしょうね」
ということでしたwww
Q.
役名と数字の関連は?
A.
ちょっとした遊び心でつけた、特に意味はない
マスターの「十蔵」と、元妻「十倉」は
脚本家としてはやっちまった…という名前
(どっちも「じゅう」の「くら」だから)
Q.
なぜめぞん一刻の名前を一之瀬、四谷だけそのまま?
A.
めぞん一刻は好き
偶然
たまたま?潜在意識にあった?
(そういえばそうだったみたいな感じで、どうやら無意識の様子w)
Q.
キスシーンはどのシーンどのペアのイメージだった?
A.
結婚する2人のラスト
元々はもっとドラマチックなラストだった
シャワーが壊れていたところ
(壊れたシャワーを一緒に直そうとしていて…みたいな話だったはず)
Q.
数式は本物?
A.
ドレイクの方程式は本物
エリザベス・マリーさんがいろいろ調べてた
Q.
・クリスマスでもないこの時期にどこからロマンチックが湧いた?
・松本さんの実生活でのロマンチックは?
A.
・クリスマスだと日にちが絞れてしまう、お客さんにも分かる
普通にしたかった
・実生活のロマンチックは…洗濯機の奇跡というのが…またの機会に
このすっごい気になるワードはなんなんだ~~~><
これを読んだ皆さん!
どうか忘れずにいて、松本さんにことあるごとに突っ込みましょう!
Q.
松本さんは数字に強い?弱い?
A.
弱いと思う
脚本は数式に似てる
脚本家は文系より理系の方が向く?
最後に映像が流れる(拓実の)という解があって
そこまでにどうするか…
的な方程式、みたいな話でした
というわけで
長い長い感想・・・文章が長ければ期間も長いw…
これにて終了です!!!
あったかくてすてきな作品
これがDVDで残らないというのは本当に残念で仕方がありません
でも、来月の上映会を、ただただ楽しみにして行きましょう!