希望の星 旗上げ公演
「希望の星」
先週観てまいりました。
と~っても素敵な公演でした。
渡辺咲季さん、藤代海くん、おなじみの2人がご出演。
自分の知人の間でも注目度高めのお2人になるかな。
い~い姿を魅せてくれましたよ~!
諸事情によりいつものあらくないあらすじにはなりませんが、
(作りが良い感じの入り組み方で僕の処理能力を越えるw)
お話のことをまず書いてみます。
このお芝居は、はっきりいつの時代かは指定されていませんが、
未来の地球のお話です。
そして2つの時間軸?のエピソードが、
交互に入れ替わりながら並列で進みます。
ひとつは…
世界初の有人での太陽系外探査に向かうシャトルとクルー、
彼らの出発から旅の先にあるものについてのお話。
もうひとつは…
全地球に放映されるテレビ番組の様子。
(この時代だと地球全体に一括放映するレベルのテレビがある?)
数年前に旅立った有人探査シャトル。
それがいよいよ今日、目標の星に到着し、現地と中継で繋がる。
その歴史的瞬間を生放送するという番組でした。
この番組について言うと、現代でも見るような構成です。
例えばスポーツなどで歴史的試合があるときなど。
専門家・著名人をゲストに招いて、試合の瞬間までは、
関係あるようなないような…なトークをいろいろ流した上で、
最後にようやくその本命の試合が流れる、なんてのありますよね。
そんな感じでした。
この宇宙自体の説明や、宇宙食のこと、etcetc…
そして、番組で宇宙食のことを取り上げると、
船内でクルーたちが食事するシーンのことが描かれたりと、
舞台上で交互に表れるシーンがややリンクしていたりなどします。
そして、あらすじに行きますが、
これはメインになるであろうシャトル側から書いてみます。
ざ~~っくり言えば、
地球外知的生命体からじゃないの?って信号をキャッチしたので、
世界で初めて人間を乗せた状態でその信号の発信元に飛んで行く…
地球人以外の生命体を、人間が乗っかって状態で探しに行く、
その軌跡を追うようなお話です。
(無人探査宇宙船なら今既に飛んで行っていますが、
有人でとなるとやっぱり話が違いますからね)
てことでまずは公式のあらすじ。
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遠くない未来。
人類は遥かな宇宙に変わらない憧れを抱いている。
偶然キャッチした電波を頼りに、5人のクルーを乗せたシャトルは、世界中の夢を背負って飛び立った。
地球外生命は存在するのか? その長き問いに答えを出すために。
テレビを通して歴史的瞬間を待ち受ける人々は、彼らのもたらした答えの意味を知る。
「……なあ、俺たちはこの広い宇宙の中で孤独だと思うか?」
2005年に丹羽隆博がオリジナル作品として行った公演。
12年振りに堂々の再演!
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それでは参ります!
~~~~~~~~~~~~~~~~~
宇宙からの電波を受信したWSA(世界宇宙局)。
地球の人類以外の知的生命体が発信したもの?
その可能性が高いものであるとして、
初の恒星間有人探査のシャトルを出発させます。
シャトルの名前は「ホープ」。
世界中が注目するプロジェクトでした。
ホープが旅立ち、太陽系から外宇宙へのワープをしようという頃、
WSAの元に衝撃的な情報が入ります。
それはホープ出発のきっかけとなった電波の発信元が、
実はライバル国家が極秘に打ち上げた超長距離衛星だというもの。
恐らくはプロジェクトをわざと開始させ、
予算を無駄に消費させようという策略…
そして同時に、
まだ人類は地球外の天体とコンタクトできていない、
それを示すということでした。
ホープの旅が無駄に終わる確率が跳ね上がる事態。
ホープは世界最高のシャトル。
今ならば船体へのダメージも少なく再度の航行も可能になる。
WSA管理官は苦虫を噛み潰しながらも帰還の命令を出します。
経験も技量も実績抜群のコマンダー(船長)、ステッラは、
命令に従い即座に帰還の指示を下します。
しかし初フライトとなった気鋭のテールは、
命令違反となっても、可能性は低くとも、
挑戦したいという思いをぶつけます。
ずっと憧れてきたことだからという素直な思いを。
それが皆の心を動かしました。
ステッラも他のクルーも、同じ思いが実は心の内にありました。
さらには仮にごく近い未来にもう一度チャンスが来たとしても、
一度失敗しているという理由で、
(彼らに責任はなくてもゲン担ぎとかある種人気商売だから)
彼らが再び乗り組める可能性はないだろうということも。
それならば何の成果もあげずにただおめおめと帰るのではなく、
何らかの調査データを持ち帰ることができれば…
それは命令違反も帳消しにできるだけの成果となる。
そしてそれを可能にするだけの航行能力がホープにはある!
こうして彼らは地球との通信を断ち、
ワープを実施、、外宇宙へと旅立っていくのでした。
少しでも可能性を上げるため当初の目的から少し方向を変えた先。
それは奇しくも、テールが幼い頃から「友達がいる」と思っていた、
かに座のアクベンスの方角でした。
夜空を見上げて、そこに友達がいる、と思っていた少年。
その憧れが彼を宇宙飛行士への道へと導いてきていたのでした。
その友達に、会いに行くための旅に、なったのでした。
意気込んで出発したクルーたち。
ハビタブルゾーン…生命が存在可能と考えられる領域…
の惑星を探査しながら進んでいきます。
しかしそんな彼らをさらなる事態が襲います。
3回目のワープを終えたところで突然、クニーが倒れました。
テールと同じく若手で、管理官の姪であるクニー。
医療や軍事など多方面の高い技量を持つマックが診察したところ、
あと一度でもワープをすれば彼女の命の保障はできないということ。
初めての有人ワープ航行、いかに訓練や検査を積んでいても、
人体への影響は推測の域を出ない。
彼女の心肺機能はワープに耐えられるものではなかったのでした。
3回ものワープをしたホープ。
通常航行ではもう地球に戻ることはできない…
それだけのエネルギーも食料も水も、積んではいません。
安全に地球に戻るためにはワープが必要。
しかしそれには彼女を犠牲にしなければならない。
もしくは彼らが求める惑星を探し当て、
彼女の回復や補充を行って帰るのか。
しかしそれは極僅かの可能性…途方もなく低い…への賭け。
この事態で、パイロットのヴァンは冷静に、帰還しようとします。
その行動に驚く一同。何の迷いもなく彼女を犠牲にするというのか。
必死に止めようとするマックとテール。
すると「自分がクニーを殺せば皆納得するのか…」
クニーに向かおうとするヴァン。
そのときマックが叫んだのは、
自分の端末でヴァンを強制停止させることでした。
マック以外の皆が知らなかった事実、
ヴァンはWSAが開発した人型人工知能だったのでした。
それゆえパイロットとして高く正確な技術を持っており、
さらに、冷静な判断を下すことができる…
ヴァンが下したのは、全員を守るために一人を犠牲に、
という判断でした。
ヴァンが人工知能であることに偶然気付いていたマックは、
彼の機能を密かに調査し、強制停止の方法も見つけていました。
しかしそのマックの言葉にも躊躇せず、
クニーをその手に掛けようとしたヴァン。
テールはやむなく、強制停止操作を行いました。
強制停止はデータの損傷が大きいようだ、そうマックは言います。
再起動しても仲間たちとの記憶もパイロットとしての技術も、
ヴァンには残っていない可能性が高い…そういう状態でした。
通常航行を続けたホープ。
ヴァンを失い、そしてクニーも亡くなり、3人だけの旅。
以前にステッラは、テールに伝えていたことがありました。
ホープのもうひとつの、極秘の、任務のこと。
それは人類が移住可能な惑星を探すこと。
それは、そう遠くない未来におそらく、
人類が他の惑星へと移住が必要になるであろうことを意味し、
テールもそのことを理解しました。
そのうえで、そのような惑星を見つけたときには、
どうするのが良いと思うかを、ステッラはテールに問うたのでした。
憧れだけの熱意でここまできてしまったまっすぐなテールに。
最初はその答えが思いつかなかったテール。
しかし長い旅の中で、それを見つけていました。
そしてついに、彼らは見つけました。
酸素があり、水が存在する可能性がある惑星を。
シャトルを着陸させ探査に向かいます。
探査の範囲を広げるため、3人はそれぞれ別行動することにします。
もう資源が尽きるホープ。
何も発見せずここに戻っても意味はない。
戻ってくるのは何かを見つけたときだけ。
探査車が動かなくなった時には自分の足で進もう。
ステッラは2人にそう告げます。
テールはいつかの質問の答えをホープに残して行くと、
ステッラに伝えました。
ここに戻ってきたときに読んでくださいと言って。
テールはこれまでの道程で毎日、日記を書いていました。
帰った時に婚約者にプレゼントするために。
その日記に答えを記したのでした。
マックは旅立ちの前に、ヴァンの電源を再び入れました。
もしヴァンの中に少しでも記憶が残っていたら、
ぶっ倒れても探しに来てくれるかな、と笑いながら。
こうして3人はそれぞれの方向に進むためシャトルを発つのでした。
探査に出た彼らの前に広がるのは、岩と砂ばかりの大地でした。
地球の高度4000mと同程度の薄い酸素の中、
探査車は燃料が切れ、それでもひたすらに歩き続け、
そして、命の力も、尽きようとしていたテール。
朦朧と、ただ、何かを求めてさ迷い歩くそのとき、
不意に転倒しました。
気づけば、足元がぬかるんでいる?
水がある!?
そうして上げた顔の先にあったものは…
苔?
見たこともないような種類
でも緑色で、光合成をしている?
そしてテールは優しく語りかけました。
「お前たちはいつからここにいるんだ?
他に生物はいるのか?
聞きたいことがいっぱいだよ」
「何もしないよ
俺はただ・・・友達に会いに来たんだ」
そう言って笑顔を向けるテール。
そして彼はこの地で生命に出会えた喜びを大声で叫んでいました。
そして静かに、、倒れていきました。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ストーリーの話から離れて、作品のことへ。
と見せかけてまだあらすじも書きますが…
徐々に悲愴感が濃くなっていくシャトル側の光景がある一方、
番組の方は、変わらず、楽しく、進んでいました。
この平行して進む2つの世界の話では、
纏う空気感が大きく異なっていて、それはある種の違和感でした。
そして「ついに中継が繋がった」という言葉を残して場面が変わり、
テールたちシャトル・ホープの最後の姿を観ることになります。
テールが絶叫の中で倒れ、その余韻を残した場転のあとで、
場面は再び地球のテレビ番組に戻ります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
繋がった中継。
アナウンサーがシャトルに向かって呼びかけたその言葉は
「シャトル『フューチャー』の皆さん!!」
4年前に初の有人惑星探査のために地球を発ったシャトル。
それが目的の星に到着したまさにその瞬間。
しかし中継先に登場したコマンダーのユミトは神妙な面持ちでした。
彼が地球の皆に伝えた言葉は、意外な事実でした。
「ここが目的の惑星なのは間違いない
しかし追っていたのはこの星の知的生命体からの信号ではなかった
ここに訪れたのは我々が初めてではなかった
132年前に地球を発ち消息が途絶えていたシャトル・ホープ
彼らがこの地に先にたどり着いていた」
驚く地球の面々。
ゲストとして出演していたWSA幹部でユミトの上司となるアヴローラも、
単なる失敗として認識していたホープのプロジェクト。
しかし行方不明となっていたホープがそこに辿り着いていたことが、
130年もの時を経て明らかにされたのでした。
さらにユミトは語ります。
シャトルと、クルーのものと思われる骨を回収したことと、
唯一の"生存者"がいたこと。
それはヴァンでした。
3人が去った後のホープで再起動した彼は、
ホープから地球に向けて信号を発した後、
自らをスリープモードにして130年近く待ち続けていたのでした。
フューチャーの任務もホープと同様、有人惑星の探査。
地球外生命体からの信号と考えこの地に向かって来ましたが、
それはヴァンがホープから発したものだったのでした。
目的の星ではあるものの、
目的を果たすことはできなかったフューチャー。
しかし植物という地球外生命体を発見したことで、
アヴローラはユミトに情報を持ち帰る任務を遂行するよう伝えます。
しかしユミトはその命令を毅然と拒否しました。
それは、第一発見者であるホープの、テールの、遺志ゆえでした。
ユミトはその手に小さな冊子を持っていました。
それはテールの日記でした。
再起動されたヴァンは、データは断片的ながらも残っており、
テールの日記を読んでいたのでした。
ユミト達が到着しスリープモードから戻った際に、
ステッラ達クルーのことをユミト達に伝え、
そして、テールの日記も渡していました。
そこに書かれていたのは
「もしここに誰かが到着しても、この星をそっとしておいてほしい」
という言葉。
地球から遠く離れた星。
生命がいようといまいと、全く別の独自の進化をするであろうこと。
それを守りたいというテールの想い。
かつてステッラから問われたことに対する、それが彼の答えでした。
第一発見者の彼らの想いを自分たちが犯すことはできない…
ユミト達はそう判断したのでした。
ユミトの命令拒否の言葉はアヴローラを怒らせます。
それは、彼らに与えられた真の目的…
シャトル・ホープと同様に移住可能な惑星を探す任務、
ユミト達もそれと同じ任務を負っていたためでした。
人類が増えすぎたことによる地球の危機は目前。
人類の誕生という奇跡の歩みを止めるわけにはいかない、
早急にこの極秘の計画を進めなければならない。
全世界が見ているにも拘らず極秘任務のことを口にして、
命令の履行を迫るアヴローラ。
しかしユミトは
「バカなんですよ、ホープのクルーたちと同様、我々も」
そう言ってやはり拒否します。
テールたちの想いを尊重すると同時に、
現代のエースである自分たちのプライドのために。
この星ではなく、自分たちが第一発見者となる新たな星を探し、
そのときこそは情報を持ち帰る、その決意を伝え、
彼らは新たな星へと向かうのでした。。。
☆あらすじここまで☆
といった感じであらすじを終えますが、
いろいろぶっ飛ばしてます。
テレビ生放送中に起きた大震災のことや、
震災のこと地球外のことを全てを受けての、
番組最後のアナウンサーの、涙の、心の、叫びとか。
それからホープの時代の地球側のエピソードも。
テールの幼馴染で婚約者となったサンのこと、
クニーのおじさんである管理官や、マックのお母さんのこと。
良いエピソードがい~~っぱいなのですけどね。
そこは感想の方で触れてみるということで、
ここではいったんおしまいにしたいと思います。
そんなこんなで続けて感想へw
長いよ~ひとつの記事にするにはすごい長くなってるよ~~w
○とりあえずまず
公演から一週間以上経ち、もう落ち着ききっているのに、
今でもどこから感想書くか困るくらいでした。
とりあえず、2回目観たらこれやばいだろうな~と思っていたら、
本当にやばかったです。
オープニングからこみ上げてくるものが危険「水」域に達し、
隣で観ているのが初見の友人だったので、
「いかん、『何で泣いてるの?』と不思議に思われるから、
こんな初っ端っから泣いてるのがバレるわけにはいかん!」
と必死に隠していました。
全然隠せていませんでしたばればれでした不思議に思われました><
とにかくそういう作品です。
って全然説明になってない?w
○作品全体として
緊迫感や悲愴感できごとだけではなく、
楽しくて笑えるところも随所にあって、
たくさんのいろんな要素が盛り込まれていた作品だったと思います。
あらすじに書いたシャトル・ホープの旅をメインとするなら、
サブというかもうひとつのメイン?テレビ局の様子があって、
そしてホープを送り出した地球側の人々の姿があって。
これらのシーンが入れ替わり立ち替わりするのが作品の流れでした。
で、サブ側にもすごくしっかりストーリーがあって、
メインのお話をとても良い感じに彩ってくれていました。
軽くそれらの方々のエピソードに触れますよ。
テールとサンは幼馴染。
関係性は深くは描かれませんが、
テールが唐突に付き合おうと言ってサンが驚いて(でもくっつく)
そして宇宙に発つ前にはテールが唐突にプロポーズしたり。
マックの母は難民。
(相当な未来でしょうけどそういうのがまだあるのですね)
実は実母ではなく、戦禍から逃れようとするときに、
亡くなった両親の腕の中で泣いていた赤ん坊を助けて逃げた人。
その時に足を撃たれて不自由に。。。
ちなみにマックは実母であることを知らないと思っていたら、
不思議なことに、知っていたことが後から分かる。
ここはひどいやられ要素…泣かす気満々か!!w
ホープを送り出したWSA管理官はクニーのおじさん。
クニーの母も宇宙飛行士で(しかもスゴ腕、ステッラの先輩)、
でも船外作業の事故で亡くなってしまった。
そのためクニーを実の娘のように大切にしているし、
このフライトから帰還したら飛行士を辞めるよう約束させていた。
このくだりは公私混同満載でおもしろいのですが、
つまりそれだけ大切に思ってて、
母と同じ危険な目に遭わせたくはない想いがあるのですね。
管理官と共にホープを送り出すクロワは、ステッラと同期の元恋人。
ふとしたやり取りが何か深さを感じさせる中で、
後から元は恋人と判明しますけどね。
ステッラのミスで起きた事故から彼は片目の視力を失い、
一緒に宇宙飛行士になる夢をあきらめざるを得なくなります。
その彼が頼んだ、観たことがない星空・光景の写真撮影…
ステッラはこれを最期まで続けていました。
テレビゲストで来ていた食品会社の社長さん。
味にもこだわった宇宙食を開発して呼ばれたのだけど、
そもそもこの方が食品を作ることをしているのにも理由が。。
かつて自分が大きな震災に遭ったときにその地域が孤立、
食料に困った事態があったから。
だから番組中にどこかの国での震災のニュースが入った際、
この方すぐさま席を立って支援物資の手配をしに行っています。
とこんな風に軽く書いてもいろいろです。
で、作品の流れとしてはですね~、くるんくるんシーンは変わるし、
テレビ局の場面ではCMに入ることがあるのですけど、
このCMがまたヒドいんだ!(←完全褒め言葉ww)
完全に現代の実在CMまるパクリで、
しかもパクリであることを前面に推し出してくる映像!!
ちなみに本作のキャストが出演して実際に撮ってるものを、
スクリーンに映してますw
下手に作ったら観ていて気持ちがぶつ切れになりそう?
そんな流れになっている作品でしたけども、
自分でもちょっとびっくりするぐらいのめり込んで観てました。
集中切れやすい自分なのに。
小ネタや掛け合いの面白さに笑ったりしながら、
お話の良い要素に心打たれたりしながら、
とっても集中して観ていました。
そして交互に進むお話の中で、違和感がどんどん大きくなります。
それはホープの中と、番組内の、温度差によるものです。
最初は完全に、ホープがどこかの惑星に辿り着いたのを中継する、
と思って観ている訳ですが…
ホープの方が悲愴感がどんどん増す中、番組の方は能天気なまま。
「こんな状態のホープが惑星に着けるの?中継できるの?」
その疑問がどんどんふくらんでいくのです。
それがクライマックスには、
「シャトル・フューチャーの皆さん!」
の言葉に、あっと驚かされるわけですがね。
テールが力尽き倒れて行った直後のシーンでこれがくるので、
ええ、それはもう素晴らしき驚きでしたよ。
涙が全部飛んでいくくらいのw
完全に作り手に「してやられた」展開でした。
でも、そのフューチャーのユミトの想いにも、
またやられるのですけどね。
大変失礼ながら、メイン部分のお話自体は、割とベタと思います。
が、そのベタを、とっても上手に見せてもらえたんじゃないかなと。
それから音楽が素晴らしかったな~><
っていうかもうズルい!音楽ズルい!!><
この作品の雰囲気作りにこの「曲」の力というものがね、
素晴らしく関わっているように思えましたよ。
クライマックスで流れる主題歌?これも素晴らしく良かったし。
舞台が終わった時は、自分の感情がどこを向いているのか、
まったく分からなくなっていました。
良い感じにバカで笑えて、
良い感じに悲しくて泣けて、
良い感じに未来に繋がるものがあって、
なんかこうすごく辛く悲しいものがあるのに、
その想いを受け継いだやつが未来を拓こうとしていてね。
それに、彼らが持ち帰ってくれたからなんだと思います、
最後にテールの日記が、サンの許に届く。
このシーンの描写がだいたいズルいんすよ。
すごい悲しいのに、そういうね、良いエピソードがやってくる。
ユミトの想いにしろラストシーンにしろ、
どか~ん!とパンチがあるシーンなのではなくて、
心にじわ~~~~と沁みこませるような感じがするものでした。
個人的にはそれがもうズルい。
じんわりほんのりだからこそ、心が大混乱した気がしますw
これ…こういうシーンのこと、全部書き出したくなるな、細かく。
笑ったシーンも良いシーンも。
でもあれだ、DVDが届いたら見せたい人たちがいるから、
ガマンして書かないでおこう・・・ガマンだガマン。。。
ガマンしろ?w
○一応書いとこう……人によっちゃダメかも?w
いろいろ全力で褒めに掛かってしまっているので、
一応マイナス方向になりえそうなことも書いておきます。
ほら、あんまり言うと良さが薄れそうだからw
これからDVDででもいいから観て欲しい方もたくさんいますし!
なのでバランスねw
人によっては気になっちゃいそうなところ…
っていうか普段の自分なら作品がダメって思っちゃうくらい、
引っ掛かっていたであろう部分も結構ありました。
お話自体に突っ込みどころも多々あるとは思うのです。
敢えていぢわるして掘り起こそうとするとって感じですがw
太陽系外に初進出だったらワープ実験繰り返さないかなとか、
ワープ訓練積んだクルーで出て行かないかな~とかw
あとは笑い系の現代ネタの数々もかな。
未来の作品なのに、
「ん??現代のそのまんま??」
って思ったりもしちゃうw
こういうところが気になって「う~ん…」になっちゃう人は、
やっぱりいると思うのですよね。
自分も普段気になったらダメになっちゃうタイプですし。
ただ、不思議とこの作品は違いました、自分は全然大丈夫でした。
こういうテーマは割と好きなのですけどね、
好きなテーマのもので突っ込みどころあると普段はダメになりやすい。
戦国ものとかそういう傾向強いしw
それなのに!!
そういう突っ込みどころなんかも、しっかり認識しながらも、
全然受け入れられちゃうという不思議な感じ。
塩梅ってやつなのですかね~。
まじめとお遊びの出し入れが自分としては絶妙だったのかなあ。
○好きだったところ
まず笑わされたところ全般はどれもかなり好きでした。
テールとサンの、噛み合わないやりとり、いきなりクスッと笑えるw
ここはテールがひどいw
テールが元凶、と思いきや、サンもひどいw
管理官とマックのお母さんとの会話になるとサンが大暴れするw
この噛み合わなさとかすっごい好きでしたww
大笑いさせられる感じのシーンじゃないので、
笑いを堪えてめっちゃ腹筋プルプルしてたww
なんだろ、全体的に、こういう地味にというか、
「巧いな~」と思わされるような笑いの要素が多かった気がする。
あとはね、演劇であることを前面に押し出したあのシーンだw
見てない人は是非DVDを待っていてくださいw
そして感動系…悲しみ系…
というか笑いじゃない方って言えば良いかな。
これはひどいぞ~、多いぞ~。
片っ端からになりかねない!
管理官から、サンとお母さんへの告知。
シャトル・ホープはもう帰ってこないと告げるシーン。
感動、ではないか、ただもう心が痛かった><
告げられるふたりの辛さはそれはもう絶対的にある。
加えて、本来は乗組員の身内であるはずの管理官が、
その意味ではサンたちと同じ立場の管理官が、
私心を押し殺して告げている…彼の心の中はどれほどのものか…
こういうのもう無理><辛すぎる><
クニーが、自分の身体がワープに耐えられないこと、
そして命がもう長くないことを知り、
銃を持ち出しみんなに引き返すよう懇願するところももちろん良い。
揉み合う中でマックの足を撃ってしまう…
自分がしたことの大きさに茫然として、唇を震わす姿。
彼女の想いがあって、そしてこういう姿があって、
何でこんな子を犠牲にしなければいけないんだ…
とやるせなくなりました><
そんなクニーを優しく抱くステッラさんのあたたかさと、
その腕の中で号泣するクニー…
これも辛いですけど良いシーンでした><
そしてヴァンだ。何よりヴァンだ。
ここは後で触れよう。
テールとサンのやりとりは、序盤は噛み合わなくて、っていうか
「テール話聞けよ!ww」と突っ込みたくなる可笑しさですが、
それがね、出発前のプロポーズのところになると、すごく噛み合う。
ちゃんと会話してるというかね。
そこがなんだかグッとくるわけなのですが、
ただ、良いだけにね~、死亡フラグがビンビンすぎて><
とりあえずテールとサンのコンビは何だかすごく良かったな。
まるでミュージカル観てるみたいな…
律動的ってやつ?
一緒に歌を歌っているかのような会話が本当に好きでした。
それから、最後にホープを離れて、地表の探索に向かう3人。
ああいうの無理><なんかもう切なすぎて><
すっご良いシーンですけどね!!!
ステッラが2人に伝えた言葉は、希望が含まれているのと同時に、
もしかしたら3人の最後の別れを示唆するものだったのかな。
何も発見せずここに戻っても意味はない、
戻ってくるのは何かを見つけたときだけ…って。
極小の可能性の中から見つけた奇跡のような事態の中で、
そこからさらに僅かな可能性を探しに向かう訳ですもんね。
肩を組み合った3人の姿はそれはもう涙なしではいられませんでした。
そういう中で、しっかり惑星の写真を撮っているステッラ、
それもまた泣けたなあ~><
まだ可能性を信じて帰ろうとする信念ゆえ?
そうとも思えない気もしつつ説明はできなくて。
でもでも、すごく心打たれるところでした。
そしてオープニング。
皆が繋いで行く言葉がすごく素敵でした。
テールがなぜかに座のアクベンスに友達がいると思っていたか、
幼い頃に空を見上げて憧れた気持ちがつづられます。
これは初見からすごく気に行ったシーンでした。
そして、誰かの日記を読むかのように変わって行きますが、
後から分かります、テールの日記だということが。
そして、皆から離れて一人ポツンといる、
いかにも宇宙船乗りの雰囲気の服を着た男性。
彼がポツリポツリと何かを読んでいる…
初見では、これは何だろうと思わされるのですが、
これまた後から分かるのです。
再起動後に記憶がやや断片的になったヴァンが、
ひとり残ったホープの中でテールの日記を読んでいるということが。
さっき書きましたけどね、ヴァンのこと、それがこれです。
二度目の観劇ではも~うここでホント泣かずにはいられない><
また、ヴァンに関して言いますと、まだふたつ。
開演、前になるのか?ひとりで船内に佇む姿がありますが、
これはきっと、彼が地球に信号を発して、
そのあとスリープに入るところなんだと思いました。
二度目の観劇でそうだろうと思いましたが、
今はもう一度このシーンを観てみたいと思っています。
もうひとつは最後のユミトのシーン。
ここで後ろにヴァンがいるのですが、
テールが良く口にしていた「可能性はゼロじゃない」、
この言葉をユミトが口にしたときに、ヴァンが反応するのです。
壊れかけ(と言っていいのか?)てもなお仲間を想った姿…。
ユミトに日記を差し出した姿もですし、
テールの言葉の記憶が、みんなのことが、彼の中に残されている…
そこにまた胸を突かれるものがありました><
結局片っ端から書いちゃってるなあ…
ガマンすると心に誓ったはずなのに!(^^;
お話自体についての感想はここまでです。
次の記事でキャストさんの感想を書いてみます。