劇団6番シード
結成25周年記念公演第一弾
「TRUSH!」
感想第二弾。
いつものように前回の宣伝をしつつ、参ります。
で、前回ひとつ忘れてました。
前回書いたのとはまた別の作品全景としての感想、
これを忘れちゃいけなかった。
●アクト全般?
なんだろ、、、リズが作ったものって、言っても良いのかな?
もちろんどこまでをリズが作ったのかは正確には分かりませんが、
でも相当大きな範囲を彼女が作ったのだろうなあと。
最初に観たとき。
清水さんの歌声から始まった雰囲気や、
アールを探す未亡人トリオの動きを観て、
「6Cでプリンを観られるとは!」
と思ったものでした。
今回所属の方が4人も出演された、
CHAiroiPLINさんの作品のようなテイスト。
まあ、清水さんご自身が作って歌っているとなれば、
それはもうそのまま見覚えある雰囲気になりやすいか?(笑)
歌とセリフの融合というかね。
でも、未亡人トリオのあれは、まさしくプリンの!
リズがDミリゲスト出演したときもああいうのやってましたね。
それを冒頭から観て、リズが、皆さんが、
持ってきてくれたものの存在をとても感じさせてくれました。
そしてトークでも言っていましたが、
バレエとかアクロバットとかジャグリングとか、
それぞれの分野のスペシャリスト揃いだったそうで。
食材がすごいみたいに言ってましたね(笑)
だから振付のリズが全てを作るのではなく、
各処に投げられるものは投げて任せてしまうことができたと。
それをまとめてひとつのアクト…作品に仕上げる。
リズと各パートの関係、それは松本さんとリズの関係もだけど、
「人に任せられる」というのは凄いことだと思いますし、
それらを「まとめられる」のももちろん凄いこと。
各パートの皆さんの力が素晴らしかったのはもちろんですが、
指揮官の統率力と采配、その重要性をとても感じました。
そうして出来上がったものがこの「お祭り」。
深い話を深く感じさせる暇も与えないくらいの、
手放しの楽しさを怒涛の濁流でぶつけてくる!
いやはやとんでもないものを作ったもんですよね。
大きなアクトシーンは動画で何度も何度も何度も見返して、
誰がいつどこで何をしているのか楽しみ尽くせたらと、
心から思いましたよ。この公演期間だけでは、
それらをきちんと網羅できる自信が全くありませんでしたw
で、とりあえず
オープニングがもう高揚感すごいw
なんかホントにでっかいサーカスとかテーマパークとかの、
パレード的なやつみたいなね。
普通の歌とダンスのすごいオープニングアクトも良いけど、
これはまたちょっと違う不思議な魅力の華やかさ?
ここから既に、この街の魅力と魔力に吸い寄せられたんだろな~
群舞すごいしバレエ綺麗だし、アグレッシブなダンスカッコ良いし、
様々なリフトにもすごくびっくりして!!
驚いたのはダンスを普段やっているわけでもない6Cメンバーも、
みんなそういうところに入ってることでした。
リフトなんて下の人だって技術ないとかなり難しいと聞きますし。
あ、、、小沢さんの腰は大丈夫かと、ガチで気にもなりましたがw
あとやっぱり、ジョディさんゆーこさん新木さんの…
ああいうのなんてゆーの?
華やかさと迫力と楽しさに溢れますよね^^
そしてビタっと止まったステージの全景には、
初見のときからホントに自然に拍手が出ちゃいました。
叩きたくてもチキン発動して自粛しちゃうこと多いのにw
でもこの舞台はみんな叩いてくれるから良かった^^
で、お話がはじまると、まずマシュー転がしで笑うw
さらにみんなでのジャグリングのシーンが来て、
そこでまた高揚感すごくなって!
・・・・とそんな感じにね、気持ちをぐいぐい引っ張ってもらった、
たくさんの素敵なアクトシーンがいっぱいでした^^
拳銃の修行のシーンの、ジャグリングのボール?を使った、
撃ってはじくやつですな、あれも面白かったですね~!
100%完全にとはなかなかいかないでしょうけど、難易度的に、
撃つアクション、音、ボールの弾かれ方、
これらが綺麗にタイミングハマることが思いの外多いというか、
すごいなあ、綺麗だなあ、そう思わされることも多々でした^^
●ついに神の領域へ
小沢さんと中野裕理さんがコンビ、という情報を公演前に見て、
「キケン」な「香り」に満ち溢れた取り合わせだなぁ…
と思っていたら!
香りだけに、鼻から吸っちゃうのかい!!!!
バッキバキにキマっちゃう粉を鼻から…
そのくだりその吸い方、大丈夫ですか!!!wwww
オープニングで見た、肩車、服装、サボテン。
そしてふたりのキャラ、会話、数々のビンタ。
そしてこの、バッキバキにキマるとヤバい能力発動。
もう『呼吸する突っ込みどころ』としか言いようがないコンビ!!
というだけですらなかった…
突っ込みさえ忘れ、ただただ開いた口が塞がらない事象。
「長老、キマりすぎて宙を舞う」
(このト書きもヒドいw←褒め言葉ww)
自分的初日。
ワイヤーが下りて来て先っちょに輪っかがあって、
(カラビナ?あれなんてゆーの?)
「ああ…飛ぶなこれ」とある意味極めて冷静に判断できていたのに!
それでもなお、宙に舞いビタっと決まった瞬間は、
冷静とかもうそんなものはどこにもなく、
ただただ、開いた口が塞がらない!、そんな気分でした。
もはや神々しささえ…w
そのあと人をバタバタと倒したしねw
これが、、神通力というものか!ww
総統から、総理、皇帝、そしてついには神の領域へ…
(総理と皇帝の順序が逆なのは気にしない)
『オザワ伝説』
『事象名が「オザワ」』
そんな言葉がもはやふさわしいのかも知れん!
●未亡人たちの夜
どうも妖しい言い回しになってしまったw
分かりやすいところではあると思いますが、
やはりこのシーンは大好きでした。
独り飲むアールに、後から加わるフェス。
まずこの2人のやりとりが、何かもうすごく沁みるのです。
ちょっとした間とかタイミングとか言い回しなのかな…
どうして良いのか、何が良いのか、全く説明できないけど、
それでもすごく好きでした。
そして、打ちひしがれた…劇中一番↓になってるポイが来て、
それまでの姿からは信じられないことにw、
本当にトラッシュのことを考えていたのかとね。
3人になっても、やっぱり説明できないけどすごく良いなあって。
そして、クリケットがやってきて…
座るアールとポイと、その間真ん中に立っているフェス、
なんか…ホントに理由は不明だけど、この絵面が大好きでした。
うん、やっぱりここで立ってるのはフェスだよな!
そう思う理由?もちろん分かりません!←
でね、守れなかった、助けられなかった、
ポイやクリケットが口にするその言葉に笑顔を見せるアール。
この、アールの何とも絶妙?な笑顔が、自分は大好きでした…
このシーンはあらゆるやり取りがなにか良かった気がするなあ。
全編で冴え渡ったフェスの突っ込み、ここはさらに好きだった。
禁断症状⇒笑い事じゃねえ
私にもちょうだい⇒こいつが全部飲んじまった
とかそのあたりのやつね。
完全に無音の夜の静けさの中。
彼女たちの実に良やり取りだけに集中して、
じっくり聴かせて…効かせて、貰ったような気分。
夜のシーンはその前の、
トラッシュとクリケット、そしてアーコの!!w
あの3人のシーンも大好きでしたけどねw
同じ静けさの中のシーンでも、趣が違う良さのあるシーンでした。
アールの語る声を感じながら観るフェスとポイの踊り。
これはぜいたく品だったなあ…
視覚と聴覚と、もしかしたらここでの会場中を包む空気への触覚も?
そういうのぜーんぶひっくるめて心に強制的に沁みて来させる、
とってもぜいたくなシーンになっていたと思います。
少なくとも今年観た舞台の中でトップクラスに好きなシーン。
そして、皆が集まる。
「バラバラになった皆が再び集まり立ちあがる」
みたいなのが自分は大好きですが、
(はっきりバラバラでなく若干名ヴァズカビル派になっただけですが)
皆が心をひとつにして立ち上がる、あの姿は素晴らしい!
さすがこんな街で女だけで暮らしていただけの強さがある!
強い女性は美しい!!!
でね、良い感じに登場したジョーカー、保安官がカッコ良さを見せ、
皆の歌になると、良ーい表情をして退場するんだ!
この保安官の姿がまた良かったなあ~><
ここからの皆の力強い姿!
あのダンスもだし、旗振りはそもそも大好きだし、
タルテ井坂茜さんのとびっきりの歌声もあって、
このシーンは本当に満足度高いよ、とんでもないよ。
ああそうそう、おまけっぽいけども。
問い詰められたホイさんの頭を上からひっぱたくブッチジョディさん。
あれ、最高すぎる!!!
凄まじいパワーで脳天平手打ち、してるようにしか見えない!
あんな良い音、実際は自分の手の甲を叩いてるのはきっと確実、
なのにその叩かれる手が全然見えなくて!!
ホイさんGOTO…じゃない後藤さあやさんの受けも良いのかもだけど、
もうね、ホントにね、ガチ平手打ちにしか全く見えなかった。
衝撃のおもしろさだったww
またまた長いw
アクト関係はさまるとやっぱり相当長くなりますねw
さて、、、だんだん章題分けが難しくなってきましたので、
あとは、、、役者さんについてかな~
あんまり細かくやるとえらいことになりそうなので、
色々範囲を絞りながら・・・かな(^^;