筋膜を整えて健康を取り戻す。
筋膜調整セラピスト,理学療法士の半田です。
今回も「尿もれ」について。
前回は,筋膜を整えたら尿もれがおさまった方のご報告をさせていただきました。
↓↓↓
「これはすごい!」「わかりやすい変化!」
と,多くのご反響をいただきました。
こういう事実があることを,一人でも多くの方に感じていただけてよかったです。
今回も,半田 瞳先生が「尿もれ」にお悩みの方を施術した結果をご紹介させていただきます。
「切迫性尿失禁」にお悩みの方には,筋膜を整えるという方法もあることをぜひ知っていただきたいです。
専門家の方には,切迫性尿失禁に対する介入する際に,選択肢の1つとして,筋膜を整えることも重要であることを感じていたいだけたらと思います。
腹圧性尿失禁では,くしゃみなど,腹圧があがることをで尿がもれてしまいます。
一方で,切迫性尿失禁では,腹圧があがってもでません。
(*純粋な切迫性の場合に限る)
切迫性尿失禁では,トイレに入ったとたんに,急激な尿意がきて,間に合わず漏れてしまったりするんです。
これまで,「切迫性尿失禁」に行動療法が有効だと言われてきました。「膀胱訓練」と言われているものです。
例えば,膀胱容量がいっぱいになる前にトイレに2〜4時間おきに行くとか。
尿意を感じたときに,違うことを考えたり,リラックスしたりとか。
しかし,切迫性尿失禁の方に,行動療法ではなく,筋膜から介入することでも,驚くべき変化を起こせることがわかってきました。
以下,半田 瞳先生のご報告です。
大変興味深い変化がはっきりと現れています。
今回は、切迫性尿失禁の方。
「トイレの前で漏れてしまう」という症状です。
おしっこが全部出てしまうこともあったそうです。
下の動画はご本人のものです。
(*ご本人の許可を得ています)
黒い四角が膀胱。
その四角の底辺に骨盤底筋群があります。
骨盤底筋群が正しく収縮すれば,膀胱が持ち上がるので,この底辺は上にあがるはずなんですが・・・。
逆に,少し下がってしまっているのがわかるでしょうか?
骨盤底筋群が動いていないどころか,逆に働いてしまっていたんです。
なんとこの現象,いきんで排尿をするときに見られる動きと言われています。
つまり,尿を止めようとしているのに,いきんで尿を出そうとしてしまっているんです。
そして,これが筋膜を整えたあと。
四角の底辺が上にあがっています。
つまり,骨盤底筋はしっかりと働いています。
運動療法はせずとも,かなり働くようになっているのがわかりますね!
肝心の尿もれですが,ドバーッと全部漏れることはなくなったようです。
まだ、トイレ直前でちょい漏れの症状は残存しているようですが,回数は月に1回あるかないか程度に減っとのこと。
子供と遊ぶことに専念できる、外出もできる。
気持ちよく毎日を過ごせるとのこと。
もう一度,比較してみましょう。
上が施術まえ
下が筋膜を整えたあと
一目瞭然ですね。
このように,
筋膜が原因となって,まるで骨盤底筋が衰えているかのようにみえることがあるんです。
骨盤底筋が衰えているのではなく,筋膜のせいで,うまく働けない状態になっていただけなんですね。
尿もれにお悩みの方で,骨盤底筋のエクササイズを教えてもらったけど続かない,治らない。
そんな方は,筋膜の悪さが問題になっている可能性があります。
一度,筋膜の状態を確認してみてもらうことを強くオススメします。
ぜひ,お近くの専門家にご相談ください。
TRIGGERでもご相談を承っておりますので,お気軽にお問い合わせください。
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尿失禁ケアセラピスト養成コース(第1期)*現在募集中
講師:半田 瞳 先生(高崎健康福祉大学)
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