水を汲みにヤビツに行ってきました。
いつものルートで、宮ヶ瀬湖側から上ろうと思ったのだけど、県道70号はなんと塩水橋まで全面通行止め。
この辺りから雨が降りだしてきた。帰ろうかと思ったが、雨に濡れてまで来たのだから、手ぶらで帰るのはもったいないと、伊勢原を回っていくことに。
これなら、はじめから東名を使った方がよかった。
国道246号は思いの外空いていた。
名古木から県道70号に入る。ヒルクライム。
薄暗くなってきた。
蓑毛橋あたりからは、霧になり、視界は悪くなる一方。
菜の花台に着く頃には、乳白色の世界になっていた。
一端トイレ休憩のために、菜の花台の駐車場に入ると、車が二台止まっていた。
一台は女連れの軽で、もう一台は登山装備の男一人だった。
軽自動車。去年一年間、この駐車場に廃車として捨てられていた車と同じだったので、ビックリした。
しかも、中に乗っている二人が、ぐったりと窓に頭をつけて寝ていたので、観てはいけないモノが見えるようになってしまったと思ってしまった。
運転席側のドアが開いて、生きていることは分かったんだけど。
トイレにはいると、小便器が破壊されていた。まったく、公共物をなんだと持っているんだ。
それともあまりに寒さに自然に壊れたのか?
霧が濃くなり始めたので、急いでヤビツ峠を越える。
峠を越えると一端は、霧が収まったのだが、富士見荘に近づく頃には、再び霧が濃くなってきた。
護摩屋敷の水には、先客が一人いたので、奥の方の取水口で水を汲んだ。
戻ると、霧は濃さを増していた。
一メートル先所か、目の前も見えない。完全なホワイトアウト状態になってしまった。
速度を落として、慎重に道を見極める。ガードレールと道路脇の白線だけが頼りだ。
対向車が来ても分からない。
さすがにここまで濃い霧は初めてだった。
「やばいな」と思わず独り言が漏れてしまった。
恐怖を感じた。
とにかくゆっくり進んだ。
20キロも出てなかった。
途中、ガードレールも道路脇の白線も消える箇所があり、自分のうかつさを呪った。
今日乗ってきたセレナにはフォグライトが無かったのだ。
日が暮れてきて、自車のヘッドライトの灯りが乱反射して、視界を遮ってしまうのだ。
しかし、ライト消すわけにもいかない。
感だけを頼りに、とにかく目を凝らして、道の探り探り進む。
そうして30分かけて、何とか山を下りることが出来た。
いつもなら10分もかからないだろうに。
こんなスリルは本当に久しぶりだった。