大ヒット映画の第2弾。
昨年の実写邦画ナンバーワンだって。
ストーリー。
パート1で晴れて潜水士となった仙崎大介は、機動救難士として厳しい現場で奮闘していた。遠距離恋愛をしていた恋人とは、結婚が決まって、順調にいっているかのようだった。
久々にあった恋人のかんなは、自分で作ったウエディングドレスを見せるために、横浜から鹿児島まで来るまでやってきたのだが、仙崎は、浮かない表情をして、結婚を考えさせてくれと言うのだった。
気まずいまま別れた二人。
翌日、訓練に向かうヘリの中で、大型フェリーとジャリ運搬船の接触による座礁事故の一方が入った。霞ヶ関から仙崎の横浜時代の上司、下川専門官までが駆け付ける海難事故だ。
仙崎たちは、訓練を中止し、事故現場に向かった。
その乗客の中に恋人のカンナがいた。
乗客乗員を避難させるために、船に残った仙崎たち。
しかし、フェリーに乗っていた車両が爆発。仙崎たちは船内に避難客とともに閉じこめられてしまった。
そして、決死の脱出が始めるのだった。果たして、彼らは生き残れるのか?
昨年の実写邦画のナンバーワンだったそうだが、こんなにツッコミどころ抜群の作品も珍しい。
所詮、パート2はパート1を越えられない法則に、見事に当てはまっている。
すべて、ご都合主義なのだ。
第一、ハラハラどきどきが無く、何とものんびりとした感じがするのも、良くない。
前半はいいのだ。
事故があり、救助活動を開始するまではテンポがあって、物語に引き込まれていくのだが、後半、だれてしまう。
車両に引火して爆発してしまうシーンがこの映画のピークだった。
以後、大したピンチもない。
この辺り、自分が想像した物語とはだいぶ違っていた。
監督自身も認めているように、予算がないのだ。
だから、肝心なシーンは、映らない。
だから、一番重要な脱出シーンは映らない。あっさりと進んでしまう。
その分、本部にいる人間たちのわざとらしいまでに熱い演技でごまかしている。
特に、有名なシーンなので、ネタバレではないと思うが、閉じこめられた仙崎が船の中で見つけた携帯電話を使って、恋人にプロポーズをするシーンがあるのだが、この辺ですっかり観る気を無くしてしまった。
そんなことしないで、さっさと逃げればいいのに。
後は無理矢理、上映時間を伸ばしているかのように退屈だった。
結局、パート1と反対のシーンがあって、お終いって感じ。
人事を尽くして天命を待つって感じで、最後に奇跡が起きたというのなら、感動も深かっただろうに。
彼らに襲いかかる絶体絶命は、たった二つしかないのだ。
しかも、これは助からないかもって思うような場面は一度もなかった。何となく、緊張感が伝わらないんだよね。
海上保安官の二人はともかく、船の乗客の二人はもっとパニックになったり、ヒステリーを起こしたりしたほうが、リアリティがあったし、恐怖も伝わっただろうに。
それでも、このような冒険スペクタクル作品を、日本映画でも作れるようになったんだな。
そういう意味で、記念碑的作品だな。
一度は観ておくべきかも。