なぜかブームになったエヴァンゲリオンの監督庵野秀明の実写作品。一応、たぶん恋愛映画。
セガールの娘である藤谷文子が原作、主演をつとめる。
共演者に映画監督である岩井俊二。その他、大竹しのぶ、村上淳、松尾スズキ、林原めぐみなどが出ている。
これは庵野の私小説的映画だ。
岩井俊二扮するカントクが、故郷の宇部に帰ってきて、不思議な少女と出会う。彼女に興味を持ったカントクは、彼女をテーマに映画を作ることに。
やがて、彼女の心の病を向き合うことで、自分自身の心の救済を図る。
この作品の注目は、劇中、岩井俊二によるビデオポートレートが流れることなのだ。
つまり、一本で2度美味しい仕上がりになっているのだ。
庵野作品であって、実は岩井作品でもある。
映像的に劇的な展開はない。
少女とカントクがただ出会っただけなのだ。
少女の心の変化だけが、ストーリーを進めていく。奇抜なキャラで、荒唐無稽なセリフ。
エンディングで流れるCOCCOのRaining。この曲が最初にありきの、まるでプロモーションビデオのような作品だった。
ちょっとプラトニックすぎる映画だね。