アメリカから帰らされた俺は、ずっと考えていた。このまま音楽を続けて意味があるのか?何のためにやってるのか?
悩みすぎて訳が分からなくなっていた。それなので、一回音楽から離れて自分を考えてみた。
この何年間、ジャマイカと本場のダンスホールと向き合ってきた。
しかし、人間は慣れるもので、あんなに憧れていたダンスホールの世界が憧れではなく、戦いの場になっていた。
どっぷり浸かった俺は、現実も知って少し冷めていたのかもしれない。
このブログの最初の方に書いていた、MTVに出るとか、アメリカで売れるとか、そういった目標も忘れていて、どこか成功出来ない理由を探して自分を納得させようとしていた。人間はダイエットでも、なんでもそうだけど、達成出来ない理由を探してしまうのだ。俺は弱い野郎だ。
ジャマイカに行った時や、stingに出た時、ポップカーンと曲をやったりした時、そういった時、いろいろな人がチヤホヤしてきて、自分の中でも満足していたのかもしれない。
しかし、そんなチヤホヤも一瞬だ。人はすぐに忘れてしまう。あの時は良かった。で終わらせる人もいるかもしれないが、俺はその点ではかなり狂っている。しつこい男なのである。
人満足すると、過去に生きるクソつまらない奴になる。
だからこそ、人間は満足しないで常に上を目指していかないといけないのだ。俺は実際クソつまらない人間になっていた。
俺は自分を見直してみた。
アーティストらしくないダラシない身体。欲望のままに食べ、飲み、吸いまくった結果だ。
豪快でいいのかもしれないが、その贅肉だらけの心とカラダでは夢を見る権利もない気がしてきた。
俺が好きなアーティストは、口だけではなく、見えない地味な努力をしていたのだ。
俺は自分を変えるために、走り出した。そして、鍛えてみた。実際にやってみると、妥協点を探してる自分に会った。そういった時には、何度も自分に
「いつもビビって変わらねえ弱虫だな」と言い続けた。まだトレーニングは続いている。(YouTubeで番組やってるのでそちらでやります!)
ジャマイカに行く前に、アーティストらしくなるのが先だと思い、とにかく自己開発に励んだ。
すると、ネガティブな気持ちは一切なくなり、全て可能な気がしてきた。そして、周りに対する意識変わってきた。自分が変わらないと世界は変わらないのだ。
努力をしていたら、bujuの息子マーカスから「新しいriddim に乗ってくれや」
と言われた。deejay 魂にまた火がついた。やはり準備をすると、宇宙がチャンスをくれる気がする。
この曲を必ず取ってまたジャマイカに行くぞ!
やはりラガの神が俺に、まだかませや!といっている気がした。
俺はまたスターになるため燃えていた。
そのマーカスとの曲はこちらからダウンロード出来まっせ!

