犬神家 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

犬神家

 

最初に犬神家を見たのは1976年。

島田陽子のはかなげな美しさはいまだに忘れ難い。

本当に、はかないのだ。

薄幸感あふれて。

 

そして生首菊人形のシーンと地井武男さん。

地井さんはどうしようもない悪役というイメージが強くって、「黄金の犬」をはじめ、度々、ケダモノのように島田陽子に襲い掛かるイメージが強い(笑)。

若い頃の表情には邪悪感満載だし。

何年か後の散歩して茶の間の人気者って想像できない。

「太陽にほえろ」出演がポイント化。

あれに出てからなんかイメージが変わったというか。

こういうポジションで、悪役のマイナーな人をセッティングしてほしいなぁ(笑)。

 

今井健二内田稔団巌手塚しげお石山雄大河原崎次郎江角英明成瀬正孝

...ほぼ鬼門じゃん(笑)!!

 

さてその犬神家も、テレビなんかでもたびたび映像化されてはいるが、やはり最初のバージョンが、もう絶対領域を突破している感が否めないので、越えることは難しかろう。

市川監督自身がリメイクしたバージョンも、なんか、って感じだった。

本家取りって、はたから思うよりも困難なのだろう。