日本一の日雇い人夫
巨人の星の第10話「日本一の日雇い人夫」は長らく語り継がれている放禁エピソードだ。
ざっくり言うと、この回は、星飛雄馬がブルジョワ名門・青雲高校をお受験するというエピソード。
パッチワークまみれなボロ服を着た、荒川区の下町の貧乏中学生が青雲を受験したことに驚く面接官(笑)。
「どぶの匂いがしますなぁ」
「親は何をやっているんだ?どうせ大したことをやっとりゃせんじゃろうが」
って...差別丸出しの発言。
で、それに対して飛雄馬は4回
「僕の父は日本一の日雇い人夫です!」
と返答する。
それを聞いた面接官は葉巻を口から吹き出しながら、
前代未聞だ、日雇いの息子が星雲にやって来るとは、はははは。
と大笑いするという。
トンデモな場面だ。
現在「日雇人夫」は職業差別につながるとして音声削除措置が講じられている。
第10話のタイトルも「日本一の父 一徹」に変更されているそうだ。
ただし、その全話の予告編では「次週『日本一の日雇い人夫』にご期待ください」と、変更し忘れていることが超おまぬけだとか(笑)。
やるなら徹底しろ。
ちなみに現在「一見労務者風」「土方」はアウト。建設作業員に換言されているそうだ。
青雲高校柔道部主将で、のちにバッテリーを組む愛妻・伴宙太の父も、PTA会長としてこの面接官の中にいる。
妖怪人間ベム第4話「せむし男と人塊」は「人塊」に。
シルバー仮面第17話「シルバーめくら手裏剣」は「大阪SOS]にタイトル変更されたという話も有名。