日本一の日雇い人夫 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

 

日本一の日雇い人夫

 

巨人の星の第10話「日本一の日雇い人夫」は長らく語り継がれている放禁エピソードだ。

ざっくり言うと、この回は、星飛雄馬がブルジョワ名門・青雲高校をお受験するというエピソード。

パッチワークまみれなボロ服を着た、荒川区の下町の貧乏中学生が青雲を受験したことに驚く面接官(笑)。

 

「どぶの匂いがしますなぁ」

「親は何をやっているんだ?どうせ大したことをやっとりゃせんじゃろうが」

って...差別丸出しの発言。

 

で、それに対して飛雄馬は4回

「僕の父は日本一の日雇い人夫です!」

と返答する。

 

それを聞いた面接官は葉巻を口から吹き出しながら、

前代未聞だ、日雇いの息子が星雲にやって来るとは、はははは。

と大笑いするという。

 

トンデモな場面だ。

 

現在「日雇人夫」は職業差別につながるとして音声削除措置が講じられている。

第10話のタイトルも「日本一の父 一徹」に変更されているそうだ。

ただし、その全話の予告編では「次週『日本一の日雇い人夫』にご期待ください」と、変更し忘れていることが超おまぬけだとか(笑)。

やるなら徹底しろ。

 

ちなみに現在「一見労務者風」「土方」はアウト。建設作業員に換言されているそうだ。

 

青雲高校柔道部主将で、のちにバッテリーを組む愛妻・伴宙太の父も、PTA会長としてこの面接官の中にいる。

 

妖怪人間ベム第4話「せむし男と人塊」は「人塊」に。

シルバー仮面第17話「シルバーめくら手裏剣」は「大阪SOS]にタイトル変更されたという話も有名。