伊藤公紀 the原爆オナニーズ | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

 

 

 

 

伊藤公紀

 

伊藤公紀の本を読んだ。

キリマンジャロの雪が解けた理由は、実は地球温暖化にあらず、ただ「湿度」が何らかの理由により低くなり、それにより雪や氷が昇華、つまり水蒸気になってしまったということなのではなかろうかという説を訴えた。

この人のひだまり効果疑惑もとても興味深い。これは、気温は公式的に、気象庁が白いペンキ塗りの百葉箱を各場所に設定し、温度測定を測定することになっている。しかし、今はヒートアイランド現象により、百葉箱の設置場所も相当な温度になっており、これが本当に公式の数字として認めていいのか疑わしいというものである。

そう、芝生の上に建てられた異常に日当たりの良いところで、風通しも全くない日もあり、当然気温は、実際以上にかなり上がることが簡単に予測できよう。

陽だまりに放置された、真夏の車のハンドルのあの暑さ。

本当のところはどうなんだろうか。

 

 

 
 

 

日本のパンクをけん引してきたバンド、the原爆オナニーズのベスト盤だ。

2004年発売。

 

なんてひどいバンド名だ、

日本の恥だ、許さない!絶対に

 

バンド名を初めて聞いた人の、ごく一般的な、包み隠さぬ正直なところの感想かもしれない。

 

唯一の被爆国である日本人として、決して許すことのできないゴロ合わせによって出来上がったこのバンド名の持つ意味とは、結成20年たった今でも、前出の如くバンド結成時と同じように感じる人がいる限り、常に問題意識を定義していることであり、それはとっても有効だと思う。

逆説的な、アジテーション。

 

1963年12月、5歳の時に広島に行ったときに受けた衝撃を私は決して忘れない。

 

vocal、リーダーのTAYLOWはそう記している。

 

 

 

 

 

 

阿部勤也先生の本に書いてあったが、日本には独立した個人というものが存在せず、あるのは世間だけとの関係だという。

集団からの逸脱意見を決して許さず、群れから離れた存在はガン無視。

集団で徹底的に痛めつけ、精神的な攻撃も容赦がない。

逸脱者を徹底的に片隅に追いやり蓋をする。

...という冷血社会なのだ。日本特有のものだと、我も思う。