名もなき兵士
追う男
「誇りの報酬」が「俺たちの勲章パート2」、だったことは周知の事実。
当然、中村雅俊と優作、だったはずだが、しばらく刑事ものはやりたくねえんだとこのオファーを蹴ったことも有名な話。
代役として根津甚八をキャストして、結果的に一年続く大ヒットドラマとなった。
優作だったら、たぶん、内容を凝縮させての当初予定の半年で終わったいただろう。
そんな気がする。
優作は太く短くタイプであり、細く長くは合わないのでは。
そもそも一年集中力が続きにくい気がする(笑)。
で、オファーを蹴った翌年の「追う男」。
これは薬師丸ひろ子と共演した映画「探偵物語」以来、テレビでは工藤俊作の「探偵物語」以来の探偵ものだ。
このドラマ人間模様シリーズはどれもこれも濃厚で、NHKが本気を出せばこれくらいのものはポンと製作できるという証左だ。
で、本編は4回続きなのだが、特にあのシーン。
そう、烏丸せつこと優作に一対一のやり取りが秀逸。
烏丸、いい役者になった。スキャンダルは芸の肥やし。
で、今なお、時々ドラマなんかで圧倒的存在感を放つこともないが、ジワリとくる存在感を見せている現役。
磯山さやかの母って感じの風貌もまた麗しい。
ドラマ内で國村準も発見!
ブラックレインでも共演してたっけ。
さよならを言うことは、わずかの間、死ぬということだ。
Jアルフレッド・プルフロック
一応、世界の常識
シンガポールにあった旧フォード博物館では日本軍占領の様子が「恐怖の体制」と紹介してあるそうだ。
「強姦」「慰安所への強制連行」「さらし首」「赤ちゃん放り投げて銃剣で突き刺す」といった目を覆っても足りないほどの旧日本軍による残虐行為が紹介されているという。
タイ・カンチャナブリの「死の鉄道博物館」でも日本軍による捕虜虐待の様子が紹介され、「日本軍の性奴隷」をめぐる書物が発売されている。
なのに、嘘をついて事実無根とか、往生際が悪すぎて、なんかダサい。
もうやめませんか、そういうこと?