大空港、Gメン75 共感と嫌悪感、道徳と嫌悪 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
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集団を見ても、私は決して行動しません

マザー・テレサ

 

 

 

大空港

 

1970年公開のアメリカ映画と同名。

1978年(昭和53年)7月24日から1980年(昭和55年)3月24日に放送されたフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ。

1992年にテレビ朝日で放送された『大空港`92』、2013年にWOWOWで放送された『大空港2013』は本作と一切関係ない。

 

中村雅俊、片平なぎさ、田中邦衛、ホーンユキ、岡本富士太、高岡健二、永島敏行、鶴田浩二、石川さゆり、黒沢年男、緒形拳などそうそうたる出演者。

1年半の放送期間中、出演者の降板が4名、新加入が5名

殉職者の数も半端ない(笑)。

 

 

とにかく殉職者が多すぎる感じ。

小型セスナ内で犯人と銃撃戦の挙句、墜落殉職した鯉沼刑事役・中村雅俊が青春ドラマ調で熱いっす。

印象深い。

 

番組違いだが、Gメン75の関屋刑事役・原田大二郎の殉職シーンもすごかった。

犯人と屋上で相撃ち。

犯人はぶっ倒れ関屋は大丈夫かと思われた最中、前のめりに倒れる。

壁には血痕が。

そこにスーパー「関屋刑事殉職」というスーパーがかぶさり、いきなりエンディングテーマへとなだれ込み唐突終了。

 

原田さんは役柄的に走り回らせれ、しかも膝かどこかを疲労骨折しているにもかかわらず走らされて、そのことが重荷になり、嫌気がさし、ノイローゼになっていたそうだ。

まあ、殉職を用いた降板劇ですな。

 

 

 

 

 

 

共感と嫌悪感、道徳と嫌悪 カニバリズムの観点から

 

みんなそれぞれが密接につながっているといわれる。

人は道徳的に反感を覚えるもの、つまり自分の誠実性を損なおうとするようなものを食べることを考えたときに嫌悪を抱くという。

 

共感は大いに道徳の感覚に訴える。

一方、嫌悪は道徳の情緒的な側面だともいえる。

自分と相手を、どれほど同一視するかの度合いによって、相手に対する共感度が決まるので、共感度の強度によって、(例えば相手を食べたときなどにどれだけ嫌悪するかなど)嫌悪感は決まるといえるのだ。

同一視と共感が嫌悪を生むということである。